自動車保有に関する調査 <価値構造分析> 

2015年03月16日
クロス・マーケティングは、全国47都道府県に在住する18歳~69歳の男女を対象に、「自動車保有に関する調査」を実施。

【調査背景・目的】

近年、自動車を取り巻くマーケットは変化しています。若者のクルマ離れ、社会の高齢化、女性ドライバーの増加など、ユーザー属性の変化に伴い、人々のクルマに求める欲求は多様です。
本調査ではクルマに対する購買意識・購買層を分析することで、「今、自動車に求めるもの」を明らかにし、クルマ保有に対する 実態把握を目的としました。
尚、実態を把握するためにいくつかの手法にて分析しており、全5回に分けて調査結果を発表致します。
第3弾である今回は<価値構造分析>を行い、消費者がクルマの保有・運転に対してどのようなベネフィットを感じ、それはどのような価値観に基づくものなのかを明らかにしました。

【調査結果(一部抜粋)】

・【国産・軽自動車】ユーザーの持つ価値観は「節約」と「利便性」である。但し、利便性が持つ情緒ベネフィットは様々であり、明確な価値文脈は得られないため、今後の訴求ポイントは、『運転しやすい便利なクルマが嬉しい気持ちにさせてくれる』というストーリーに絞り込むことで、価値(=利便性)の理解促進を図ることができると考えられる

・【国産・普通車】ユーザーの持つ価値観は「節約」と「安心・安全」である。しかし、安全性をもたらす属性(製品特徴)として想起されるものが少なく、走行性能から安全性への繋がりも希薄なため、今後の訴求ポイントは、『国産・普通車の持つ安心・安全は走行性能によって支えられている』と伝えることで、価値をより固めることができると考えられる

・【輸入車】ユーザーの持つ価値観は「クルマ=ステータス」である。機能自体への評価から機能・情緒ベネフィット、価値観へ流れるストーリーは比較的はっきりしており、今後、より「クルマ=ステータス」という価値提案を強めるために、『周囲が認めてくれる』という情緒ベネフィットを訴求していくことが効果的と考えられる



【調査概要】
・調査手法: インターネットリサーチ(クロス・マーケティングアンケートモニター使用)
・調査地域: 全国47都道府県
・調査対象: 18~69歳の男女。且つ、以下の条件を満たす者
 ・(商用除く) 国産/輸入車(プレミアム/軽/乗用)の新車購入者であり、現在もその車を保有している
 ・対象車種の保有歴が10年未満
 ・対象車種の保有歴が10年未満・運転免許を保有する主運転者かつクルマの購入に関する意思決定者である
 ・業界関係者(自動車・調査・広告)を除く
・調査期間: 2014年11月7日(金)~2014年11月月10日(月)
・有効回答数: 3,222サンプル(以下の通り、保有ブランドで割付)
 ・トヨタ:1,026
 ・ホンダ:522
 ・日産:389
 ・マツダ:171
 ・スバル:145
 ・スズキ:234
 ・ミツビシ:73
 ・ダイハツ:318
 ・輸入車、レクサス:344

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[クロス・マーケティング]
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