生活者総合ライフスタイル調査「CORE®」(“around50”世代女性の現状と意識②) 

2015年05月15日
リサーチ・アンド・ディベロプメントは、生活者総合ライフスタイル調査「CORE」のデータを基に、“around50”世代の女性にフォーカスし、彼女たちの現状と意識について分析したレポートを発表。

生活者総合ライフスタイル調査「CORE」は1982年以来、生活者意識のトレンドを追いかけています。COREスタートより32年、時代はめまぐるしく変化してきました。今回、COREスタート時に20才前後、COREと共に年を重ねたaround50世代にフォーカスした分析を行い、Hanako世代、バブル世代とも称されるaround50世代の女性について理解するためのレポートとしてまとめました。
今回は、本レポートの中から、一部をご紹介いたします。

【調査結果】

“新しいものに違和感を持たずに受け入れるaround50世代”
■around50女性は、スマートフォンが多数派の「スマホ浸透世代」。

around50(45~54才)女性のスマートフォン利用率は既に6割を超えており、ガラケー(従来型の携帯電話)よりもスマートフォン利用者が多数派となっている状況です。
一方、around60世代以上では、ガラケーとスマートフォンの利用率が逆転。スマートフォンの利用率は未だ低い状況であり、around50世代が“スマホ浸透世代”の上限となっています。
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“スマホは利用しているものの、情報検索はまだPCが中心なaround50女性”
■スマホはまだ使い慣れていない?見づらくて敬遠している?まだまだPC優位のネット利用環境

機器別でのインターネットサービスの利用状況では、若い世代ほど、ニュースや乗り換え、グルメ、ファッション情報など、手軽に情報を閲覧するツールとしてスマートフォンを活用しています。
一方、around50世代の女性は、全体を通してスマートフォンと比べてPCの利用率が高く、若い世代ほどのスマートフォンの活用にはまだ至っていない様子です。

R&D 発 世代インサイト

・スマホ浸透世代の上限は55才…ガラケーとスマホ利用率グラフの交点は、通常のように40代・50代・60代の括りで見ていたらなかなか探せないものでした。around50(45-54才)、around60(55-64才)という見方で、5才刻みでデータを見たからこその発見です。around50(45-54才)は「新人類」とも呼ばれ、新入社員の時には「一風変わった若者」扱いをされていた世代です。既存のものにとらわれず、新しいものを屈託なく取り入れていく世代のはしりと言えるでしょう。

・しかし新しいものを取り入れつつも、なかなか使いこなせてない現実もデータからみえてきます。この世代にネットを通じてコミュニケーションするならば、スマホやアプリ一辺倒ではちょっと厳しい様子です。新入社員時代には「新人類」と名付けられた世代は、「新」にはなりきれず、「新旧混合」がこの、around50世代のキーワードなのかもしれません。


【調査概要】
調査エリア:首都圏 40km圏
調査手法:訪問留置調査(一部郵送調査併用)
調査対象:18~79 歳男女個人
サンプル設計:3000 サンプル(回収ベース)
調査時期:毎年1回 10 月実施

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[リサーチ・アンド・ディベロプメント]
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