Apple Watchの購入意向に関する調査(メディア・ライフスタイル調査2015より) 

2015年04月30日
角川アスキー総合研究所は、当社が毎年実施している大規模ライフスタイル調査「メディア・ライフスタイル調査2015」において『Apple Watch』の購入意向を尋ね、購入意向者の特徴などをとりまとめました。
「メディア・ライフスタイル調査」は、メディアや情報通信端末、コンテンツを含めた消費実態の把握により、ネット時代の消費行動、ライフスタイルを明らかにすることを目的に実施している300問以上の大規模調査です。
以下は、『Apple Watch』に関連して「メディア・ライフスタイル調査2015」の一部の設問を集計してわかったポイントです。

【調査結果のポイント】

Apple Watchの購入意向は、「検討」含めて2.7%。20~40代男性で高い

iPhoneの画面サイズが大きくなるほど、購入意向は高まる

購入意向者の16%は、道路を歩きながらネットを利用

購入意向者は、お金に余裕があり、自己評価の高いIT関連技術者


【調査結果】

Apple Watchの購入意向は、「検討したい」を含めて、2.7%
男性20~40代で高い


Apple Watchの購入意向を尋ねたところ、「購入する」は0.5%で、「購入を検討したい」が2.2%、合わせて2.7%が購入意向を示している。「興味はあるので、もっと知りたい」を含めると、15%。
購入意向は、20代男性で最も高く、6.2%にのぼる。次いで高いのは、30代男性の5.0%、40代男性の4.5%。
女性に比べて、おしなべて男性で高く、年代は20代で最も高い。

iPhone 6 Plusユーザーの購入意向は、iPhone 6ユーザーの2倍近く

Apple Watchの利用には、iPhone 5以降のiPhoneを利用することが前提となる。利用している携帯電話・PHS別に購入意向を比較すると、やはり、iPhoneの利用者とそれ以外で大きな開きがあり、iPhoneユーザーの5.8%に対して、Androidスマートフォンユーザーでは、2.1%と半分に満たない。
また、iPhone 5以降のiPhoneのなかでも、サイズによって購入意向に大きな差が見られ、サイズが大きいほど購入意向が高くなっている。特に、画面サイズが5.5インチと最大のiPhone 6 Plusユーザーの購入意向は高く、同時期に発売された4.7インチのiPhone 6(6.2%)の2倍近い12.0%となっている。一般に、端末のサイズが大きくなると、携帯性が低下し、ポケットに入れづらくなるなど、身につけることが難しくなるが、この点が、ウェアラブル端末であるApple Watchの必要性を認識させる要因になっていると見ることができる。

購入意向者は、スマホでの音声アシスタント利用率が高い

Apple Watchを「購入する」と答えた人のスマートフォンの利用内容を見ると、「Siri(シリ)などの音声アシスタント機能」が回答者全体の8%に対して26%と、非常に高いことがわかる。Apple Watchは画面が小さく、操作、読み取りが利用上のネックになり得るが、音声アシスタント機能の利用者にとってはそれが大きな問題にならないためと考えられる。
また、購入意向者では、「カレンダー」が47%と全体の25%に比べて高く、カレンダー機能がApple Watchの主な用途の一つになることが予想される。

購入意向者は、お金に余裕のある自己評価の高いIT関連技術者など

Apple Watch購入意向者には、IT関連技術職などで、IT系の知識が豊富で、比較的収入が高く、自由にお金を使える人が多い。
仕事に関心が高いが、GetNaviなどのモノ系の雑誌を読むなど、モノの所有にも関心が高く、高級感を重視して商品を選ぶ傾向が見られる。
また、「人よりも才能に恵まれている」、「人よりも容姿が恵まれている」など、自己評価が高い様子もうかがえる。


【調査概要】
・調査の目的:メディアや情報通信端末、コンテンツを含めた消費実態の把握により、ネット時代の消費行動、ライフスタイルを明らかにすること
・調査対象:全国の10~69歳の男女
・回収数:10,035サンプル
・回収時の割付:性・年代別、ネット利用端末(PC中心、スマホ中心、タブレット中心)別に割付を実施
・調査方法:Webアンケート(選択式)
・実施時期:2015年2月

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[角川アスキー総合研究所]
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