「GW(ゴールデンウィーク)」意識調査 

2015年04月17日
アサヒグループホールディングス お客様生活文化研究所は、インターネットで「GW(ゴールデンウィーク)」をテーマに意識調査を実施し、1,355人の有効回答を得ました。

【調査結果サマリー】

■ 最も多かったのは「トータル5日間の休暇」-短くも長くもない日並び

■ 半数近くが「『休養』重視型」と回答 -体力と家計を温存してのんびり過ごす

■ 「(予算は)例年と変わらない」「出費抑える」-今春の食品値上げもやや影響

■ 「休みだから贅沢」VS「休みだから浪費注意」-レジャー派の意見は両極端に

■ GWは夏に向けた準備にあてる -「快適空間づくり」&「衣替え」

■ 「買い物」「外食」「子どもと遊ぶ」など、近場でも家族と過ごす時間を重視!


【調査結果】

Q.今年の連休(GW)はトータル何日休めそうですか?(N=1,355)
⇒短くも長くもない日並び
⇒トータル5日間が最も多く24.0%、続いて、4日と6日

今年のGW、皆さんはトータルで何日くらい休めるのでしょうか。
「(トータルで)5日」という声が最も多く24.0%。次に「4日」(10.7%)、「6日」(9.2%)が続き、全体の4割以上の人びとが「昭和の日(4月29日)」「憲法記念日(5月3日)」「みどりの日(5月4日)」「子供の日(5月5日)」を含む、「4~6日間の休暇日数」というパターンでGWを過ごす人が目立ちました。さらに有給休暇などを上手に組み合わせ、「7~9日間」(16.8%)、「10日間以上」(12.9%)のロングバケーションを実現する声。その一方、「休日なし」という声も9.7%を占めました。
過去同時期の調査によれば、2012年、2013年ともに「7日間」(2012年=17.2%、2013年=17.3%)、2014年は「4日間」(21.3%)という声が最も多かったことから、今年のGWは「短くも長くもない日並び」であることがうかがえます。

Q.今年の連休中の「レジャー」と「休養」のバランスは?(N=1,355)
⇒レジャーよりも休養を重視
⇒半数近くが「『休養』重視派」(48.5%)、「レジャー重視派」は(10.7%)

では、今年の連休は「レジャー中心」、それとも「休養中心」、どのようなスタイルで過ごすのか、そのバランスを聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「『休養』重視型」(48.5%)でした。
その反面、「『レジャー』重視型」という声は僅か10.7%。また、両方のいいとこ取りの「『レジャー』と『休養』は半々」というバランス派も40.9%を占めました。
過去実施した同調査との比較では、「『レジャー』重視型」(2012年=8.9%、2013年=7.5%、2014年=12.9%、2015年=10.7%)が昨年よりも減少し、2012~2013年よりも高い数値を示しました。
一方、「『休養』重視型」(2012年=56.1%、2013年=55.7%、2014年=47.4%、2015年=48.5%)、「『レジャー』と『休養』は半々」(2012年=35.0%、2013=36.8%、2014年=39.7%、2015年=40.8%)が昨年よりも増加し、特に例年に比べて「『レジャー』と『休養』は半々」という声が目立ちました。昨年は日並びが悪く「短い連休をレジャーに集中する」人がやや目立ちましたが、今年は「短くも長くもない休暇日数」のため、「レジャー」と「休養」の両方のバランスを求める傾向がうかがえます。

Q.今年の連休にかける予算のイメージは?(N=1,355)
⇒例年と変わらないが最も多く、65.5%
⇒例年よりリッチにお金を使う予定は、6.7%

今年の連休にかける予算を聞いたところ、「例年とあまり変わらない予算」と回答した人は最も多く65.5%。さらに、「例年よりも出費を抑える予定」(27.8%)という声も目立ち、たまの大型連休とはいえ、その予算は例年と同じか、もしくは抑える傾向にあることがうかがえます。
その一方、「例年よりリッチにお金を使う予定」という声は僅か6.7%に留まりました。昨年春の消費税8%導入に加え、今春から食品類等が値上げし、財布の紐を引き締める意識が高まっていることがうかがえます。

