日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)は、日本FP協会は生活者がFP相談(有料・無料)を行った際の相談内容や満足度について把握することを目的とし、資産運用や老後の生活設計などをCFP®・AFP認定者(ファイナンシャル・プランナー)に相談した経験がある20歳以上の男女を対象に、アンケート調査を実施。

今回のアンケート調査では、FP相談の内容や、CFP®・AFP認定者に対する満足度(FP認定者の知識やスキル、今後の相談意向など)、CFP®・AFP認定者の果たす役割について聴取し、621人から回答を得ました。なお、FP相談には、法人・個人を問わず独立した立場でFP業務を行っている中で提供されたもの、及び金融機関等での一連のサービスにおいて提供されたFP相談等を含みます。

【調査結果概要】

1.CFP®・AFP認定者の「専門性(知識・スキル)」に対する満足度は85%、「提案力」の満足度は80%、「金融商品の知識」の満足度は79%と高い結果となりました。満足した理由としては、「的確なアドバイス・提案があった」、「わかりやすい・詳しい説明をしてくれた」、「親切・丁寧な対応・相談にのってくれた」などが挙げられました。

2.FP相談の今後の利用意向は85%と高い結果となりました。主な理由としては「今後も相談したいことがある」、「役立った・問題が解決した」、「知識が豊富・専門的な知識が欲しい」などが挙げられました。

3.CFP®・AFP認定者の果たす役割の重要性については、「生活設計」が91%と最も高く、次いで 「金融知識及び金融経済事情など」88%、「家計管理」82%となりました。


【調査結果】

調査結果として以下のような現状が明らかとなりました。

1.満足の状況【「満足している」と「やや満足している」の合計】

「1.専門性」に対する満足度は85%、「2.提案力」の満足度は80%、「3.金融商品の知識」の満足度は79%と高い
・性年代別にみると、女性30代では全般的に満足度が高いが、特に「2.提案力」(90.7%)、「3.金融商品の知識」(92.6%)、「4.サービス全般」(87.0%)の満足度が他の年代に比べて高い。
・世帯年収別にみると、「1.専門性」は年収の違いによる差はなく、一律80%を超えて高い。
・金融資産別では、1000~5000万円未満は「1.専門性」(88.6%)、「2.提案力」(86.7%)、「3.金融商品の知識」(84.9%)いずれの満足度も80%を超えている。

2.サービス全般に満足した理由

1 的確なアドバイス・提案があった 108
2 わかりやすい・詳しい説明をしてくれた 87
2 親切・丁寧な対応・相談にのってくれた 87
4 専門知識がある 39
5 勉強になった・参考になった 34
6 サービスが良かった 15
7 有益・利益につながった・役立った 13
8 安心・信頼できた 12
9 不安が解消した 6
9 無料だから 6
11 相談しやすかった・相談できた 4
特になし 28

3.FP相談の今後の利用意向

FP相談を今後「利用したい」と「どちらかといえば利用したい」の合計が85%と高い。
・利用意向が特に高いのは男性20代(93.8%)と女性30代(92.6%)で、それぞれ9割以上が「利用したい」「どちらかといえば利用したい」と答えている。
一方で、女性50代では「どちらともいえない」(23.5%)が他の年代と比べてやや高い。
・世帯年収別では、すべての層で利用意向が8割を超え、年収の違いによる差はみられない。
・金融資産が300~500万円未満の層では利用意向が92.3%と最も高い。
・相談料が有料の場合では利用意向が91.1%と非常に高い。

4.今後のFP相談利用の理由
 
1 今後も相談したいことがある 117
2 役立った・問題が解決した 55
2 知識が豊富・専門的な知識が欲しい 55
4 勉強になった・情報を入手できる 48
5 的確なアドバイスがもらえた・アドバイスが欲しい 37
6 安心・信頼できる 26
7 資産運用について相談したい 25
8 自分ではわからない・不安 19
9 親身・親切だった 18
10 良かった 17
11 わかりやすかった 11
12 相談しやすい 5
12 無料だから 5
特になし 29

5.CFP®・AFPの果たす役割の重要性

「2.生活設計」の重要性が91%と最も高い。「3.金融知識及び金融経済事情など」は88%、「1.家計管理」は82%。
・CFP®・AFPが果たす役割の中で「1.家計管理」に対して「重要だと思う」(42.5%)と「やや重要だと思う」(39.8%)の重要性合計が82.3%となっている。
・「2.生活設計」は「重要だと思う」が50.4%と半数を超え、「やや重要だと思う」(40.3%)との合計が90.7%と高い。
・「3.金融知識及び金融経済事情など」についても「重要だと思う」が46.4%、「やや重要だと思う」が41.4%で合計87.8%と9割近い。
・「4.CFP®やAFPが果たす今後の役割」については「重要だと思う」が33.8%、「やや重要だと思う」(48.3%)との合計は82.1%と8割を超えている。


【調査概要】
・調査名称:「FP顧客満足度調査」
・調査目的:特定非営利活動法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)が認定するCFP®・AFP資格保有者に生活者がFP相談を行った際の相談内容や満足度について把握し、今後の協会運営やCFP®・AFP資格の認知向上、理解促進、普及活動推進の一助とする。
・調査対象:マクロミルモニタ-  20歳以上の男女
 事前調査を実施し、以下の対象者条件合致者を抽出
 当該対象者に対して、本調査にて本件の詳細を聴取
 【対象者条件】
  ・資産運用や老後の生活設計などをFPに相談した経験がある
  ・そのFPはCFP®・AFP認定者である
・調査地域:全国
・調査方法:インターネット調査
・調査実施期間:平成27年2月2日(月)~5日(木)
・有効回答数:621サンプル ※性・年代別に人口構成比率に合わせて回収
・調査主体:特定非営利活動法人 (NPO法人)日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)
・調査機関:株式会社 マクロミル

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[日本ファイナンシャル・プランナーズ協会]
 マイページ TOP