SIMフリースマートフォンの販売動向およびMVNO SIMカードの利用意向調査 

2015年04月03日
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンは、SIMフリースマートフォンの販売動向(※1)および、MVNO SIMカードの利用意向について調査結果を発表した。

【概要】

・スマートフォン販売に占めるSIMフリー端末の数量構成比は2015年1-2月期で1%、家電量販店・インターネット販売では5%

・MVNO SIMカードを利用しない理由トップは「詳細が分からない」


【SIMフリースマートフォンの認知度上昇。スマートフォン販売に占める割合は1%】

スマートフォン販売に占めるSIMフリー端末の数量構成比は2015年1-2月では1%であった。ただし、家電量販店およびインターネット販売に購入チャネルを絞ってみるとこの割合は5%に達した。SIMフリースマートフォンの販売モデル数は2月時点で20モデルを超えるが、売れ行きの良いモデルは限られており、今後の拡大は市場に投入されるモデルのスペックやメーカーの認知度等にある程度の影響を受けることが考えられる。端末の税抜き平均価格はおよそ26,000円でミドルレンジのモデルが主流となっている。
 SIMフリースマートフォンの認知度について、3カ月以内のスマートフォン購入者、および1年以内のスマートフォン購入検討者を対象に調査を行ったところ、知っている割合(※2)は78%に達した。半年前に実施した調査ではこの割合は64%にとどまっており、CMやキャンペーンなどによる露出増加に伴い認知度は高まっているといえる。

【MVNO SIMカードの利用意向】

SIMフリースマートフォン購入の主な目的としては海外やMVNOのSIMカードを使用し通信費を抑えることがある。MVNOのSIMカードの利用意向について調査したところ、非ユーザー(※3)の内10%が「利用したい」とし、48%が「比較検討したい」とした。通信費はスマートフォンの主要な不満点の一つであり、MVNOが提供する比較的低価格なSIMカードはフィーチャーフォンユーザーとスマートフォンユーザーの双方をターゲットに今後拡大すると見込まれる。一方で、MVNOのSIMカードを利用しない理由としては、「詳細が分からない」が最多回答となっており、「サポートや保証が不安」がそれに続いた。
MVNO市場の更なる拡大には、認知度や安心感の向上に加え、フィーチャーフォンからの買い替えも視野に入れた分かりやすい仕組み作りが必要といえる。また、既に一部始まっているキッティングサービスや端末の保証サービスの充実にも期待がかかる。

(※1)全国有力家電量販店・携帯電話専門店等の販売実績を基に小売市場規模相当に拡大推計(ダイレクト販売を除く)
(※2)利用している、利用したことがある、知っている、名前は聞いたことがあるの合計
(※3)携帯電話使用者かつMVNOのSIMカードの非使用者

■当リリースに掲載した調査内容は、当社作成「携帯電話・スマートフォン使用実態調査2015」より抜粋。


【調査概要】
・調査期間:2015年1月29日~2015年2月8日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:18~69歳の男女
・サンプル数:
 プレ調査:7,836名、
 本調査:3カ月以内のスマートフォン購入者438名、1年以内のスマートフォン購入予定者430名
・調査項目:携帯電話・スマートフォンの使用状況(使用率、ブランドスイッチ状況、属性等)、購入状況、購入予定、SIMフリースマートフォン・MVNOの利用動向

各調査項目において男女別・年代別・職業別・都道府県別等に比較調査を実施

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ジーエフケー マーケティングサービスジャパン]
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