新入社員を対象としたアンケート調 

2015年03月20日
明治安田生命は、「新入社員を対象としたアンケート調査」を実施。

【調査結果概要】

■「内定企業数」は3年連続の増加で2008年の調査開始以降最高を更新!
 就活満足度も過去最高!


・景気は着実に回復!?企業の採用意欲が高まり、平均内定企業数は「2.16社」と3年連続で増加し、2008年の当項目調査開始以降最高を更新!

・就活満足度も当項目調査開始以降最高に!理由は「働きたい会社に就職することができたから」が増加!

・会社選びは「会社の安定性」が1位!「ワーク・ライフ・バランス」が初のトップ3入り!


■ 女性の上昇志向高まる!?「社長」・「役員クラス」をめざしたい女性新入社員増加!
 男性新入社員の本音は「男性上司のもとで働きたい」!?


・女性の活躍推進機運の高まりで、「社長」・「役員クラス」をめざしたいと考える女性新入社員増加!?

・男性新入社員の本音は、女性上司はイヤ!?男性新入社員が一緒に働きたい上司は、男性上司が女性上司の8倍以上!


■ 理想の上司 男性は「池上彰」さんが2年ぶりの首位!女性は6年連続で「天海祐希」さん!理想の男性上司では「松岡修造」さんが2位にランクイン!

・理想の男性上司は「池上彰」さんが2年ぶりのトップ!2位は「松岡修造」さんが昨年10位からジャンプアップ!「錦織圭」選手の大活躍も影響!?3位は「タモリ(森田一義)」さんと「長谷部誠」さん

・理想の女性上司は「天海祐希」さんが6年連続トップ!2位の「仲間由紀恵」さんは7年ぶりにトップ3入り。3位は「真矢ミキ」さん

・その他、理想の男性上司では「HIRO」さん(EXILEリーダー)(10位)が、女性上司では「ベッキー」さん(4位)、「真木よう子」さん(8位)、「米倉涼子」さん(9位)がそれぞれ初のトップ10入り


【調査結果】

1.就職活動の実態

(1)内定企業数について
内定企業数は「2.16社」と3年連続の増加で、調査開始以降最高!
女性の内定企業数は初めて2社を上回る

・まず、就職活動の実態として、「内定企業数」を聞いてみました。
・2015年春の新入社員の内定企業数は、平均『2.16社』と、3年連続の増加となり、2008年の当項目調査開始以降、2年連続で最高値を更新しました。特に、女性は、当項目調査開始以降初めて、内定企業数の平均が2社を上回りました。厚生労働省の大学等卒業予定者の就職内定状況調査でも、2015年春卒業予定の大学生等の就職内定率は3年連続で上昇しており、企業の採用意欲の高まりから、経済環境が良好であることがうかがえます。
・一方、就職活動にあたりエントリーした平均企業数を調べたところ、昨年から1.0社減少し『22.3社』となりました。2011年の当項目調査開始以降、毎年減少してきており、就職活動期間の短縮等により、エントリー企業数を絞った就職活動にシフトしてきているのかもしれません。

(2)就職活動の満足度について
就活満足度は昨年から約5ポイント増加し調査開始以降最高!

・「就職活動の満足度」について聞いてみました。
・就職活動の満足度(『満足』と『ほぼ満足』の合計)は77.1%と、昨年から4.7ポイント上昇し、2008年の当項目調査開始以降最高となりました。
・男女別でみると、男性の新入社員の満足度(79.8%)が特に高く、こちらも当項目調査開始以降最高となっています。
・また、就職活動に満足した理由として『働きたい会社に就職できたから』(56.6%)が昨年から5.4ポイント増加しています。2015年春の新入社員は、満足いく就職活動ができ、自身が希望する企業に就職することができた人が多かったようです。

