インターワイヤードは、自社のネットリサーチサービス『DIMSDRIVE』を利用し、「カップめん」に関する調査を実施。好きな銘柄・シリーズ、トッピングや、出来上がるまでの待ち時間の過ごし方などをまとめました。調査は2015年2月6日~2月20日に実施。DIMSDRIVEのモニター6,235名から回答を得ています。

【調査結果サマリー】

●カップめんを食べる人、88.5%。週1回以上食べる人は4人に1人。

●「カップめん」で根強い人気。「カップラーメン」「カップうどん・そば」

●「カップめん」で空腹を満たす男性、食事の面倒を省く女性

●好きな銘柄は「カップヌードル」・「どん兵衛」・「赤いきつね・緑のたぬき」

●醤油味が好きな味の1位。九州・沖縄では、とんこつ系が1位に。

●男性はピリッとスパイスを。女性は具材をトッピング。

●『カップめん』ができあがるまでの待ち時間、女性は有効活用したい傾向


【調査結果】

 カップめんを食べる人、88.5%。週1回以上食べる人は4人に1人。

■「カップめん」を食べる頻度
『カップめん』全般(カップうどん・そば・ラーメン・焼きそば等)と、『カップラーメン』について、それぞれ食べる頻度を尋ねた。

『カップめん』全般の摂食率は88.5%で、約9割の人が食べることがあると回答。「月に2~3回」食べるという回答が最も多く20.2%と、5人に1人は”月に2~3回”食べていることが分かった。“週に1回以上”食べる人は26.3%で、4人に1人の割合だった。

<性年代別>
“週に1回以上”食べる人の割合を性年代別に比較してみた。いずれの年代も、【男性】の方が多い。最も多かったのは【男性40代】38.2%、次いで【男性20代以下】37.0%、【男性30代】36.1%、【男性50代】31.0%の順。【女性】では、30代の22.8%が最も多く、次いで40代の19.2%、20代以下の17.7%と続いた。男女ともに高齢層は若年層に比べて、割合が低い。

■「カップラーメン」を食べる頻度
この設問では『カップめん』を食べると回答した人に『カップラーメン』を食べる頻度を尋ねている。

『カップめん』を食べない人も含めての、『カップラーメン』の摂食率は、87.2%。『カップめん』を食べる人のほとんどが『カップラーメン』も食すことが分かった。『カップめん』を食べる人の中での『カップラーメン』の摂食頻度は、『月に2~3回』21.0%、『月に1回』19.4%、『半年に1回以下』17.4%であった。“週に1回以上”の割合は、25.0%であった。

 「カップめん」で根強い人気。「カップラーメン」「カップうどん・そば」

■『カップめん』はお好きですか
『カップめん』を食べる人に、『カップめん』5ジャンル、それぞれについて”好き”の度合いを尋ねてみた。
【カップラーメン】は「好き」20.2%、「まあ好き」56.6%で、”好き”計は76.8%で5ジャンルの中では最も多かった。【カップうどん・そば】は「好き」16.4%、「まあ好き」54.4%で、”好き”計は70.8%で2番目に多かった。それ以降の”好き”計の順位は【カップやきそば】【カップはるさめ】【カップパスタ】と続いた。
【カップはるさめ】と【カップパスタ】は”好き”計と”嫌い”計がいずれも3割前後で、“好き嫌い”が大きく分かれるジャンルであることが伺える。

<性年代別 「カップめん」5ジャンル”好き”計比較>
性年代別に『カップめん』の5ジャンルで”好き”と回答した割合を比較してみた。【カップラーメン】は、女性70代を除く、全ての性年代で、他の4ジャンルの割合よりも、”好き”の割合が高い。【カップうどん・そば】は、男女とも、5ジャンルの中での年代差が最も少ない。【カップやきそば】は、男女とも、高齢になると”好き”の割合がぐっと下がる傾向であった。【カップはるさめ】【カップパスタ】は、60代以上では男女差がそれほど見られないが、40代以下は男性に比べて女性の好感度が高い。はるさめ・パスタは40代以下の女性に好まれているようである。

 「カップめん」で空腹を満たす男性、食事の面倒を省く女性

■『カップめん』を食べるシチュエーション
『カップめん』をどのようなときに食べるかを尋ねた。
「昼食として」67.3%が断トツ。次いで、「小腹が空いたとき」24.7%、「食事を簡単に済ませたいとき」22.9%と続いた。

<男女別>
【男性】では「昼食として」62.6%、「小腹が空いたとき」27.0%、「食事を簡単に済ませたいとき」19.1%、「軽食・おやつとして」19.0%、「夜食として」18.8%の順。
【女性】では「昼食として」74.3%、「食事を簡単に済ませたいとき」28.7%、「ごはんを作るのが面倒なとき」25.4%、「小腹が空いたとき」21.1%、「急いで食事を済ませたいとき」20.9%の順。
「ジャンクフードが食べたくなったとき」については、【女性】の1割が回答しており、”ジャンクフード”という意識が強いことが伺える結果だった。簡単に食べることができる『カップめん』は、男性も女性も、重宝しているようだ。【男性】は空腹を補う目的で、【女性】は食事の面倒を省き簡単に済ませる目的で、『カップめん』を利用していることが伺える。

 好きな銘柄、よく食べる銘柄ともに1位。その銘柄は・・・

■好きな銘柄・よく食べる銘柄
好きな銘柄、よく食べる銘柄ともに、「カップヌードルシリーズ」が1位だった。
『カップめん』を食べる人の64.6%が、「カップヌードルシリーズ」が”好き”で、45.1%が”よく食べる”と回答している。”好き・よく食べる”ともに2位は「どん兵衛」、3位は「赤いきつね・緑のたぬきシリーズ」だった。2位と3位は、非常に僅差であった。

