テレビのソーシャル視聴についての研究プロジェクト報告 

2014年01月29日
アサツー ディ・ケイ(ADK)は、ソーシャルメディアやスマートフォンの普及により一般化しつつある、テレビを見ながらソーシャルメディアを利用する行動、いわゆる「ソーシャル視聴」についての研究プロジェクトを進めてきましたが、このたび、その研究成果をまとめました。

ADKは、ソーシャル視聴をしている生活者の密着取材調査を実施し、その結果を通じて、ソーシャル視聴の醍醐味(目的)が、同じ番組の視聴者どうしで「つながり・一体感」「いっしょに盛り上がる楽しさ」を感じられることにあるということが明らかになりました。

また、ソーシャル視聴で盛り上がるための方法として、次の7つがあることがわかりました。

1. 実況型:番組の流れや、その時起こったハプニングなどをリアルタイムに投稿
2. 感想型:番組の流れ、ハプニングなどに呼応して、自分の感想や思いを投稿
3. 感情型:その瞬間に感じた感情・印象を簡潔に投稿
4. ツッコミ型:番組内の発言やハプニングなどに「ツッコミ」を入れる
5. 教えて型:番組でとりあげられたこと(飲食店など)について、詳しい情報をソーシャルメディア上で質問する
6. 番組情報シェア型:番組情報、タレント出演情報などをソーシャルメディア上でサーチし、自分でも投稿(シェア)する
7. 視聴予告型:視聴予定、録画予定の番組の内容や、期待している(楽しみな) ことなどを、放送前に投稿

さらに、「いいね!」、コメント、リツイートなど「ヒトからの報酬」で、「つながり・一体感」を実感していることも明らかになりました。


【調査概要】
<ADK生活者総合調査2013>
調査目的:生活者の生活行動・意識、メディア接触行動等の把握
調査方法:インターネットによる定量調査
調査地域:一都三県(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)
調査期間:2013年5月23日~6月14日
調査対象: 12才(中学生以上)~69才の男女
有効回収サンプル数:11,968

<ソーシャル視聴行為者密着取材調査>
調査目的:ソーシャル視聴行動の実態と、その背景にある意識の把握
調査方法:取材調査(被験者の自宅を訪問し、ソーシャル視聴の様子の動画撮影とインタビューを実施)
調査時期:2013年10月
調査対象者構成:下記の6名
 -男性20才・大学生
 -男性34才・社会人
 -男性43才・社会人
 -女性18才・社会人
 -女性25才・社会人
 -女性37才・専業主婦

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ADK]
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