小学校での作文学習の状況についての意識調査(保護者対象) 

2015年05月21日
小学館集英社プロダクションの「ドラゼミ教育研究所」は、小学校での作文学習の状況について意識調査を実施。
調査期間は、2014年11月10日~2014年11月19日の10日間。調査対象は現在小学生でドラゼミを受講しているお子さんの保護者616名、ドラゼミに資料請求をされた方(お子さんが現在小学生)206名、計822名です。Web上にアンケートフォームを設置し、小学校での作文学習の状況について伺いました。

<調査結果>

【2人に1人のお子さんが「作文を書くことが嫌い・苦手」と回答】
今回のアンケートは小学生のお子さん方の作文学習の状況について調査したものです。
小学校における作文学習の頻度や、作文を書くタイミング、作文指導の満足度などについて、回答をいただきました。

<Q1.お子さんは作文を書くことが好きですか。>
「お子さんは作文を書くことが好きですか。」という質問には、全体の約半数にあたる391人が「嫌い・苦手」と回答しました。
何をテーマに書けば良いかわからなかったり、長い文章をなかなか書けなかったりして、苦戦しているお子さんが多いようです。

【全体の63%が「年に1回~4回しか作文を書かない」と回答】
「小学校で作文を書く機会はありますか。」という質問には、全体の88%にあたる723人が「はい」と回答しました。

<Q2.小学校で作文を書く機会はありますか。>
次に「小学校で作文を書く頻度」について尋ねたところ、全体の32%が「年に1回~2回」、31%が「年に3回~4回」と回答しました。月に一度以上の頻度で作文を書いているのは、全体の19%にとどまりました。

<Q3.小学校で作文を書く機会は年間でどれくらいありますか。>
続いて、自由記述式の質問で「小学校で作文を書くタイミング」について尋ねたところ、遠足や運動会など行事の後や、長期休みの後に書くという回答が多く見られました。

<Q4.小学校で作文を書くのはどういう時ですか。>

【全体の約65%が「作文学習の指導時間は不十分」と回答】
では、これら小学校における作文学習に関して、保護者の方はどのように感じていらっしゃるのでしょうか。

<Q5.小学校での作文指導についてどのように感じられていますか。>
作文学習は、個別の指導がなかなか難しく、学校の先生の方針によっても、バラつきが出がち。小学校での作文指導について、「大変満足している・満足している・やや満足している」と回答した方は35%。一方、「指導時間がやや不十分に感じる・指導時間が不十分に感じる」と回答した方は64%という結果になりました。
不十分に感じる理由について、自由回答形式で伺ったところ、「作文を書く授業時間が少なすぎる」「書く機会が少なく、組み立て方、まとめ方をよく理解していない」「作文を書いても添削はないし(漢字間違い程度の添削)、先生からのコメントも短い」「子どもの書く作文が、いつも単調である(今日~へ行きました、~をしました、楽しかったです、など)」といったコメントのほか、「長期休暇や特別な行事の時以外にも自由に自分の考えをまとめる機会が有っても良いと思う」といった意見も見られました。

今回の調査によって、小学校での作文学習の頻度や、どのようなタイミングで書くのか、がある程度見えてきました。
また、作文の指導時間に関するアンケートでは、小学校における作文指導をもっと充実させてほしい、子どもが作文を書く機会を増やしたい、という声が多く見られ、作文学習の重要性を感じている保護者が多いことがうかがえました。


【調査概要】
・調査目的:小学校での作文学習の状況把握、保護者・子どもの作文学習に対する意識把握
・調査地域:全国
・対象者 :ドラゼミを受講しているお子さんの保護者、ドラゼミに資料請求をされた方(どちらも、調査時点でお子さんが小学生)
・調査手法:Web上にアンケート入力ページを設置
・実施期間:2014年11月10日~2014年11月19日
・回答者数:ドラゼミ会員 616名/ドラゼミ資料請求者 206名(計822名)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
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