2015年 就職活動に関する調査 

2015年03月27日
マクロミルは、1都6県に住む就職活動中の大学3年生と大学院1年生を対象に、今回で4回目となる「就職活動に関する調査」を実施。 調査手法はインターネットリサーチ。調査期間は2015年3月13日(金)~3月16日(月)。有効回答数は300。

【調査結果】

就活生の2人に1人が「解禁前」に就活スタート、すでに5%の学生が内定を獲得

2016年の卒業予定者から、就活の解禁時期がこれまでの12月から3月に繰り下げになりました。就活スタートのタイミングを尋ねたところ、「解禁前」に始めた人は46%、「3月1日の解禁後」に始めた(始める)人は36%、「4月以降」に始める人は18%でした。
また、3月中旬時点ですでに「内定が出ている」と回答した人が5%おり、平均1.7社から内定が出ていることがわかりました。

就活の3ヶ月繰り下げ解禁で53%が混乱
その理由は「スケジュール感がつかめない」「学業との両立が難しい」「企業の足並みが揃っていない」


2016年の卒業予定者から、就活の解禁時期がこれまでの12月から3月に繰り下げになったことについては、95%の人が「知っていた」と回答しました。
その内の53%が繰り下げ解禁を知って、「混乱した」と答えています。
理由は、「スケジュール感がつかめない」「学業との両立が難しい」「企業の足並みが揃っていない」の大きく3種類に分かれました。

混乱した理由

「スケジュール感がつかめない」
・先輩の体験談が参考にならないこと。
・いつから準備すればいいか、日程がどう変わるのか初めてのことで検討がつかなかったから。
・いつなにをすれば良いのか参考にする人がいないから。今でもこの時期にやっていることが正しいのか分からない。
・解禁が遅くなったことで、先輩のスケジュールを参考にできなかった。また、研究と重なるのでスケジュール管理が大変になると感じた。

「学業との両立が難しい」
・理系は研究出来ない。改定は失敗としか思えない。
・今まである程度就職活動が落ち着いてきた時期に卒業研究に取り組めるようになっていたのに、今のスケジュールは 就職活動と卒業研究を並行して行わなければならず、どちらも中途半端になりかねないと思った。
・就職活動の終わる時期がわからず、4年次4月から始まる卒業研究にいつから取り組めるのかわからなくなった。
・民間の就職活動と教育実習期間が完全にかぶるようになってしまった。

「企業の足並みが揃っていない」
・解禁前に内定が出ている人がいること。
・3月よりも前に採用活動を始める企業もあって、統一してほしかった。
・繰り下げられている企業が経団連関係のみで、他企業はむしろ早まっていたりと状況が把握しづらかった。
・フライングする企業が増えたり、情報の乱雑により何を信じればいいのか分からなくなった。

就活生のホンネ 企業に本当は聞きたいけど聞けないこと
1位「将来的な給与」53%、2位「休暇のとりやすさ」49%、3位「残業時間」35%


企業を選ぶ際に、その企業について知りたい情報を尋ねたところ、「社風・雰囲気」が最多で64%、次いで「将来的な給与」58%、「職場の環境」55%、「具体的な業務内容」45%となっています。
一方で、本当は聞きたいけど聞けない企業の情報を尋ねたところ、「将来的な給与」最多で53%、次いで「休暇のとりやすさ」49%、「平均的な残業時間」が35%と続き、待遇面の質問はしづらいようです。


【調査概要】
調査方法 :インターネットリサーチ
調査地域 :茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県
調査対象 :大学3年生・大学院1年生で就職活動中の方(マクロミルモニタ会員)
有効回答数 :合計300サンプル(男性150サンプル、女性150サンプル)
実施日時 :2015年3月13日(金)~2015年3月16日(月)
調査機関 :株式会社マクロミル

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