プロモーション動画の視聴者と非視聴者における態度変容調査 

2015年03月30日
Wano及びアドウェイズは両社が運用するスマートフォン向け動画アドネットワークサービス「VeleT(ベレット)」の広告主2社の協力を得て、同サービスが保持している動画視聴者および非視聴者データを対象に動画広告視聴後の企業、企業商品の認知および購買意欲の向上に関する意識アンケート調査を行いました。

本調査は、動画視聴者、非視聴者ならびに動画視聴者の回答結果において視聴回数や視聴時間に応じた数値の変遷などの集計を行いながら、一般的にCookieを介したアンケート手法が主流であるため取得が難しいiOSユーザーに対し、「VeleT」独自のオーディエンスデータの取得方法によるアンケート実施が実現できました。

■動画視聴者と非視聴者における比較実績

●株式会社エイチ・アイ・エス 「100個割」
■有効回答数:1,177件(うち動画視聴者:568件、非視聴者:609件)
■プロモーション期間:2015/1/16~1/31
■調査期間 2015/2/18~2/24
■プロモーション配信ターゲット:関東圏在住の10~20代男女
■質問事項(調査目的)
①あなたはエイチ・アイ・エスという会社を知っていますか? (企業認知度調査)
②エイチ・アイ・エスが提供する学生旅行「100個割」をご存じですか?(商品認知度調査)
③「100個割」で知っている割引プラン全てにチェックを入れてください。(商品知識調査)
④「100個割」を知って実際に旅行に行きたくなりましたか?(購買・利用意欲調査)
 上記のアンケートを実施し、回答結果を集計した結果のサマリーは以下の通り。(図1参照)

①  企業認知度調査の結果、動画視聴者の認知率は非視聴者の約104%。
②  対象商品の認知度調査の結果、動画視聴者の認知率は非視聴者の約220%。
③  対象商品の知識調査の結果、動画視聴者の認知率は非視聴者の約312%。
④  対象商品の購買・利用意欲調査の結果、動画視聴者の認知率は非視聴者の約1,033%。

さらに、動画視聴者のうち、複数回動画を視聴したユーザーならびに単一回視聴したユーザーの比較において複数回視聴したユーザーが積極的な回答をした割合は企業・商品認知において約159%、購買意欲においては約129%高いポイントを示しました。

本プロモーションは、エイチ・アイ・エス社の認知度がすでに高い水準にあることを想定した中での調査でしたが、スマートフォンデバイスに最も触れる機会の多いユーザー層、つまり若年層(10~20代)をターゲットにした話題性の強いユニークな学割商材が合致したという点も非常に効果の高い商品の認知および購買意欲向上に結びついたと考えます。特に、購買意欲に関して非視聴者と比較したところ、約10倍もの積極的な回答がありました。

●デアゴスティーニ・ジャパン 「週刊 ロビ(第三版)」
■有効回答数:4,146件(うち動画視聴者:2,665件、非視聴者:1,481件)
■プロモーション期間:2015/1/20~1/29
■調査期間 2015/2/18~2/24
■プロモーション配信ターゲット:全国 20~40代男女
■質問事項(調査目的)
①あなたはデアゴスティーニという会社を知っていますか? (企業認知度調査)
②デアゴスティーニという会社が販売している雑誌をご存知ですか?(ブランド調査)
③デアゴスティーニが販売している雑誌「週刊 ロビ」をご存知ですか?(商品認知度調査)
④「週刊 ロビ」の動画やCMを見て実際に購入したいと思いましたか?(購買意欲調査)

上記のアンケートを実施し、回答結果を集計した結果のサマリーは以下の通り。

①  企業認知度調査の結果、動画視聴者の認知率は非視聴者の約190%。
②  企業ブランド認知度調査において、動画視聴者の認知率は非視聴者の約175%。
③  対象商品の認知度調査の結果、動画視聴者の認知率は非視聴者の約182%。
④  対象商品の購買・利用意欲調査の結果、動画視聴者の認知率は非視聴者の約363%。

さらに、上記調査と同様に視聴回数において調査を行ったところ、複数回視聴したユーザーは企業・商品認知において約110%、購買意欲においては約135%と高いポイントを示す積極的な回答をしました。

なお、本プロモーションでは15秒版、30秒版の動画で配信を行っており、動画視聴ユーザーのうち、動画視聴時間のパターンに分け購買・利用意欲の数値の比較を行い、15秒版を視聴したユーザーと比較したところ、30秒版を視聴したユーザーのほうが約155%購買・利用意欲に積極的な回答をした割合が多いという結果が認められました。

本プロモーションは「VeleT」での動画プロモーションならびにTVCMでの露出展開を同時期に行い、webでの動画訴求と連動させたことでユーザーの認知度が向上したと考えます。
特に動画視聴者の回答結果において非視聴者との対比で、いずれの認知調査でも高いポイントを示したことでWebの動画プロモーションで認知度や購買意欲の向上を目的としたマーケティング活動が可能であると考えます。
そして、動画の視聴回数と認知度・購買意欲の連動性だけでなく、試聴した動画時間により、短い動画よりも長い動画を視聴したユーザーの回答結果がより積極的であるという結果が出ました。このことからも、今後も継続してより最適な動画の視聴回数および動画素材の長さについて調査・検証を続けていくべきと考えます。

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[PRTIMES]
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