(3)就職先を選んだ理由について
会社を選ぶ基準は「福利厚生の充実度」が大きく増加!
女性新入社員にとっては「ワーク・ライフ・バランス」への取組みも重要

・次に、就職先を選んだ理由を聞いてみました。
・トップは2年ぶりに『会社の安定性』(37.8%)となりました。2008年の当項目調査開始以降、『会社の安定性』と『仕事のやりがい』(36.8%)が毎年1位・2位となっています。
・また、3位の『福利厚生の充実度(育児・介護支援等のワーク・ライフ・バランスについての取組みを含む)』(23.0%)は2008年の当項目調査開始以降、初のトップ3入りとなりました。
・女性新入社員では、『福利厚生の充実度』(29.7%)が13.5ポイント、『女性が活躍しているから』(16.9%)が16.7ポイント、それぞれ男性新入社員より高くなっていることから、女性の活躍推進に積極的かどうかが重要な判断材料の一つとなっていることが伺えます。

2.新入社員の意識

(1)働き方のタイプとめざす役職について
めざす役職は「社長」「役員クラス」合計が調査開始以降最高!女性の上昇志向も高まる!?

・新入社員の意識として、「将来めざす役職」を聞いてみました。
・『役職には興味がない』(36.5%)がトップではあるものの、昨年から4.9ポイント減り、3年連続の減少となりました。代わりに、『社長』と『役員クラス』の合計(31.9%)が2009年の当項目調査開始以降最高となりました。
・特に、女性新入社員では、『社長』と『役員クラス』の合計(15.2%)が調査開始以降最高となり、また、『役職には興味がない』(49.4%)が、昨年から7.8ポイント減り、調査開始以降はじめて50%を下回りました。
・女性の活躍推進の機運が高まるなか、将来は主要役職に就いて活躍したいと考える女性新入社員が増えているのかもしれません。

(2)一緒に働きたい上司・同僚・部下について
働きたい上司・同僚・部下の性別は「どちらでもよい」が多数も
男性新入社員の本音は男性上司が良い!?

・一緒に働きたい上司・同僚・部下の性別について、今回はじめて聞いてみました。
・上司・同僚・部下それぞれトップは『どちらでもよい』が6割以上となりました。男女とも、一緒に働く人の性別について、気にならない新入社員がほとんどのようです。
・しかし、上司については、男女とも女性上司より男性上司を選ぶ割合が高くなりました。
 特に、男性新入社員は、男性上司が良いと答えた人が、女性上司が良いと答えた人より30.4ポイント(8倍以上)も高くなりました。女性上司のもとで働くことはまだまだイメージしにくいのかもしれません。

(3)インターンシップについて
インターンシップへの参加で内定企業数が増加!?
参加者の半数以上が「仕事の内容を理解できた」と実感!

・「インターンシップ」について聞いてみたところ、インターンシップに『参加したことがある』は39.9%となりました。
・仕事内容や企業・職場の雰囲気、業界について、インターンシップへの参加を通じて理解を深め、就職活動を進めたいと考えていた新入社員が多くいたことがわかります。
・また、インターンシップに参加した新入社員は、参加しなかった新入社員より内定企業数が平均で0.68社多くなっています。インターンシップ等を通じて、仕事や企業、業界への理解を深めることが重要であるといえるかもしれません。

(4)社会に出ることへの期待と不安について
「自己成長できる」ことへの期待が大幅増加!
不安は「仕事への適正」や「先輩・上司とのコミュニケーション」

・社会に出ることへの期待と不安について聞いてみました。
・期待は『仕事を通して自己成長できる』(53.1%)が昨年から6.9ポイント増加し、1位となりました。また『経済的に自立できる』(51.7%)も2.6ポイント増加しました。両項目とも50%を上回る結果となりました。
・不安は『仕事に対する自分の適性があわないかもしれない』(42.2%)、『先輩や上司とのコミュニケーションがうまくいかないかもしれない』(38.7%)が1位・2位でした。
・また、3位は『配属先・職務内容が希望と違うかもしれない』(23.9%)となり、希望する企業に就職できても、そこで自分のやりたい仕事ができるかどうか不安に感じる新入社員が多いようです。

