Webサイトの購読行動とソーシャルメディア活用の調査 

2015年06月10日
ブレインネットプレス編集部は、「Webサイトの購読行動とソーシャルメディア活用の調査」を実施。キュレーションメディアの利用率やブックマークの活用、SNS上のコンテンツ消費について、一般ユーザーを対象に調査しています。

【調査結果】

情報収集に役立つツール・メディアは圧倒的にパソコン

ビジネスとプライベートに分け、情報収集に「もっとも役に立つ」と思うツール、メディアを聞きました。いずれも、パソコンが約60%に達し1位。年代別では20代のプライベート情報収集でスマホが30%を超え、他の年代と顕著な違いを見せました。
なお、デバイス保有率はスマートフォンがほぼ半数(iPhone/その他スマートフォンの重複ユーザーを除く)。ノートパソコンは70%以上に達しました。パソコンは世帯所有も見込まれるため高い率となりましたが、まだまだ情報収集のツールとして活用されていることがわかります。20%に迫るタブレットも、今後見逃せないツールです。

キュレーションアプリの利用は、スマホユーザーの6人に1人

スマホユーザーのうち、主要キュレーションアプリ(スマートニュース/グノシー/アンテナ/ニューズピックス)のいずれかを利用している回答者は15.9%。サービス別では11.1%のスマートニュースがトップとなりました。
対して、ソーシャルメディアでは3割近いスマホユーザーがFacebookアプリを活用。LINEは半数を超えています。

よくアクセスするサイトは「Yahoo!」のひとり勝ち

回答者全員によくアクセスするサイトを自由回答で記入してもらったところ、「Yahoo!」を挙げた人が150人以上(全回答者406人中)。2位のGoogleをダブルスコア以上で引き離すなど、他を圧倒する得票となりました。

サイトの購読方法はお気に入りが大多数、次いでサイト名検索

では、よくアクセスするサイトへはどのようにアクセスしているのか? パソコン、スマホともに80%以上のユーザーが「ブラウザのお気に入り」を活用すると答えました。次いで「サイト名検索」となり、スマホでは15%に達しました。
スマホの場合、アプリからWebコンテンツへの流入が予想されますが、ユーザーが「Webサイト」と認識していない可能性が大きいため、選択肢から省きました。
メルマガはパソコンで10%を超えて存在感を見せましたが、スマホに関しては半減しています。キャリアメールがアプリに取って代わり、メルマガ自体が読まれなくなったことが大きな要因と考えられます。

1日5回以上検索するユーザー、パソコンは半数、スマホは40%超

パソコンで1日に20回以上検索する人はおよそ20%。項目上は「1日に2~4回検索する」の回答が最も多くなりましたが、5回以上の人を合計するとほぼ半数に。
スマホはやや検索回数が少ない傾向がありますが、それでも1日5回以上が40%を超えています。
スマホの検索利用は、今後増えることはあっても、大きく減ることはないと予測できます。年代別に見ると20代が活発に検索しており(詳細はお問い合わせください)、デバイスの大画面化/音声検索の進化などで入力性の向上が見込まれるためです。

FacebookのインフルエンサーはTwitterより3割多い

SNSで影響力を持つインフルエンサーの実態を、情報を受け取る側の意識から調べました。「いつもよい情報を発信してくれる」と思う特定のユーザーが何人いますか? と、数字の自由記入で質問。Facebookユーザーは平均約16人、Twitterユーザーは約12人となり3割程度の差がでました。

SNSでクリックするコンテンツは1日2つ以下、シェアするのは3本に1本

「Q.SNSのフィードには、さまざまなWebサイト、Webメディア、ブログのリンクが挿入されています。それらのリンクを1日に何回クリックしますか?」と質問。全回答者の平均は1日1.62回、そのうち、さらにシェアするのは0.56回にとどまりました。
上記は非SNSユーザーも含んでいるので、参考までFacebook、Twitterのどちらかを活用するユーザーに絞ったのが次の[図10]です。1日にリンクをクリックするのは3.05回、シェアするのは1.10回となりました。

SNSから1週間以内にアクセスしたコンテンツ、記憶されるのは2つだけ

SNSが浸透しているとはいえ、外部コンテンツへのアクセスは限定的です。そのうち、記憶されるコンテンツとなれば、さらに狭き門となります。Facebookからアクセスしたページの中で、内容を覚えているのは1週間で平均2.30個(Facebookユーザー対象)。Twitter経由では2.05個となりました(Twitterユーザー対象)。
年代別に見ると、60代は特にコンテンツを記憶する確率が高いことがわかります。反対に、30~40代は値が顕著に下がります。


【調査概要】
期間:2015年6月
対象:20代以上の男女
人数:406人
方法:インターネットアンケート

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