自転車利用と自転車保険に関するアンケート調査 

2015年06月02日
保険クリニックは、自転車利用と自転車保険に関するアンケート調査を実施。

【調査結果概要】

・歩行者の立場で、自転車が恐いと思った事がある人は500人中335人(67%)で、「接触しそうになった」約53%(179人)の他、「スピード・飛び出し・信号無視」が75.8%(254人)いました。

・自転車に乗る215人(76.5%)がヒヤリとした経験があり、それは「車・歩行者・自転車と接触しそうになった」が80%を占めました。実際に事故をしてしまった人も41人(19%)いることが分かりました。

・自転車に乗っている人の保険加入状況は、医療保険のみの加入もしくは保険に加入していないために、事故の相手に対する賠償金が保険で補填できない人が202人(71.8%)もいることが分かりました。

・今後保険に加入したいと考えている人は、「月100円まで」「月500円まで」だったら加入するという回答が同数でそれぞれ40.7%ずつでした。


【調査結果抜粋】

Q.歩いていて、自転車が恐いと思ったことはありますか。それはどんな時でしたか(複数回答可)。

  ある  67.0%
  ない  33.0%

  脇道から自転車が飛び出してきた    183人
  自転車と接触しそうになった      179人
  歩道を猛スピードで走っている     169人
  携帯電話を使いながら運転している   161人
  2台以上で並走している         146人
  横断歩道で自転車が信号無視してきた  106人
  ベルを鳴らされてびっくりした       69人
  目の前で自転車が横転した         28人
  自転車事故にあった            17人
  その他                 3人

歩行中に自転車が恐いと思ったことがあるかを聞いたところ、335人(67%)があると回答しました。その内容を聞くと、「歩いていて自転車と接触しそうになった」人は約53%(179人)。「スピード・飛び出し・信号無視で恐いと思った」人は75.8%(254人)いる事が分かりました。他にも携帯電話を操作しながらわき見運転していたり、2台以上で並走していたりと、自転車のマナー違反が上位にランクされました。「自動車と同様、一時停止をすること」「歩道ではなく車道を走ること」「歩道を通行する場合は、歩行者に注意して徐行すること」など、上記項目は改正された道路交通法で罰則の対象として明記されています。これらをきちんと守ることで、歩行者が恐い思いをせず安全に通行することができます。

Q.自転車に乗っていてヒヤリとしたことはありますか。それはどんな時でしたか(複数回答可)。

  ある  76.5%
  ない  23.5%

  車と接触しそうになった         113人
  歩行者と接触しそうになった        98人
  自転車同士で接触しそうになった      83人
  タイヤがパンクした            59人
  建造物にぶつかりそうになった       35人
  自転車の盗難にあった           35人
  自転車同士で衝突した           28人
  単独で事故にあった            19人
  車と衝突した               16人
  ブレーキが故障してぶつかりそうになった    8人
  歩行者と衝突した               5人
  ひったくりにあった              5人
  その他                    4人

500人に自転車利用について聞いたところ、281人(56.2%)が自転車を利用していることが分かりました。そのほとんどが1人1台、自分の自転車を所有しています。その利用状況は、週に2~3回またはほぼ毎日、買い物のために利用している、ということが分かりました。週に1回以上利用しているのは、189人(67.3%)でした。
自転車を利用している281人に、自転車に乗っていてヒヤリとした経験があるか聞いたところ215人(76.5%)があると回答しました。
その内容は、大半を占めたのが車や自転車、歩行者とぶつかりそうになった経験がある人が172人(80%)、実際に事故をしてしまった人も41人(19%)いることが分かりました。

Q.自転車保険、個人賠償責任保険または医療保険等に加入していますか(複数回答可)。

  自転車保険に加入している      13.6%
  個人賠償責任保険に加入している   14.2%
  医療保険・傷害保険に加入している  26.3%
  保険には加入していない       45.9%

約72%は賠償金が保険でカバーできない!
自転車に乗っている281人の保険加入状況について聞いたところ、医療保険のみもしくは保険に加入していない人が202人(71.8%)もいる事が分かりました。
医療保険ではご自身の治療に関する保障はあっても、他人にケガをさせてしまった場合の保障はありません。
近年では自転車事故で数千万単位の高額な賠償金を支払う事例が増えています。安全に通行するためのマナーを守ることだけでなく、万一のために自転車保険や個人賠償責任保険への加入は自転車を利用する人の最低限のマナーではないでしょうか。

Q.いくらだったら保険に加入しますか。

  月100円まで   40.7%
  月500円まで   40.7%
  月1,000円まで  16.5%
  月1,500円まで   1.1%
  月2,000円まで    1.1%

前問で賠償金を補填する保険に加入していない202人のうち保険に加入したいと考えている91人に、月の保険料がいくらまでなら加入するか聞いたところ、月500円以内なら54人(約59%)が加入することが分かりました。
近年、各損害保険会社で様々な自転車保険が発売されています。事故による自身の死亡・入院の保障と日常生活における賠償責任の補償がセットになった一般的な自転車保険では、年間保険料4,000円代から準備することができ、「月500円まで」またはそれ以上を予算と考えている方にとっても加入しやすい保険料ということが分かります。
また、個人賠償責任保険は、既に加入中の保険に付加されている場合もありますので、一度ご家族の保険の内容をチェックしてみてはいかがでしょうか。


『保険クリニック調べ』

【調査方法】
サンプル数 : 500 名(男性250 名、女性250 名)
年齢: 20歳~60歳
調査方法: Web アンケート
調査期間: 2015 年4月1日~4月3日

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