母の日に関する調査(30~69歳で小学生以上の子どもがいる母親対象) 

2015年04月27日
京樽は、30~69歳で小学生以上の子どもがいる母親を対象に、「母の日に関する調査」を実施。

【調査結果】

■進まない家事の分業 「家事は妻が担当」の家庭が9割強 共働きでも8割
■感謝の言葉、伝えてますか?
 「お母さんありがとう」と全く言わないお子さま1割強 高校生になると感謝の言葉が少なめの傾向
 旦那さまの4人に1人は「妻への感謝の言葉は全くナシ!」 家事をしない旦那さまだと3人に1人に
■母の本音!「母の日くらい家事をお休みしたい」7割


30~69歳で小学生以上の子どもがいる母親1,000名(全回答者)に対し、家庭内での、家事と仕事(稼ぎ)の分担状況を聞いたところ、家事について、「自分(妻)だけ」が45.6%、「自分(妻)がメイン」が47.6%となり、合計で『妻が担当』が93.2%となりました。9割強とほとんどの家庭は妻が家事を担当しているようです。また、仕事(稼ぎ)については、『妻が担当』が5.6%と1割に満たず、「夫婦で半々くらい」が11.4%、「夫がメイン」が46.3%、「夫だけ」が36.7%となっています。
さらに、仕事(稼ぎ)の分担状況別に家事の分担状況を比較すると、仕事(稼ぎ)を妻が担当している家庭では、家事も『妻が担当』が8割半(83.9%)、仕事(稼ぎ)が夫婦で半々くらいの家庭では、家事は『妻が担当』が8割(80.7%)となっています。仕事(稼ぎ)の分担状況にかかわらず、女性が家事を担当する家庭が多いようで、家庭内の家事の分業が進んでいない状況が窺えました。

それでは、お母さんは家族から家事などの苦労をどのくらい感謝されているのでしょうか。お子さまから「ありがとう」と言われることがどのくらいあるか聞いたところ、「よくある」が32.9%、「たまにある」が55.1%で、「全くない」が12.0%となりました。
お子さまの学齢別にみると、小学生では「全くない」は1割以下ですが、高校生では17.3%となっています。高校生になると、小学生の頃よりもお母さんに感謝の言葉を伝えていないお子さまが多いのではないでしょうか。
また、旦那さまから「ありがとう」と言われることがどのくらいあるか聞いたところ、「よくある」が21.0%、「たまにある」が52.9%、「全くない」が26.1%となりました。4人に1人は、旦那さまから感謝の言葉を全く伝えられていない状況が明らかになりました。
また、家事の分担状況別に比較すると、家事を妻だけが担当している家庭では、「全くない」が35.1%、妻がメインの家庭では「全くない」が18.5%となりました。家事のお手伝いをすることがある旦那さまは、家事の大変さを共有しているためか、感謝の言葉をかけない割合が比較的低めの傾向にありますが、家事に全く参加しない旦那さまの3人に1人は奥さまに感謝の言葉をかけていないようです。

次に、「母の日くらい家事をお休みしたい」と思うか聞いたところ、「非常にそう思う」が36.2%、「ややそう思う」が35.1%となり、合計で『そう思う』が71.3%となりました。“たまの母の日くらい、家事のお休みが欲しい”と感じているお母さんが多いのではないでしょうか。
また、お子さまの学齢別にみると、小学校低学年では『そう思う』が82.1%、中学生では84.2%と、他の学齢に比べて高めとなっています。子育てに手がかかる時期では特に、母の日に家事のお休みを欲しているようです。

■「母の日に欲しいものをおねだり」経験2割……お母さんがホントに欲しいものって何だろう?
■花より団子?母の日のプレゼントはグルメが人気 カーネーションより「洋・和菓子」や「母の日御膳」
■高価なプレゼントよりも家族一緒の時間が大事!
■母の日にお子さまがしてくれたら嬉しいこと 3位は「一緒に食事」、2位は「家事のお手伝い」、1位は「感謝の言葉」
■旦那さまがお手本にするならこの人!母の日のベストファーザーは「石田純一」さん