Q.連休スタイルと予算の使い方の関係性は?(N=1,355)
⇒レジャー派の意見は両極端。贅沢に過ごすVS浪費に注意
⇒休養派は例年と変わらない予算

では、「レジャー派」「休養派」と「予算」の関係を聞いたところ、「『レジャー』重視型」の人は、「例年よりリッチにお金を使う予定」(46.8%)と「例年よりも出費を抑える予定」(45.6%)という両極端な回答が均衡。久々の休みだからこそ「贅沢に過ごしたい」という声が多かった一方、「浪費し過ぎないように気を付けたい」という自制心を働かせる人も少なくありませんでした。
反面、「『休養』重視型」「『レジャー』と『休養』は半々」の人は、「例年とあまり変わらない予算」(レジャー派=7.6%、休養派=47.7%、半々派=59.4%)という声が目立ち、GWの予算は休み中の過ごし方により、意識が大きく変化していることがうかがえます。

Q.今年の連休に何をする予定ですか? (N=1,296)
⇒ 自宅派は、夏場に向けての快適な空間づくりと衣替え
⇒ 自宅以外では、近場での買い物や外食など家族での時間を重視

今年のGWの計画のトップは「家の片づけ・掃除・洗濯する」(43.9%)でした。夏に向けて快適な空間づくりと衣替えを一気に行うという声が目立ち、「休養」よりも「家事」に精を出すという人が多いようです。例年、GWの時期は天候に恵まれることが多く、掃除や洗濯をするには最高のタイミングと言えるかもしれません。
トップ同様に自宅派の回答として、3位に「とにかく寝る(睡眠)・ゴロゴロする」(30.3%)。「さらに8位にも「TV・ビデオ(DVD、ブルーレイなど)を鑑賞する」(16.7%)が続き、どこに出かけるわけでもなく、家でのんびりと過ごすという人が多いようです。

今年の連休に何をする予定?
1 家の片づけ・掃除・洗濯する 43.9%
2 ショッピングに行く 30.7%
3 とにかく寝る(睡眠)・ゴロゴロする 30.3%
4 家族団らん・子どもと遊ぶ 20.5%
5 外食する(家族、恋人など) 19.5%
6 国内旅行(泊りがけ)に出かける 17.7%
7 日帰り旅行(観光バス旅、温泉、観光地めぐり) 17.0%
8 TV・ビデオ(DVD、ブルーレイなど)を鑑賞する 16.7%
9 街散策・食べ歩き 13.6%
10 ドライブする 12.8%

自宅以外での過ごし方では、2位に「ショッピングに行く」(30.7%)。さらに5位にも「外食する(家族、恋人など)」(19.5%)が挙げられ、近場に買い物や外食に出かけるというご家庭が目立ちました。
そのほか、6位に「国内旅行(泊りがけ)に出かける」(17.7%)。さらに、7位に「日帰り旅行(観光バス旅、温泉、観光地めぐり)」(17.0%)、9位に「街散策・食べ歩き」(13.6%)。10位にも「ドライブする」(12.8%)が続き、小旅行や日帰りレジャーを計画する人も少なくありませんでした。

今回は「GWの過ごし方」をテーマに、皆さんの大型連休中の計画について聞きました。今年のトータルの休日数は「5日」(24.0%)が最も多く、「短くも長くもない休日」となる見込み。海外旅行に出かけるほどの休暇は望めませんが、1、2泊の国内レジャーを楽しむには十分な休暇と言えそうです。 一方で、「昨年春の消費税8%導入」、さらに原材料の高騰や円安などを背景に、今春は「食品の値上げ」が一斉に行われるなど、家計費に占めるレジャー費の割合を減らさざるを得ない状況も続いています。


【調査概要】
調査対象:全国の20歳以上の男女1,355人(有効回答数、男性629人、女性726人)
調査方法:インターネット
調査期間:2015年4月1日(水)~4月7日(火)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アサヒグループホールディングス]
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