国際情勢に対する関心の変化についての調査(グローバル調査) 

2015年06月09日
BBCワールドニュースは、国際情勢に対する関心の変化について、新たなグローバル調査結果を発表。

・BBCワールドニュースの調査によると、回答者のうち2/3が、「世界の他の地域のニュースについて、以前に比べてより自分に関係するように感じる」と回答

・テロリズム、紛争、健康、環境が、最大の関心事である

・回答者の半数以上が、国際ニュースについて家族や友人と議論

・38%がニュース報道を読むために、ソーシャルメディアを活用

・日本の回答者のうち、国際ニュースに関心がないと答えた人は3%に留まる


この度のグローバル調査によると、69%の人々が、世界の出来事に対して「これまでになく興味がある」と答えました。日本においては「これまでになく興味がある」と答えた人は75%に上り、世界のニュースに「興味がない」と答えたのはわずか3%に留まる結果となりました。

調査対象国の平均として関心が高かったのは、テロリズム(70%)、戦争/紛争(59%)、健康(55%)、環境(52%)についてのニュースでした。日本の回答者においても、同様の関心傾向が見られましたが、テロリズムに関するニュースについては、日本が調査国の中で最も強い反応を示し、81%の人々が関心あると答えました。

調査対象8か国のうち5か国でテロリズムに対する関心が最も高い一方、南アフリカでは汚職問題(65%)、香港では健康(71% )、そしてドイツでは戦争/紛争(73%)が最大の関心事という調査結果になりました。

また、「世界の他の地域のニュースについて、以前に比べてより自分に関係するように感じる」と答えたのは、全回答者のおおよそ2/3 (64%)にのぼりました。

今回の調査により、人々が世界中で何が起きているかの情報を得て(68%)、それを理解する(62%)上で、国際ニュースが重要な役割を果たしていることが明らかになりました。

グローバル化によって人々の関心や行動もますます変化しており、全世界の回答者のうち半数以上(55%)がこれまでよりも国際ニュースを注視していると回答。また、国際ニュース報道を見て家族や友人とそのニュースについて議論する(58%)とも答えています。しかしながら、日本の回答者は国際ニュースについて他者と議論する傾向が最も低く、世界平均よりも20%近く低い傾向にあります。(日本39% vs 世界平均58%)

さらに全体として、回答者の1/3 (36%)以上が自分の家族をどう守るべきか判断をするために国際ニュースを参考にすると回答。1/4(28%)以上が資金面での選択をする際に国際ニュースが役に立つと回答しました。また同程度の割合(26%)で、世界情勢のニュースを見て他者にアドバイスしたことがあると答えました。さらに、38%の人がより詳しくニュース報道について読むために、ソーシャルメディアを活用すると答えました。


調査は、2015年3月13日から25日にかけて、BBCワールドニュースの依頼を受けたYouGovによって実施。USA、ドイツ、日本、南アフリカ、オーストラリア、香港、シンガポール、インドの8か国の、国民母集団を代表するオンラインまたは都市在住の回答者。総回答者数は、7,691人の大人。
うち日本の総回答者数は、1,000人の大人で、調査はオンラインにて行われました。調査結果は日本の18歳以上の大人のオンライン利用総人口を代表するよう、重みづけしています。

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[PRTIMES]
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