全回答者(1,000名)に対し、母の日のプレゼントについて、欲しいものをおねだりしたことがあるか聞いたところ、「ある」が20.7%、「ない」が79.3%となりました。大多数のお母さんは、欲しいプレゼントを伝えた経験がないようです。
それでは、母の日にはどんなプレゼントを贈るとお母さんに喜ばれるのでしょうか。母の日にプレゼント(物)を貰うなら、どんなプレゼントが嬉しいかを聞きました(複数回答可)。
<お花>部門のプレゼントについてみると、「花束(生花)」が24.3%で最も高く、「鉢植え」(20.2%)、「プリザーブドフラワー」(18.7%)、「カーネーション」(13.6%)が続きました。カーネーションは母の日の定番の贈り物ですが、可能であれば生花の花束や鉢植えなどを贈るとより喜ばれるようです。
<グルメ>部門のプレゼントでは、「洋菓子」が49.3%で最も高く、「和菓子」が23.5%、「母の日御膳」が20.0%で続きました。これらは定番の「カーネーション」(13.6%)よりも割合が高くなっています。甘いものや母の日御膳などのグルメなプレゼントは、特にお母さんに喜ばれるプレゼントのようです。
そのほか、<ファッション>部門の「バッグ・財布」(32.2%)や「アクセサリー」(24.0%)、<実用品>部門の「美容・健康グッズ(美顔ローラーなど)」(16.1%)など、おしゃれや美容・健康関連のプレゼントもお母さんから好評であることが窺えました。

また、母の日についての本音を聞いたところ、「高価なプレゼントは手放しで嬉しい」では、『そう思う』が34.7%、『そう思わない』(「全く」+「あまり」)が65.3%となりました。他方で、「母の日は家族でゆっくり過ごしたい」では『そう思う』が73.6%と多数派となっています。高価なプレゼントよりも、家族揃ってゆっくりした時間を過ごせるように心配りをすることが、お母さんが喜ぶ母の日となるようです。

それでは、プレゼント以外にはどんなことをされるとお母さんは喜ぶのでしょうか。母の日にお子さまがしてくれたら嬉しいことは何かを聞いたところ(複数回答可)、「“お母さんありがとう”の感謝の言葉」が57.5%と最も高く、次いで、「家事のお手伝い」が40.2%、「一緒に食事」が36.2%が続いています。気になる「プレゼント」は27.1%となっており、上位回答と比べると、そこまで重視されていないことがわかります。日頃、気恥ずかしくてお母さんに感謝の言葉をかけられていないお子さまも、“ありがとう”と一言伝えることで、お母さんの喜ぶ顔をみることができそうです。さらに、家事のお手伝いや一緒に食事する機会を設けることで、よりお母さんの喜ぶ母の日になるのではないでしょうか。
また、母の日に旦那さまがしてくれたら嬉しいことは何かについても聞いたところ、こちらも「“お母さんありがとう”の感謝の言葉」が37.7%で最も高く、「家事のお手伝い」が35.2%で続きました。母の日を機会に、普段しない家事を旦那さまが担当してあげたり、普段口にしない“ありがとう”を伝えることで、日頃の感謝の気持ちを表してみてはいかがでしょうか。

では、母の日に感謝の気持ちを伝えたい旦那さまは、誰をお手本にして母の日を演出すればより奥さまに喜んで貰えるのでしょうか。“理想の母の日”を演出してくれそうなイメージのある男性有名人は誰か聞いたところ、最も多くの票を集めたのは、「石田純一」さん(58票)でした。イケメン愛妻家としても知られ、キザなセリフも照れずに伝えられるイメージのある石田さんが、“母の日のベストファーザー”として選ばれました。2位は俳優やミュージシャンとマルチな活躍をしながらも、育児休業を取るほどのイクメンぶりで有名な「つるの剛士」さん(37票)、3位は今年、結婚35周年を迎える円満夫婦の「三浦友和」さん(35票)となりました。