<男女別:好きな銘柄>
最も男女差があったのは「スーパーカップ」と「麺づくり」で共に6.5pt差。「スーパーカップ」は【男性】の方が多く、逆に「麺づくり」は【女性】の方が多かった。「出前一丁」(5.6pt差)は【男性】の方が多かった。

 醤油味が好きな味の1位。九州・沖縄では、とんこつ系が1位に。

■好きな『味』は?
好きな『味』について尋ねた。
【全体】では「醤油」が圧倒的に多く、40.7%であった。次いで、「とんこつ系」14.6%、「みそ」12.3%、「塩」10.4%、「シーフード・海鮮系」9.4%と続いた。

<男女別>
男女別でも、それぞれ「醤油」が1位だった。【男性】の2位は「とんこつ系」15.1%、以降「みそ」13.9%、「塩」10.1%。【女性】の2位は「とんこつ系」13.9%、以降「シーフード・海鮮系」12.6%、「塩」10.9%の順。

<男女別>
男女別でも、それぞれ「醤油」が1位だった。【男性】の2位は「とんこつ系」15.1%、以降「みそ」13.9%、「塩」10.1%。【女性】の2位は「とんこつ系」13.9%、以降「シーフード・海鮮系」12.6%、「塩」10.9%の順。

<エリア別>
以下に、エリア別好きな『味』TOP3をまとめた。

1位は【九州・沖縄】を除くすべてのエリアで「醤油」で、35~45%程度の割合だった。【九州・沖縄】は唯一「とんこつ系」で、41.2%と、やはり4割程度であった。
2位は【北海道】【東北】【関東】が「みそ」、【東海】【北陸】【近畿】【中国】【四国】が「とんこつ」と、大きく東西で分かれている。【甲信越】の「塩」と、【九州・沖縄】の「醤油」はそれぞれ単独で、エリア差がよく出た結果であった。
3位は【北海道】【東北】【四国】で「シーフード・海鮮系」がランクイン。【甲信越】【中国】は「みそ」、【関東】は「とんこつ」、残りのエリアは【塩】という結果。
【北海道】は”みそラーメン”というイメージだが、1位は「醤油」だった。【甲信越】は49.2%が1位「醤油」と回答しており、2位の「塩」は12.1%と、1位と2位の差が大きい。断然「醤油」といった傾向だった。

 男性はピリッとスパイスを。女性は具材をトッピング。

■何かトッピングしますか
『カップラーメン』を食べる際、トッピングなどをするかどうか尋ねた。「よくする」6.1%、「たまにする」18.2%で、”する”計は24.3%であった。4人に1人は『カップラーメン』にトッピングをしているという結果だった。

<男女別>
【男性】は”する”計25.5%、【女性】は22.4%で、やや【男性】の方が割合が高かった。

■トッピングの種類
最も多かったのは「ネギ」44.4%で、トッピングする人の半数近くが回答している。次いで「こしょう」37.3%、「海苔」23.0%、「七味」19.5%、「ラー油」17.0%、「ごま」13.4%、「にんにく」」11.5%と続いた。「その他」が28.0%と、3割近くが選択肢以外のものを回答している。

<男女別>
【男性】の方が多かったトッピングは、「こしょう」、「七味」、「ラー油」、「にんにく」など。【女性】の方が「ネギ」、「海苔」、「ごま油」、「チーズ」、「お酢」など。【男性】はスパイス・辛い系、【女性】はお好みの具材などと、傾向に違いがあった。

 『カップめん』ができあがるまでの待ち時間、女性は有効活用したい傾向

■『カップめん』の待ち時間
お湯を注いで『カップめん』が出来上がるまでの待ち時間、どのように過ごしているかを尋ねた。最も多かったのは「テレビを観る」34.6%、次いで「飲み物や箸などを準備して待つ」29.0%、「ただただじっと待つ」25.9%と続いた。

<男女別>
【男性】で最も多かったのは「テレビを観る」32.7%、「ただただじっと待つ」29.5%、「飲み物や箸などを準備して待つ」21.0%の順。
【女性】では「飲み物や箸などを準備して待つ」41.2%、「テレビを観る」37.5%、「タイマーが鳴るのを待つ」20.6%であった。
男女差が大きかったのは「飲み物や箸などを準備して待つ」で、女性が20.2%も上回り、ほぼ男性の倍。「家事をする」も女性が男性を10.5%上回った。逆に「ただただじっと待つ」については、9.1%ほど男性の方が多かった。女性の方が、男性よりも”なにもせずに待つ”のが苦手で、家事をしたり、準備をしたりと、わずか数分の待ち時間でも有効活用したい気持ちが伺える。

■『カップめん』のふたを何で押さえるか
回答が最も多かったのは「箸」41.1%、次いで「付属のシールやテープなど」40.9%で、ここまでは4割以上の人が回答している。続いて、「後入れの具材やスープなどの袋」29.1%、「お皿」19.1%であった。以降はがくっと減ってしまうので、ほぼこれら上位4つで占められているようだ。

<男女別>
男女で比較してみても、上位4項目に変わりはないが、【男性】は「何も乗せない」14.5%がその次に多かった。


【調査概要】
調査方法:インターネットを利用した市場調査
調査期間:2015年2月6日~2月20日
有効回答数:DIMSDRIVE登録モニター男女6,235人

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[インターワイヤード]
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