肥満に関する調査 

2015年06月09日
総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングは、20歳~69歳の男女1000人を対象に「肥満」をテーマにしたインターネットリサーチを実施。

【調査背景】

年間約40兆円にも上る医療費の抑制を目的とした、新医療保険制度が可決されました。本新制度には、肥満改善時における保険料減額や健康器具の交付などを含む、予防・健康づくりにおけるインセンティブ付与が1つの項目として盛り込まれています。平成25年国民健康・栄養調査によると、成人男性の28.6%、成人女性の20.3%は肥満であり、特に男性の肥満の割合は増加傾向にあり、改善の兆しも見えないことから日本でも肥満は深刻な問題となっています。このような背景を受け、全国の男女1000人に対して「肥満」をテーマにした意識調査を行ないました。

【調査結果概要】

◆新医療保険制度の認知率の低さと、インセンティブ付与における肥満の人の肥満改善意欲が判明!
・新医療保険制度の認知率は全体のわずか9.1%
・予防・健康づくりにおける保険料減額、健康器具の交付などといったインセンティブ付与を受け、肥満対策を強化したいと回答した肥満の人は71.2%

◆肥満・健康対策は運動と食事の2択で食事派が55.4%で、最も摂取したい食品は「野菜」、飲料は「野菜ジュース」!
・結果に関わらず、これまでの肥満改善に取り組んだ肥満対象者の中で改善しなかった人は94.0%
・肥満・健康対策は、食事派が55.4%、運動派が44.6%
・食事で対策する場合、最も摂取した食品は「トマトやレタス等の野菜」(45.3%)、「タンパク質が豊富な大豆や肉類」(13.5%)、「野菜ジュース」(9.9%)
・ダイエットする場合、最も摂取したい飲料は「野菜ジュース」(23.7%)、「コーヒー」(21.3%)、「緑茶」(20.7%)
・食前の野菜摂取は、太る原因の1つとなる食後血統値の上昇やインシュリンの急激な分泌を制御する事実を受け、食前の野菜摂取を実施している、もしくは実践したいと回答した人は82.7%

◆パートナー、配偶者は肥満ではないほうがいい!
・肥満ではない人のうち77%は、自身のパートナー、もしくは配偶者は肥満ではないほうがいいと回答

◆肥満の人が最も嫌いな季節は夏であることが判明!
・「汗をかく」「水着が着られない」などの理由から、最も嫌いな季節は夏と答えた肥満の人は50.4%

【調査結果】

Q1. 2015年5月27日に参議院において可決された新医療保険制度を知っていますか。【n=1000 単数回答】
新医療保険制度について知っていると回答した人は全体のわずか9.1%で、認知率の低さが浮き彫りとなりました。

Q2.下記可決された新医療保険制度のうち、知っている項目はどれですか。
【n=91(Q1で知っていると回答した人)、複数回答】
新医療保険制度について知っていると回答した91人に、新制度で知っている項目をお聞きしたところ、「入院時の食事の引き上げ」(54.9%)、「紹介状なしでの大病院受診時における負担増」(42.9%)、月収121万円以上の会社員の保険料引き上げ」(40.7%)が上位という結果になりました。

肥満改善に関する調査結果

Q3. 新医療保険制度、特に予防・健康づくりにおける保険料減額、健康器具の交付といったインセンティブ付与を受けて、肥満対策を強化したいですか。【n=500(BMI値25以上の肥満の人)、単数回答】
新医療保険制度への認知度は全体のわずか9.1%でしたが、予防・健康づくりにおける保険料減額、健康器具の交付といったインセンティブ付与を受け、肥満対策を強化したいと回答した肥満の人は71.2%にも上りました。この結果より、新医療保険制度導入をきっかけとした肥満の人の肥満対策への意欲が見受けられました。

Q4. 結果に関わらず、肥満改善に取り組んだことはありますか。
【n=500(BMI値25以上の肥満の人)、単数回答】
Q5. 肥満改善に取り組んで、改善しなかった理由についてお答えください。
【n=350(Q4ではいと回答した人)、複数回答】
結果に関わらず肥満改善に取り組んだことのある人は70.0%にも上り、改善を試みたが結果がでなかった人は94.0%もいることが分かりました。肥満が改善しなかった主な理由は、「意志が続かなかった」(37.2%)、「なかなか体重が落ちず、途中で挫折してしまった」(35.6%)、「面倒になってしまった」(34.0%)が上位で、多くの人がダイエット挫折者となってしまっていることが分かりました。

Q6. 肥満・健康対策にあたって食事と運動のどちらで対策したい・対策していますか。【n=1000、単数回答】
肥満・健康対策は、食事派が55.4%、運動派が44.6%で、食事派がやや優勢という結果になりました。

Q7. 食事で対策する場合、最も摂りたい食品をお答え下さい。
【n=554(Q5で食事と回答した人)、単数回答】
食事で対策する場合、最も摂りたい食品は「トマトやレタス等の野菜」(45.3%)、「タンパク質が豊富な大豆や肉類」(13.5%)、「野菜ジュース」(9.9%)という結果になりました。

Q8. 食事で対策する場合、どのようなことを最も意識して食事を摂りたいですか。【n=554(Q5で食事と回答した人)、単数回答】
食事で対策する場合、最も意識したいことの1位は「野菜を多めに摂取する」(37.4%)という結果になりました。

Q9. 運動で対策する場合、どのような運動を最も行いたいですか。
【n=446(Q5で運動と回答した人)、単数回答】
運動で対策する場合、最も行いたい運動の1位は「ウォーキング」(49.3%)という結果になりました。

Q10. 野菜を食前に摂取すると、食後の血糖値の上昇とインシュリンの急激な分泌が抑制され、太りにくい体になるということを知っていますか。【n=1000、単数回答】
食前の野菜摂取は、食後の血糖値の上昇とインシュリンの急激な分泌を制御し、太りにくい体づくりをサポートしてくれるという事実を知っていた人は55.3%でした。

Q11. Q9の食前の野菜摂取の効果を聞いて、実践してみたいと思いますか。
【n=1000、単数回答】
食前の野菜摂取の効果を聞いて、実践している、もしくは実践したいと回答した人は82.7%にも上りました。

Q12. ダイエットする際に、最も飲みたい飲み物は何ですか。【n=1000、単数回答】
ダイエットする際に最も飲みたい飲み物をお聞きしたところ、「野菜ジュース」(23.7%)が1位という結果になりました。
肥満対策にあたって、野菜を多めに摂ることを意識したい、野菜ジュースを飲みたいという意見が最も多く、また食前の野菜摂取を実践している人、実践したい人という声も多く、野菜、野菜ジュースでの肥満・健康対策に注目している人が多くいることが分かりました。


【調査概要】
調査の方法:株式会社ネオマーケティングの運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の男女20歳~69歳を対象に実施
有効回答数:1000人(各性別・世代、肥満の人[BMI数値25以上]と肥満ではない人[BMI数値25未満]各50名)
調査実施日:2015年5月29日(金)~2015年6月1日(月)

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