■母の日のおうちご飯は中食がオススメ! 「お弁当やデリバリーを利用して家族の時間を楽しみたい」3割半
 特別感や見た目も大事!「ちょっとリッチな食事」や「見た目にも鮮やかな食事」が人気
■母の日に外食するなら?1番人気は「回転寿司」 「和食・料亭」も上位
■母の日に“母休み”できたら?「自宅でゆっくりしたい」「日帰り旅行に行きたい」、共働きママには「おひとりさま」も人気


母の日には家事をお休みしたい、家族揃ってゆっくりした時間を過ごしたいと思っている母親が多数派でした。そこで、全回答者(1,000名)に対し、母の日に家族揃って“自宅で”食事をするなら、どのような食事の楽しみ方をしたいかを聞いたところ(複数回答可)、「ちょっとリッチな食事を楽しむ(お取り寄せグルメなど)」が37.7%で最も高く、「食事の準備から解放され、家族の時間を楽しむ(お弁当、デリバリーなどを利用)」が34.2%、「見た目にも鮮やかな食事を楽しむ(ちらし寿司や手巻き寿司など)」が29.9%で続きました。一方で「いつもよりも手のかかるごちそうで腕をふるう」は1割以下(7.8%)でそこまで人気が高くありませんでした。家事をお休みして家族揃ってゆっくりした時間を過ごしたいとのニーズにもマッチした、少しリッチで見た目にも鮮やかな“中食”が人気なのではないでしょうか。

では、母の日に外食するならば、どんな飲食店が選ばれるのでしょうか。母の日に家族揃って外食するなら、どんな飲食店で食事がしたいと思うか聞いたところ(複数回答可)、「回転寿司」が40.2%で最も高く、次いで「和食・日本料理屋・料亭」と「イタリアン・フレンチレストラン」が35.0%、「焼肉店」が32.4%で続きました。
年代別にみると、30代、40代では1位が「回転寿司」(30代54.8%、40代48.0%)となり、50代、60代では1位が「和食・日本料理屋・料亭」(50代44.0%、60代51.6%)となりました。お寿司や和食などの飲食店が人気なようです。

それでは、中食や外食の利用で自由時間を作ることができたら、どんな母の日を過ごすことが理想なのでしょうか。もしも母の日に自由な時間を過ごすことができるのならば、どんなことをして過ごせたら嬉しいかを聞いたところ(複数回答可)、「自宅でゆっくりする」が55.0%で最も高くなりました。特別なイベントに精を出すよりも、自宅でゆっくりした時間を過ごしたいと希望する方が多いようです。次いで、「日帰り旅行に行く」が3割(29.5%)、「家族との会話を楽しむ」(21.1%)と「おひとりさまを堪能する」(21.0%)、「エステやマッサージで癒される」(20.6%)が2割で続きました。
仕事(稼ぎ)が夫婦で半々くらいと回答した、共働きの方の回答に注目すると、「家族との会話を楽しむ」や「おひとりさまを堪能する」(ともに28.1%)がその他の層に比べて高くなりました。共働きのため、家族と一緒の時間を過ごしづらいお母さんは、自由な時間に家族の団らんを望む傾向がある一方で、仕事や家事から離れ、一人の時間を過ごすことにも関心があるようです。


「京樽調べ」

【調査概要】
・調査タイトル :母の日に関する調査 2015
・調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする30~69歳で小学生以上の子どもがいる母親
・調査期間 :2015年4月8日~9日
・調査方法 :インターネット調査
・調査地域 :全国
・有効回答数 :合計1,000名 ※有効回答から年代(10歳区切り)が均等になるように抽出

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