転職にまつわる調査(エンジニア職に就く(または就いていた)25~39歳男女対象) 

2015年04月03日
トライアローは、エンジニア職に就く(または就いていた)25~39歳の男女300名を対象に、転職にまつわる調査を実施。

この調査結果によると、就業先を選ぶ際には「給与・待遇」が重要視される項目でありながら、内定をもらいたいがために妥協する点も「給与・待遇」が多いことが判明し、転職の理想と現実が少なからず乖離していることが見えてきました。また、転職を決定づけた出来事でもエンジニアならではのものから、ユニークなものまでが寄せられましたのでご紹介します。

【調査結果】

■過去に転職を考えたことがある・転職活動したことがある人が約9割

終身雇用はもはや神話化し、35歳限界説も過去の話となりつつある現代の雇用・転職事情ですが、「過去に転職をしたことがありますか」と質問したところ、「転職をしたことがある」が約6割、「転職を考えたが、具体的な活動はしなかった」が約2割となり、過去に転職を考えたりしたことがある人を合わせると約9割という数値になりました。

■転職を考えた際の理由は「給与・待遇への不満」がトップ

転職を考えた際の理由を聞いたところ、「その時の給与・待遇への不満」(136人)が最多で、次いで「仕事内容(112人)」「職場の人間関係(91人)」という回答結果になりました。合わせて転職を決定づけた出来事は何か聞いたところ、給与の不満や残業代未払いといったものが多かった他、「残業が多い」(31歳/女性)、またそれが要因となり「過労でチーム全体が常に鬱モード」(34歳/女性)といった、エンジニアが直面する厳しさを感じさせる意見も見られました。ユニークなところでは「トイレ掃除を義務としていて、参加しないと給与査定に影響する」といった回答も寄せられました。

Q.転職を決定づけた出来事は何ですか?
◆「給与が上がらず、人事も変えてくれず、不利な条件がすべて揃った」(32歳/男性)
◆「残業代が支給されない」(34歳/男性)
◆「残業が多い」(31歳/女性)
◆「とにかく毎日深夜までの残業。過労でチーム全体が常に鬱モード。深夜家に帰り2~3時間寝るだけでまた出勤の毎日が嫌になった」(34歳/女性)
◆「ボランティア活動としてトイレ掃除を義務としていて、参加しないと査定に影響する。ボランティアなのに強制しては、もはやボランティアではないのでは…?と疑問を感じた」(38歳/女性)

■就業先を選ぶ際、重要視するポイントは「給与・待遇」「勤務地」「職種」

では実際に転職活動をする際、皆さんは何を重要視して就業先を選ぶのでしょうか?業先を選ぶ際に何を重要視するか聞いたところ、特に高い項目として「給与・待遇」(86.0%)、「勤務地」(84.7%)、「職種」(83.0%)が挙げられました。結果の詳細は以下の通りです。

■しかし就業先選びのこだわりポイント「給与・待遇」が、実は妥協で切り捨てポイントに

ではもう一歩踏み込んで、「転職活動の際、正直、早く内定をもらいたいがために、雇用条件面等で妥協した点がありますか」と聞いたところ「はい(妥協した)」が44.2%、「いいえ(妥協しなかった)」が55.8%という結果が出ました。

上記で「はい(妥協した)」人にさらに、「早く内定をもらいたいがために雇用条件面等でどの程度妥協しましたか」を聞いたところ、妥協する割合が多い項目は「給与・待遇」が68.8%で1位という結果になり、「勤務地」(31.3%)、「業種」「勤務時間」(30.0%)と続きました。「妥協はしなかった」という人が多かったものの、就業先選びの際は重視するはずの「給与・待遇」は、実は内定を優先させたい時に妥協しやすい項目になっており、転職の理想と現実に差が出た結果となりました。


【調査概要】
調査期間:2015年2月20日~23日
調査対象:エンジニア職に就く(または就いていた)男女/1都3県在住、25~39歳
回答数:300人
調査方法:インターネットリサーチ

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[PRTIMES]
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