ウォーキングに関する調査 

2015年05月14日
インターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「歩数計・ウォーキング」についてアンケートを行い、ウォーキングに期待していること、歩数計・アプリの使用有無、歩数計を使用する理由、ウォーキングを始めて良かった・得したこと、などについてまとめました。
調査は2015年4月7日~4月17日にかけて実施し、DIMSDRIVEモニター5,776人から回答を得ています。

【調査結果サマリー】

● ニッポン「総運動不足」? 最も運動不足を感じているのは40代女性91.3%

● 「ウォーキング」を最もしているのは70代の男性

● 高齢になればなるほど、歩くことを意識している。70代以上では8割超。

● ウォーキングに期待することは?・・・「足腰を鍛える」「ダイエット」「メタボ予防」

● 男性は「時間や距離」を、女性は「その日の気分や天候」を目安にウォーキング

● 歩数計派?アプリ派?66.6%が歩数計派と回答。理由は”小型軽量で簡単”

● 歩数計やアプリでの”自己管理”。健康のバロメーターとなり、達成感を与えてくれる。

● 痩せた!リフレッシュした!新たな発見があった!などポジティブな回答が多数

● 高齢層の健康意識の高さはウォーキングの距離に反映されている?


【調査結果】

ニッポン「総運動不足」? 最も運動不足を感じているのは40代女性91.3%

■「運動不足」と感じているか
ふだん、“運動不足”と感じているかを尋ねた。
【全体】では、「とても感じている」49.3%、「やや感じている」34.7%、「あまり感じていない」16.0%、「全く感じていない」4.8%。「とても感じている」だけでも半数、「やや感じている」と合わせると84.0%と、8割以上を占めた。

<性年代別>
最も”運動不足”を感じている年代は「女性40代」91.3%と9割超であった。次いで「女性30代」88.5%、「女性50代」86.9%と、上位3位は全て【女性】であった。【男性】では「男性40代」84.8%、「男性50代」84.4%、「男性30代」84.1%と続き、ここまでは8割を超えている。最も“運動不足”を感じていない年代は「男性20代以下」70.4%であった。

「ウォーキング」を最もしているのは70代の男性

■普段行っているスポーツは?
普段行っているスポーツを尋ねたところ、最も多かったのは「ウォーキング」30.5%、次いで「ランニング・ジョギング」7.1%、「ゴルフ」6.8%と続いた。「ウォーキング」が3割の回答を集め、断トツであった。ただし、「特にしていない」は53.4%と、全体の半数以上は”何もしていない”ことが分かった。

<性年代別(TOP3・選択肢「その他」・特にしていない)>
性年代別にTOP3を見てみると、1位の「ウォーキング」については、男女ともに、ほぼ年代が上がるにつれ行っている人が増えている。(女性40代を除く)ウォーキングは年齢・性別に関係なく行えるスポーツのようだ。
2位の「ランニング・ジョギング」は【男性】では30代が最も行っている。【女性】では20代以下であった。
3位の「ゴルフ」においては、全ての年代で【男性】の方が多かった。「その他」は男女とも高齢層の回答が多かった。登山、筋トレ、スポーツジム、太極拳などの回答が目立った。(左記抜粋)
「特にしていない」はほとんどの年代でいずれのスポーツよりも回答が多かったが、【男性60代以上】に限り、「ウォーキング」の方が多かった。特に【男性70代】では52.5%と、半数を超えている。男性高齢層の健康志向の高さが伺える結果であった。

高齢になればなるほど、歩くことを意識している。70代以上では8割超。

■歩くことを意識している?
普段、歩くことを意識しているか。
【全体】の59.9%が「はい」と回答。6割が歩くことを意識している。

<男女別>
【男性】では63.8%、【女性】は53.7%が「はい」と回答している。男性の方が10ポイント、ふだんから歩くことを意識している人が多いことがわかった。

<運動不足と感じている度合い別>
歩くことを意識している割合は、運動不足だと【とても感じている】人では51.9%、【やや感じている】人では68.2%、【あまり感じていない】人では71.5%、【全く感じていない】人では54.3%であった。”運動不足をとても感じている人”と”運動不足を全く感じていない人”の意識している割合の差はあまりなかった。

<性年代別>
歩くことを意識している割合は、「ウォーキング」をしている割合と同様に男女とも高齢になればなるほど、回答が多くなっており、【男女70代以上】では、8割以上が意識していると回答している。【女性】については前問の「ウォーキング」実施割合よりも高めである。歩くことを意識して「ウォーキング」をしている人もいれば、日常の徒歩、散歩などをしながら歩くことを意識していることが伺える。

ウォーキングに期待することは?・・・「足腰を鍛える」「ダイエット」「メタボ予防」

■どんなことを期待・意識して歩いている?
“歩くことを意識している”と回答した人に、どんなことを期待・意識しているかを尋ねた。
最も多かったのは「足腰を鍛える」68.5%で、断トツであった。次に多かったのは「ダイエット」37.7%、「メタボ予防」32.8%と続いた。

