2016年卒マイナビ学生就職モニター調査 3月の活動状況 

2015年04月10日
マイナビは、2016年卒業予定の学生を対象とした「2016年卒マイナビ学生就職モニター調査 3月の活動状況」の結果を発表。なお、2016年卒の学生を対象とした「マイナビ学生就職モニター調査」は、今回が初めての発表となります。

【調査TOPICS】

3月の学生の活動を2015年卒12月(広報活動開始1カ月目)と比較すると、単月の平均エントリー社数は、9.3社減の35.0社と大きく減少した。一方で、「個別企業説明会の予約・参加」や「エントリーシートの取り寄せ・提出・通過社数」の平均はいずれも2015年卒12月を上回った。学生は3月1日の就職情報サイトのグランドオープン後、すぐに企業にエントリーし、3月後半にかけて早くも個別企業説明会やエントリーシートに取り組み始めており、密度の高い1カ月だったようだ。
学生の企業選択の志向については、2015年卒12月に引き続き大手志向が続くなか、中小企業を中心に活動する学生が増加し、およそ4人に1人の割合となった。また、「先輩と比較して自分たちの就職活動はどうなるか」については、6割を超える学生が「(かなり+多少)厳しくなる」と回答した。

【調査結果の概要】

■ エントリー社数は昨シーズン比で減少するも、個別企業説明会参加やエントリーシート提出が大幅増。密度の高い1カ月に

3月の平均エントリー社数は、広報活動開始1カ月目の2015年卒12月比で9.3社減の35.0社と大きく減少した。また、「自己分析」や「業界・仕事・企業研究」、「企業へのエントリー」、「合同企業説明会への参加」は、ほぼ同じ割合だった。一方で、「個別企業説明会への予約・参加」、「エントリーシートの取り寄せ・提出・通過」や「1次面接」は、2015年卒12月より活動割合が高く、特に「エントリーシートの提出」については、37.2pt増の65.8%と、6割以上の学生が回答している。活発な個別企業説明会の開催に伴い、学生の活動も昨シーズンより早く進み、密度の高い1カ月となったことが分かった。

■ 大手志向が続くなか、中小企業を中心に活動する学生が増加し、およそ4人に1人の割合

現在就職活動をしている企業の規模について聞いたところ、全体の半数以上(2015年卒12月比で7.8pt減の53.8%)は「大手企業中心(+どちらかといえば)」と回答した。「中小企業中心(+どちらかといえば)」という回答は23.6%で、14年卒、15年卒の12月と比較すると、段階的に増加していることが分かる(14年卒:16.2%、15年卒:19.3%)。さらに文理男女別に見ると、特に女子の中小企業中心に活動する割合が高く、エリア別では、「関東」・「関西」と、「東海」・「その他エリア」で傾向が分かれ、「東海」・「その他エリア」の方が中小企業を中心に活動する学生の割合が高い。
企業にエントリーする基準をみると、「少しでも興味が湧いた企業」が2015年卒12月比3.1pt減の47.2%で、「志望度の高い業界の中で幅広く」が3.6pt増の30.3%だった。採用広報活動開始前のインターンシップの増加などにより、2015年卒の学生と比較し、志望業界などの職業観が形成されている学生が増加していることがうかがえる。

■ 先輩と比較して自分たちの就職活動が「厳しくなる」と回答した学生は大幅増の62.6%に

先輩と比較して、自分たちの就職活動が「(かなり+多少)楽になる」と回答したのは11.6%で、2015年卒12月比で18.2pt減少した。一方、「(かなり+多少)厳しくなる」と回答した割合は、53.6pt増の62.6%と大幅に増加した。企業の採用意欲は前年から継続して高いことから、学生が「厳しくなる」と感じている要因は、スケジュール変更に伴う不安感である可能性が高そうだ。

【調査概要】
調査内容/就職活動状況の定点調査
調査方法/Web上のアンケートフォームより入力
調査期間/2015年3月26日~2015年3月31日まで
調査対象/2016年卒業予定の全国の大学4年生及び院2年生 モニター4,280名 有効回答率42.8%
 回答数1,832名(文系男子387名、理系男子558名、文系女子438名、理系女子449名)
※1989年からモニターアンケートを実施

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