国内クラウド市場 セキュリティに関する意識調査 vol.2 

2015年05月29日
cloudpackが立ち上げた、国内クラウド市場における企業ユーザー動向を定期的に調査・発信していく調査機関『クラウド総研』は、「国内クラウド市場 セキュリティに関する意識調査」についての調査結果を発表。

第2弾となる今回の調査では、自社のICT投資額を把握し、ICTに関して決済権を持つ役職である全国1000名の20~60代の男女に対し、「セキュリティ製品・サービス選択に関する意識」についてインターネットによる調査を実施いたしました。

2015年3月~4月にインターネット調査にて実施。
※全国の法人において、自社の2013年~2015年のICT投資額を把握している(優先項目)、もしくは「取引しているベンダーの社名や依頼案件の概要」「現在社内で稼働しているシステムの稼働状況と社内評価」「現在自社が抱えるIT分野での悩み、今後の計画」について把握している、次長・課長以上の1000名を対象として実施。

【調査結果概要】

企業のパブリック・クラウドセキュリティに関する実態・意識調査

Q1において、セキュリティ製品・サービスを選ぶ際に重視する点を尋ねたところ、全体では、「実績」が55.0%で最も高く、次いで「サポートする技術や知識の幅広さ(46.1%)」「わかりやすい料金体系(38.9%)」である。

Q2において、セキュリティ製品・サービスには何を期待しているか尋ねたところ、全体では、「運用とメンテナンスの機能性」が62.6%で最も高く、次いで「情報漏洩対策(55.1%)」「防御機能の充実性(53.5%)」である。

同じくQ2において、従業員規模別にみると、「1~10人」で「わかりやすい料金体系」「導入のしやすさ」、「1,001~2,000人」で「防御機能の充実性」が全体より10pt高いことが判明した。また、50人以下の企業では「操作、管理のしやすさ」「わかりやすい料金体系」「導入のしやすさ」が全体より5pt以上高くなっているが、101人以上の企業では5pt以上低くなる結果も出た。一方、「情報漏洩対策」「防御機能の充実性」は100人以下の企業では全体より低い結果となっているが、1001人以上の企業では5pt以上高くなるなど、企業規模によって重視する点が異なることが判明した。

Q3において、情報セキュリティの第三者認証の認知について尋ねたところ、全体では、「プライバシーマーク」が51.7%で最も高く、次いで「ISMS(35.1%)」「知っているものはない(34.4%)」である。

前問Q3で「認知している」と選択された第三者認証のうち、サービス選択の際に参考とするものは何か尋ねたところ(Q4)、全体では、「プライバシーマーク」が47.9%で最も高く、次いで「ISMS(37.7%)」「参考とするものはない(27.1%)」である。

Q5において、「AWS/Azure/SoftLayerなどのクラウドサービスへ閉域網を使って、専用線で接続するサービスを知っていますか」という質問に対し、全体では、「知っているものはない」が46.2%で最も高く、次いで「Microsoft Azure(Azure)」が39.5%で続く。


「クラウド総研調べ」

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