(5)初任給の使い方について
初任給の使い方は今年も「両親へのプレゼント」がトップ!
「自分へのプレゼント」も増加

・社会人になったことを強く実感するのは、初任給をもらった時かもしれません。そこで、恒例の「初任給の使い方」について聞いてみました。
・初任給のなかで一番お金をかけたいものは、今年も『両親へのプレゼント』(47.3%)がトップで、昨年より1.0ポイント増加しました。2位は『預貯金』(28.1%)、3位は『自分へのプレゼント』(15.3%)となり、トップ3は2009年の当項目調査開始以降、変わらない結果となりました。
・『両親へのプレゼント』と『自分へのプレゼント』は昨年より増加しており、ご家族を大事にしていることや、ご自身へのご褒美を考えている新入社員が多いこともうかがえます。
・初任給で一番お金をかけたいものにかける金額の平均は「45,303円」となりました。

3.「理想の上司」とそのイメージ

(1)理想の男性上司について
理想の男性上司は「池上彰」さんが2年ぶりのトップ!
2位は「松岡修造」さん!昨年10位から急上昇!

・毎年恒例の「理想の上司」について、選んだ理由とともに聞いてみました。
・理想の男性上司は『池上彰』さんが2年ぶりのトップ。男女問わず多くの支持を集めました。ニュース番組等での、物事の真相をついた発言や、わかりやすい解説で視聴者を引き込む姿に、『知性的』である・『指導力がある』上司として支持されたようです。選挙特番等で見かける機会が多かったことも影響しているのかもしれません。
・2位は『松岡修造』さんが昨年10位から大きくジャンプアップしました。スポーツ番組などでの、熱く気持ちのこもった解説や、幼少期から指導されてきた『錦織圭』選手の大活躍から、『熱血』である・『指導力がある』上司として、思い描いたのかもしれません。特に、女性から多くの支持を集めました。
・3位は、『タモリ(森田一義)』さんと、『長谷部誠』さんがランクインしました。『タモリ(森田一義)』さんは、昨年より1つ順位を上げました。『親しみやすい』ことが理想の上司の理由として挙げられており、長年司会として出演された人気テレビ番組は終了しても、ご本人の人気は健在のようです。また、『長谷部誠』さんは、昨年6位からのアップとなり、ブラジルワールドカップでの、日本代表チームを統率する姿に『頼もしい』と感じる新入社員が多かったようです。
・その他、『山中伸弥』さんが2年ぶり、『HIRO』さん(EXILEリーダー)が初のトップ10入りとなりました。

(2)理想の女性上司について
「天海祐希」さんが6年連続トップ!
2位の「仲間由紀恵」さんは7年ぶりのトップ3入り!

・次に、理想の女性上司について聞いてみました。
・理想の女性上司は、『天海祐希』さんが圧倒的な支持を得て、6年連続のトップとなりました。特に女性からは絶大な支持を集めました。テレビドラマなどで演じる上司・先輩役のイメージから、『頼もしい』、『姉御肌』である理想の女性上司像として、すっかり定着しているようです。
・2位には7年ぶりに『仲間由紀恵』さんが返り咲きました。新入社員からは『頼もしい』、『落ち着きのある』、『親しみやすい』というイメージを持たれています。テレビドラマなどで演じる役柄に加え、昨年ご結婚されたことも、『落ち着き』や『親しみやすい』といったイメージを与えたのかもしれません。
・3位は『真矢ミキ』さんが2年ぶりのトップ3入り。『頼もしい』イメージのほかに、『指導力がある』、『スマート』であるといったイメージで支持されており、正確で的確な指示を与える上司像として、思い描いた新入社員が多いのかもしれません。
・その他、『ベッキー』さん(4位)、『真木よう子』さん(8位)、『米倉涼子』さん(9位)が初のトップ10入りとなりました。『ベッキー』さんは『明るい』、『真木よう子』さんは『姉御肌』、『米倉涼子』さんは『頼もしい』といったイメージを持たれています。


【調査概要】
調査対象:2015年春に就職を予定している新卒男女
調査エリア:全国
調査期間:2015年2月9日(月)~2月20日(金)
調査方法:インターネット調査
有効回答者数:1,159人

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