「SNSと家庭内コミュニケーション」実態調査 

2015年03月16日
オウチーノ総研は、20歳~39歳の独身男女 553 名を対象に「『SNS』に関するアンケート調査」を行った。

最初に、「あなたは SNS で家族と『友だち』ですか?もしくはフォローしていますか?」と聞いた。結果、LINE・Twitter・Facebook、いずれかで家族とつながっていると回答した人は 45.5%だった。また、「LINE で、家族とトークはしますか?また、家族の『グループ』はありますか?」と聞いたところ、家族同士でトークをしている人は LINE ユーザーの 49.0%、家族の「グループ」がある人は 22.1%だった。


【調査結果】

1. 77.0%が SNS に登録、LINE 利用者は 53.2%。

はじめに、「LINE・Twitter・Facebook を利用していますか? 」 とい う質問 を した 。結果、LINE が53.2%、Twitter が 50.1%、Facebook が 47.4%、どれも利用していない人が 23.0%だった。77.0%はLINE・Twitter・Facebook いずれかを利用していることが分かった。男女別に見ると、LINE が男性47.3%、女性 59.1%。Twitter が男性 53.1%、女性47.1%。Facebook が男性 48.4%、女性 46.4%だった。LINE のみ、女性の利用率の方が 11.8%高かった 。また 、年代別に見る と、LINE が 20代 58.3%、30代 48.0%。Twitter が 20 代 55.8%、30代 44.4%。Facebook が 20代 51.4%、30代43.3%。いずれも利用していない人は 20 代が19.6%、30 代が 26.4%だった。

2. 45.5%が、SNS で家族とつながっている!

次に、LINE・Twitter・Facebook それぞれを「利用している」と回答した人に、「SNS で家族と『友だち』ですか?もしくはフォローしていますか?」と聞いた。結果、3 つの SNS いずれかで家族とつながっている人は、45.5%だった。詳しく見ると、LINE で家族と「友だち」になっている人が 55.1%、うち父親が 17.7%、母親が 26.2%、兄弟・姉妹が 46.3%。
Twitter で家族をフォローしている人が 16.2%、うち父親が3.6%、母親が 6.9%、兄弟・姉妹が 13.0%。Facebook で家族と「友だち」になっている人が 27.9%、うち父親が 9.2%、母親が 8.8%、兄弟・姉妹が 20.2%だった。3 つの SNS いずれかでつながっている割合は、父親が 14.6%、母親が21.1%、兄弟・姉妹が 37.3%だった。
特に兄弟・姉妹は、年代的にも SNS を利用している割合が高く、年が近い分、両親よりも気軽につながりやすいのだろう。また、Twitter で家族をフォローしている割合が低いのは、匿名性が高いため、より近い存在とはつながりづらいと考える人が多いのではないだろうか。

3. LINE ユーザーのうち、22.1%が「家族グループ」を持っている!

次に、家族同士でトークや「イイね!」、コメントなどのやりとりをするか聞いた。結果、LINE・Twitter・Facebook いずれかで家族とやりとりしている人は 40.6%だった。なかでも、LINE で家族とトークを人は、LINE ユーザーの 49.0%だった。さらに、家族の「グループ」があるか聞いたところ、「ある」と回答した人は 22.1%だった。また、Twitter については、リプライやリツイート、お気に入り登録を家族と「する」と回答した人は、Twitter ユーザーの 12.3%、Facebook の「イイね!」やコメントを家族と「する」と回答した人は、Facebook ユーザーの 21.4%だった。
家族別で見ると、3 つの SNS いずれかで父親とやりとりしている割合は、SNS ユーザーのうち 13.4%、母親が 21.1%、兄弟・姉妹が 33.3%だった。

4. 家族の「LINE グループ」がある人は、44.6%が「SNS によって家庭内コミュニケーションが増えた」と回答。

最後に「SNS を利用することで、家庭内コミュニケーションは増えましたか?」という質問をした。結果、SNS で家族とつながっている人のうち、「とても増えた」と回答した人は 5.9%、「まあまあ増えた」と回答した人は 12.3%、「変わらない」と回答した人は 80.8%、「少し減った」と回答した人は 0.2%、「とても減った」と回答した人は 0.8%だった。また、3 つの SNSいずれかで家族とやりとりしている人は、「とても増えた」が 11.0%、「まあまあ増えた」が 24.2%、「変わらない」が 64.8%。
LINE で家族の「グループ」がある人は、「とても増えた」が 15.4%、「まあまあ増えた」が 29.2%、「変わらない」が 55.4%だった。家族の「LINE グループ」がある人は、44.6%が「SNS によって家庭内コミュニケーションが増えた」と感じていることが分かった。SNS でより活発に家族と交流を持つことは、家庭内コミュニケーションの活性化にもつながっているようだ。
「増えた」と感じる理由については、「家族で LINE の『グループ』ができたことにより、みんなで出掛ける相談がしやすくなったから」(25 歳/女性)や「ちょっとしたことも報告するようになったから」(31 歳/女性)など、気軽に連絡をとるようになったという声が最も多かった。他には、「甥っ子、姪っ子の写真が増えたから」(38 歳/女性)や「話題が増えたから」(28 歳/男性)、「以前より頻繁に会うようになったから」(34 歳/女性)という声が挙がった。
一方、「変わらない」という回答については、「メールの代替手段として利用しているから」(24 歳/男性)や「もともとコミュニケーションはしっかり取っていたから」(21 歳/女性)という声が挙がった。


【調査概要】
有効回答:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の 20 歳~39 歳の独身男女 553 名(学生は除く)
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2015 年 3 月 6 日(金)~3 月 7 日(土)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[オウチーノ総研]
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