第4回「地図利用実態調査」 

2015年04月15日
ゼンリンは、主に日常生活における地図の利用実態を明らかにすることを目的に、全国の18~69歳の2万人の男女を対象にインターネットによるアンケート調査「地図利用実態調査2015」を実施。その結果の一部を、4月19日(日)の『地図の日』に向けて発表。本調査は2012年から実施している定点調査で、今回で4回目。

【調査サマリ】

■約9割の人がここ1年で地図を利用 中でもスマホ地図が全世代で急伸!
・4 年間継続して、世の中の 約 9 割の人 は日常生活の中で何らかの「地図」を利用しています。
・1年以内の地図利用率のうち、スマートフォン用地図は 40.1%で、前年より 8.6ポイントアップ。毎年大きく伸びています。
・スマートフォン用地図は すべての世代で前年から大きく増加 。この3年間伸び続けています。

■移動する際は、スマホ地図が多数派!世代が上になるとPC地図印刷派が逆転
・移動する際に最も利用する地図は、若年世代に加え、アラフォー世代でもスマートフォン用地図の利用(46.9%)が最も高いことが分かり、移動する際にはスマートフォン用地図が多数派のようです。

■道に迷った時は、若年世代はスマホ地図、世代が上がると他人に聞く!
・道に迷った時、アラフォーまでの世代はスマートフォン用地図で調べて自己解決をするのが多数派。対して、アラカンになると、通りすがりの人に道を聞いて解決する人が多数派になります。
・「迷わない」と答えたのは、女性より男性の方が高い傾向にあるようです。

世代の表記について
今回、より世代別の傾向差を明確にするために、前後5歳を同じ世代として括った「アラ○○」という表現を使用しております。
[アラハタ:18~24歳、アラサー:25~34歳、アラフォー:35~44歳、アラフィフ:45~54歳、アラカン:55~69歳]
(調査対象者の都合上、アラハタは18歳から、アラカンは69歳までを含めています。)

【調査ハイライト】

■約9割の人が1年以内に地図を利用 よく利用する地図の1位はPCでも、2位スマホが急伸!

1年以内に地図を利用した人は89.8%にのぼり、調査を開始した2012年から継続して約9割の人が地図を利用しています。
利用する地図についてみると1位がパソコン用地図(68.3%)、2位がスマートフォン用地図(40.1%)、3位がカーナビ(28.6%)となりました。このうち、スマートフォン用地図を利用する人は、毎年伸長が続き、地図利用におけるモバイルシフトが続いています。

スマートフォン用地図の利用について3年間の変化を世代別にみると、すべての世代で毎年増加 が続いています。特にアラサー、アラフォーはこの3年間で約20ポイント増加し、大きく伸長していることが分かりました。
なお、2015年の調査結果について世代別にみてみると、世代間で傾向に差が表れ、アラハタではスマートフォン用地図が最も高く、一方アラカンではパソコン用地図、カーナビ、紙地図が他のどの世代よりも高いことが分かりました。

■移動する際はスマホの地図が多数派!世代が上になるとPC地図印刷派が逆転

移動する際に最も多く利用する地図は、若年世代に加え、アラフォーでもスマートフォン用地図の利用(46.9%)が移動する際の地図として多く利用されています。一方、アラフィフを超えるとパソコン用地図を印刷する人がスマートフォン用地図を逆転。この世代は、普段利用する地図において、他の世代よりパソコン用地図の利用率が高いことが関連していると考えられます。

■道に迷った時は、若年世代はスマホ、世代が上がると他人に聞く!「迷わない」のは男性!?

道に迷った時の解決方法は昨年に引き続き「スマートフォン用地図を確認」、「通りすがりの人に聞く」が多いことが分かりました。これを世代別にみると、若い世代ほど「スマートフォン用地図を確認」の割合が高く、アラカンで「通りすがりの人に聞く」の割合が逆転しています。
男女別に見てみると、スマートフォン用地図で自己解決をする人が最も多いのはアラハタ女性(63.9%)で、逆に通りすがりの人に聞く人が最も多いのはアラカン女性(44.1%)。女性は男性よりも世代間の差が大きいようです。なお、「迷わない」と答えたのは若年世代の男性で1割を超え、全体的にみると女性より男性の方が多い結果となりました。


【調査概要】
対象者:全国の18-69歳の男女
サンプル:20,000人
実施時期:2015年2月14日(土)~2月21日(土)
調査方法:インターネット調査

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[ゼンリン]
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