梅雨の除菌対策に関する意識・実態調査(主婦対象) 

2015年05月25日
生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研は、主婦500名を対象に、梅雨の時期における菌や除菌に対する意識・実態についてアンケート調査を行いました。

【調査結果】

◆ 主婦の95%が「梅雨の時期に“菌”が気になる」、食中毒体験や看護師の声から明らかになる“菌”の恐怖

はじめに、「カビや食中毒菌などの“菌”への意識」について聞いたところ、「日頃から“菌”の存在が気になる」という主婦は72%と、7割を上回りました。また、普段は気にしていなくとも、23%の主婦は「梅雨の時期だけは“菌”の存在が気になる」と回答。両者を合わせると「梅雨の時期に“菌”の存在が気になる」という主婦は95%で、衛生面における主婦の意識の高さと、梅雨の時期における“菌”への不安の大きさを改めて確認できました。
実際に、「“菌”の怖さを感じたエピソード」を具体的に聞くと、「テレビやインターネットで様々な情報を目にして。(福島県・26歳)」、「看護師という職業柄、食中毒の怖さはよく耳にする。(埼玉県・27歳)」などの意見から、「“カンピロバクター”という菌で、家族全員が食中毒になったことがある。(神奈川県・39歳)」というように自らの体験を通じた意見まで、様々な声が寄せられました。

そこで、「現在、あなたは除菌対策を行っていますか?」とたずねたところ、「行っている」と回答した人は90%と、9割を占めます。主婦の多くが気になると回答した“菌”の存在。その対策には、やはり、多くの主婦たちが熱心に取り組んでいることが分かります。
次に、このように主婦たちが行っている除菌対策の内容について、詳しく調べました。
まず、「家庭において除菌対策が大切だと思うところ」を複数回答形式でたずねました。その結果、多くの人があげた上位2項目は「台所」(83%)と「食卓」(76%)。やはり、食に関わる場所の除菌対策は、ひと際重視されているようです。3位以降には、「トイレ」(73%)、「浴室」(65%)、「洗濯機」(63%)といった水周りに関連する回答が続きますが、一定数の主婦からは「カーペット」(37%)、「ソファ」(24%)といった回答もあげられ、除菌対策は家庭の様々なところで求められていることが分かります。

それでは、こうした家庭内の各ポイントについて、除菌対策はきちんと行われているのでしょうか。「実際に除菌対策を行っているところ」をたずねると、「家庭において除菌対策が大切だと思うところ」と同様に、「台所」(63%)、「食卓」(54%)、「トイレ」(52%)といった回答が上位にランクイン。 しかし、いずれも回答率は20%ほど下回ります。大切だとは思いつつも、実際には除菌対策が行き届いていないところが多いことが明らかになりました。

◆ 7割が「食卓に菌がいるのではないかと不安」… 主婦たちを疑心暗鬼にさせる、その悩みとは!?

このように、梅雨の時期に気になる“菌”については、主婦たちの意識の高さが明らかになったものの、家庭における除菌対策の実施については不十分な一面も見受けられました。
実際に、「あなたの家庭では、十分な除菌対策ができていると思いますか?」と聞くと、「できていると思う」という人は僅かに30%。7割の人は「自身の家庭における除菌対策が不十分である」ということを認識していることが分かりました。

その理由を探るために、除菌対策に関する悩みを自由回答形式で答えてもらいました。すると、「効果があるか不安。(東京都・47歳)」、「効果が目に見えないので難しい。(大阪府・49歳)」というように、効果に対して疑心暗鬼になる主婦たちの様子がうかがえました。除菌対策の難しさの一面としては、その効果を目で確かめられないという点があげられそうです。
こうした実態を表す一例として、除菌対策が重要なポイントとして上位にあがった食卓についてたずねたところ、「食卓に菌がいるのではないかと不安になることがある」という人は70%にものぼります。家庭内で行う除菌対策には、実施しやすく、かつ、効果の面で信頼できる方法が求められると言えるでしょう。

そこで、最後に、除菌対策に用いられる「除菌対策アイテム」について聞きました。「除菌対策グッズを選ぶ際に重視したいポイント」を複数回答形式で答えてもらったところ、最多の回答となったのは、84%が選んだ「使い勝手の良さ」。以下、「効果」(76%)、「身体への害が少ないこと」(70%)、「値段」(64%)と続きます。様々なポイントが求められる「除菌対策アイテム」ですが、リーズナブルながらも、利用のしやすさと効果を兼ね備えたアイテムが求められているようです。


【調査概要】
調査名:梅雨の除菌対策に関する意識・実態調査
調査対象:20代~40代の主婦 500名
調査期間:2015年4月27日(月)~2015年4月30日(木)
調査方法:インターネット調査

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[トレンド総研]
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