2015年度 新入社員モチベーション調査 

2015年05月25日
リンクアンドモチベーション(LM)の研究機関『モチベーションエンジニアリング研究所』は、2015年の新入社員に対してモチベーションに関するアンケート調査を行いました。

【調査結果サマリー】

■入社する会社には満足しているが、働くリアリティは薄い(入社時の期待より)

4eyesのプロットは、「期待度」の高い項目ほど「満足度」が高い右肩上がりの状態となり、全体平均では、「満足度」が「期待度」を上回った。総じて自分の就職活動には満足し、納得のいく企業に入社しているものと考えられる。
具体的な項目で見ていくと、「INTER LINK」(期待度:高 満足度:高)には、「事業内容」「組織風土」「人的資源」があがり、「ICE BLOCK」(期待度:高 満足度:低)には「制度待遇」「仕事内容」があがった。イメージや雰囲気については共感しているものの、職場でどのような役割を具体的に担い、対価としての報酬を得ていくのかといった、働く「実態」に関する理解は薄い状態にあると考えられる。

■安定志向が強く、居心地のよさを重視する新入社員。現場との乖離は大きい(入社後の実態より)

「上司と部下の意思疎通」「休日・休暇や就業時間の実態」など、「居心地のよい職場」「無理なく働ける環境」に関する項目が上位を占めた。また、「事業の将来性や成長性」「経営陣の信頼性」など「将来の見通し」に関する項目も上位にあがった。
こうしたことから、今年の新入社員は、「居心地のよい安定した環境で、無理なく働きたい」と考える傾向にあると想定される。一方で、既存社員が感じている現状は、新入社員の期待と大きく乖離しており、「現実の職場」を受け入れさせるアプローチの重要度と難易度は極めて高いと推察される。


【調査概要】
・調査名称:「2015年度 新入社員モチベーション調査」
・調査方法:LM独自の「組織への所属動機となる8つのモチベーションファクター」をもとに構成された設問に対し無記名のマークシートにて回答
:設問内訳:全体68問。8つの「モチベーションファクター」ごとに設定された4項目、全32項目について、「どのくらい求めているか(=期待度)」「どのくらい満足しているか(=満足度)」で構成。全体的な「総合満足度」の4問を加え、5段階で回答。
・回答形式:無記名マークシート形式 ※設問項目に対し5段階にて回答
・対象人数:3,887名  ※2015年度入社の新入社員で、LMが提供する新入社員研修の受講者
・調査期間:2015年3月29日~4月15日

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[リンクアンドモチベーション]
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