<性年代別(TOP3)>
性年代別に見てみると、【女性30代】を除くすべての年代で「足腰を鍛える」が1位であった。【女性20代以下・30代】は「ダイエット」が1位であった。(女性20代は1位2位同率)2位については、【男性40代以下】と【女性20代以下・40・50代】は「ダイエット」、【男性50・60代】【女性60代】は「メタボ予防」、【男女70代以上】については「心肺機能強化」となっている。3位には「リフレッシュ・ストレス発散」が年代によってランクインした。また、唯一【女性70代以上】で「認知症予防」がランクインしている。
“足腰”や“心肺機能”など、鍛える目的と、“ダイエット”や“メタボ予防”などの美容・健康目的、“ストレス発散”というメンタルヘルス的な目的と、ウォーキングに期待することは多様且つ大きいようだ。

男性は「時間や距離」を、女性は「その日の気分や天候」を目安にウォーキング

■歩く際の目安
歩くことを意識している人に、“歩く際に目安にしていること”について尋ねた。

【全体】では「時間」35.4%、「距離」27.4%、「その日の気分」25.5%、「歩数」25.2%、「天候・気温」17.9%と続いた。「特にない」との回答も2割あった。

<性年代別(TOP3)>
性年代別でTOP3を見てみると、1位は「時間」か「その日の気分」がほとんどだったが、【男性30代】は「距離」、【女性70代以上】は「歩数」が1位となっている。【女性70代】の「歩数」は49.0%とほぼ半数、5割が目安にしていることがわかった。「距離」がTOP3に入っているのは【全年代の男性】と、【女性30代以下】、「天候・気温」が入っているのは【女性40代以上】となっている。【男性】は「時間」「歩数」「距離」など、“自分がどれだけ歩くか”という目標設定をするのに対し、【女性】は「その日の気分」や「天候・気温」などに左右される傾向が強い、という事がうかがえる

歩数計派?アプリ派?66.6%が歩数計派と回答。理由は”小型軽量で簡単”

■歩数計・スマホのアプリの使用有無
歩数計・万歩計、スマホのアプリなどを使用しているかどうか尋ねた。
【全体】では26.4%が「はい(使用している)」と回答している。4人に1人の割合であった。

<性年代別>
性年代別では、男女とも年代が上がるほど使用率が上がる傾向にある。特に70代以上では半数近くが「はい」と回答している。前出の”歩く際の目安”で「歩数」が1位だった【女性70代】が、実際歩数計やアプリを最も使用しているという結果に。

■歩数計派か、アプリ派か。
歩数計・万歩計、スマホのアプリなどを使用している人に、どちら派かを尋ねた。【全体】では66.6%が「歩数計派」と回答している。

<性年代別>
【男性30代】【女性30・40代】は半々の割合、それより年代が上がると「歩数計派」がぐっと増えている。

■歩数計派・アプリ派の理由
【歩数計派】”軽い”、”小型”といった持ち歩く際の手軽さにメリットを感じている回答、アプリ(そのアプリを搭載しているスマホ)に対しての持ち歩きにくさや、バッテリーへの不安といった回答があった。
【アプリ派】”スマホは必ず持ち歩くから”、”スマホ一つですむから”といった回答、”履歴がグラフになるので”、”後で時系列でデータを参照できるから”といった、データ管理のしやすさにメリットを感じているようである。

歩数計やアプリでの”自己管理”。健康のバロメーターとなり、達成感を与えてくれる。

■歩数計・スマホのアプリを使用している理由
歩数計・万歩計、スマホのアプリなどを使用している人に、その理由を尋ねた。
【全体】では91.9%が「自己管理のため(個人)」と回答している。

■”自己管理”の嬉しさ・楽しみは?
「自己管理」をする嬉しさ・楽しみについて、自由回答で尋ねた。
”健康が維持されていることの実感”、”1日どれだけ歩いたか目に見えるので達成感がある”など、具体的な数字で見られることで達成感を味わえることが、毎日続けていくための励みとなっているようである。

■”複数で情報を共有して競う”嬉しさ・楽しみは?
歩数計・アプリを使用して「複数で情報を共有している」人に、その嬉しさ・楽しみについて、自由回答で尋ねた。”競い合うことが楽しみでもある”、”お互いに見ているとヤル気が出てくるから。”など、複数で共有することで比較し、お互いの励みになっているという回答が複数あった。
また、見られていることでサボリにくくなる、といった効果もあるようである。

ウォーキングで痩せた!リフレッシュした!新たな発見があった!などポジティブな回答が多数

■ウォーキングを始めて良かったこと、得したことは?
ウォーキングをして良かったこと、得したことを尋ねた。
具体的に”痩せた”や”便秘解消”、”ストレス解消”など、健康面でのメリットが目立った。また、”人との出会い”や”、”新しい道やお店などの発見”、”季節を感じる”などといった、ウォーキングをしたことでおまけ的に得られた新たな出会い・気づきなど、日常を少し豊かにしてくれるメリットもあるようだ。

■ウォーキングの失敗談
ウォーキングの失敗談を尋ねた。
”調子に乗って歩きすぎてしまった”や、”ついつい買い物してしまった”、などの”うっかり”系の失敗談が多かった。また、”おなかが痛くなって困った”、”暑くて脱水症状になった”、”寒くて風邪をひいた”、”靴擦れをした”、”腰を痛めた”といった身体的な失敗談も多数あった。”道に迷った”、”不審者と間違えられた”、”にわか雨に遭ってずぶ濡れになった”など、ハプニング系の回答も目立った。


【調査概要】
調査方法 : インターネットを利用した市場調査
調査期間 : 2015年4月7日~4月17日
有効回答数 :DIMSDRIVEモニター 5,766人

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[インターワイヤード]
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