2016年卒マイナビ学生就職モニター調査 4月の活動状況 

2015年05月15日
マイナビは、2016年卒業予定の学生を対象とした「2016年卒マイナビ学生就職モニター調査 4月の活動状況」の結果を発表。なお、2016年卒の学生を対象とした「マイナビ学生就職モニター調査」は、前月に続き今回で2回目の発表となります。

【調査TOPICS】

4月は前月と比べ、「合同企業説明会への参加」及び「大学主催のガイダンスへの出席」が減少し、代わりにエントリーシート、適性検査、面接に関する活動が増加した。個別企業セミナーや面接への参加割合は、2015年卒1月(広報活動開始2カ月目)の数値を上回っており、学生の活動は、前年より早いスピードで、エントリーから個別企業セミナー参加や選考参加へシフトしていると考えられる。面接を受けた学生も、1次面接では全体の約3分の2、最終面接では約2割と、具体的な選考の進捗がうかがえる。また、企業に公開してほしいデータ・情報は、「今年度の採用予定人数」、「入社3年の離職率」、「面接・選考のポイント」、「残業・休日出勤の有無」が上位となり、女子は「産休や育休制度の利用率」や「勤務地」に特に着目していることが分かった。就活費用については、地方学生の「交通費・宿泊費」の平均が「関東」「関西」の学生の約2倍(32,124円)となった。

【調査結果の概要】

■ 1次面接を受けた学生は67.2%と全体の約3分の2。最終面接経験者も約2割

4月の活動状況を3月と比較すると、「合同企業説明会への参加」及び「大学主催のガイダンスへの出席」が大幅に減少し、エントリーシート、適性検査、面接に関する活動が増加した。個別企業セミナーに関しては、「参加予定の日程がある」(前月比3.4pt減の85.8%)、「実際に参加した」(前月比2.8pt増の89.5%)と、3月と同様に高い活動割合を示しており、これは昨シーズンと比較すると、2015年卒2月(広報活動開始3カ月目)に近い割合となった。面接を受けた学生も、1次面接では67.2%と全体の約3分の2、最終面接では20.7%と約5人に1人の割合となり、具体的な選考の進捗がうかがえる。また、4月の平均エントリー社数は11.6社となり、広報活動開始2カ月目であった2015年卒1月(21.2社)と比較すると、大きく減少した。このことからも、学生の活動が、早々にエントリーから個別企業セミナーや面接へシフトしていることが分かる。

■ 企業に公開してほしいデータは「採用予定人数」「離職率」「平均勤続年数」

学生に「企業に公開してほしいデータ」について聞いたところ(複数選択)、「今年度の採用予定人数」(53.9%)、「入社3年の離職率」(48.9%)、「平均勤続年数」(43.6%)が上位となった。また、「企業に公開してほしい情報」(複数選択)では、「面接・選考のポイント」(55.2%)、「残業・休日出勤の有無」(45.7%)が上位となった。採用に関する情報に加え、働き始めてからの具体的な労働環境に関する情報を公開してほしいと感じている学生が多いようだ。文理男女別で見ると、「年齢別平均年収」では男子の回答割合が高く(文系男子:43.3%、理系男子:48.1%、文系女子:31.3%、理系女子:33.6%)、「産休や育休制度の利用率」(文系男子:9.4%、理系男子:11.3%、文系女子:42.4%、理系女子:51.4%)や、「勤務地」(文系男子:31.9%、理系男子:37.5%、文系女子:48.3%、理系女子:51.4%)では女子の回答割合が高くなる結果となった。

■ 地方学生の「交通費・宿泊費」の平均は約32,000円で「関東」「関西」学生の約2倍に

4月の就活費用については、全体の平均額が25,595円となった。「交通費・宿泊費」では、「その他エリア」(32,124円)が「関東」(13,244円)や「関西」(16,601円)の約2倍となった。前月と比較しても、「その他エリア」は「関東」「関西」に比べて増加幅が大きい。個別企業セミナーや面接が始まり、エリアをまたいで活動を行っている学生にとっては負担が大きくなり始めているようだ。

【調査概要】
調査内容/就職活動状況の定点調査
調査方法/Web上のアンケートフォームより入力
調査期間/2015年4月27日(月)~2015年4月30日(木)まで
調査対象/
 2016年卒業予定の全国の大学4年生及び院2年生 モニター4,280名 有効回答率39.8%
 回答数1,703名(文系男子360名、理系男子522名、文系女子387名、理系女子434名)

※1989年からモニターアンケートを実施

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