死生観に関するアンケート調査(45歳~91歳対象) 

2015年04月20日
高齢期のライフスタイルの充実について調査・研究・提言する、「老いの工学研究所」は、当研究所のモニター会員約12,000名に対して「死生観に関するアンケート調査」を行い、45歳~91歳まで576名から回答を得ましたので、

【調査結果】

1.死に向き合わない高齢者
表1のように、死に対する考え方や姿勢に年代による顕著な差は見られませんでした。「1.死後の世界はある」「2.命より大切なものがある」「3.死について真剣に考えるきっかけがあった」の3項目については、年代が上がるほど減少。信仰心も中年世代と大差ない結果となりました。「死に対する恐れがない」とした割合も75歳以上で64%に過ぎず、3人に1人が死への恐れを持っていることになります。これらから、高齢者が死としっかり向き合っている様子は伺えません。

死を受け入れるとすれば どのようなときだと想像しますか、という質問に対して、「1.医師に治療できないと判断されたとき」「2.経済的に困窮したとき」「3.生前整理が完了したとき」で、年代が上がるほど増加しましたが、他の項目では年代による差は見られませんでした。
高齢になるほど、健康面や経済的な面での限界が死を意識させるようになる一方で、生きがい、交流、貢献といった人生の充実度に関係することについては、世代による大きな差は見られませんでした。

【調査概要】
・調査期間:2015年2月6日~3月31日
・調査方法:郵送、インターネット
・回答者 :576名(男性257名、女性319名)
 45~54歳/124名
 55~64歳/99名
 65~74歳/173名
 75歳以上/180名

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[老いの工学研究所]
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