「グローバル都市指標」調査 

2015年05月21日
経営コンサルティング会社A.T. カーニーは、今年で5回目となる「グローバル都市指標」調査を実施し、世界の都市のグローバル度ランキングを発表した。
上位の都市は前回、前々回と変わらず、ニューヨーク、ロンドン、パリに続き東京は4位にランク入り。また、今回より将来性の分析に基づくランキング「グローバル都市展望2015」を、同時に発表した。

本グローバル・シティ(The Global Cities)は、2つの調査から構成されている。

グローバル・シティ・インデックス(グローバル都市指標)2015調査(以下、GCI)は、2008年より始まり、今回で5回目を数える。全世界125の都市を、「ビジネス活動」「人的資源」「情報流通」「文化的経験」「政治的関与」の5つの観点から総合的に評価したもの。 上位5都市は調査開始当初より過去5回にわたり変動していない。

順位 - 都市名
1 ニューヨーク
2 ロンドン
3 パリ
4 東京
5 香港
6 ロサンゼルス
7 シカゴ
8 シンガポール
9 北京
10 ワシントンDC

◆ もうひとつの指標、グローバル・シティ・アウトルック(グローバル都市展望)2015調査(以下、GCO)は、今年から始まったもので、全世界125の都市を、「個人の幸福度」「経済」「イノベーション(革新性)」「ガバナンス(意志決定と行動)」の4つの観点から将来的有望性を評価したものである。

順位 - 都市名
1 サンフランシスコ
2 ロンドン
3 ボストン
4 ニューヨーク
5 チューリッヒ
6 ヒューストン
7 ミュンヘン
8 ストックホルム
9 アムステルダム
10 ソウル


グローバル・シティ(The Global Cities)2015調査結果の概要

都市間の国際力競争は激化しており、2008年の調査開始以来、GCIスコアの平均点は10パーセントも上昇している。つまり、前回並みのスコアを維持しているだけでは相対的にランクを落とすことになる。

上位にランク入りしている都市を北米と欧州で比較してみると、GCIでは欧州勢が優勢ではあるが、将来の有望性、特にイノベーションにおいて評価されるGCOに多くランク入りしているのは北米のほうである。  アジアの大国を比べてみると、数都市がランク入りしている中国のほうがインドよりも今のところ優勢にみえるが将来的には拮抗するであろう。

本調査の方法論

GCIは、「ビジネス活動」「人的資産」「情報流通」「文化的経験」「政治的関与」という5つの観点、27の評価項目から各都市にスコアをつけ、全世界125都市をランク付けしている。

GCOは、全世界125の都市を、「個人の幸福度」「経済」「イノベーション(革新性)」「ガバナンス(意志決定と行動)」の4つの観点、13の主要指標で過去5年間の傾向、さらに2024年までの見通しを鑑みて各都市にスコアをつけ、この先10-20年の間にグローバルにおけるその都市の地位が向上する将来的有望性を評価したものである。

この調査により、グローバル都市について次のような見方を得ることができる。
● 現在の実績および将来的な可能性についての展望の両方を提供
● 過去6年の調査結果から傾向を特定
● 全世界の代表的な125都市のパフォーマンスを分析
● 各都市を総合的な評価項目・指標で評価

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ドリームニュース]
 マイページ TOP