中小企業のクラウドソーシング利用に関する意識調査 

2015年03月05日
主婦向けクラウドソーシングサービスの「シュフティ」を運営するうるるは、このたび中小企業の管理職以上の方600名に職場での生産性向上に関する課題や、クラウドソーシングに関する関心度などに関して「中小企業のクラウドソーシング利用に関する意識調査」を実施。

【調査結果】

~中小企業の生産性課題~
中小企業の現場では約9割が「事務処理などの雑務で生産性を高めるべき本質的な業務に集中できてない」と感じており、7割が「1日30分以上3時間未満も無駄になっている」と感じていました。この状況を改善する取組みについて聞いたところ、7割以上が今は何も対策をとっておらず、うち7割が「何か良い対策があれば取入れたい」と考えていました。

~クラウドソーシングについて~

「クラウドソーシング」という言葉の中小企業の現場での認知は6割強で、実際の活用は1割弱と低い割合に留まりました。そこで、書類作成補助やデータ収集・営業事務・文章作成など事務系作業を行う「事務系クラウドソーシング」について訪ねると、6割強が「事務系クラウドソーシングを活用してみたい」と答えました。また、もともと事務職などで働いていた主婦が、子育てなどと両立しながら在宅で事務の仕事ができる主婦への「事務系クラウドソーシング」について、6割強が「新しい女性活用として関心がある」と答えました。

依頼したい事務作業の1位は「エクセルやWordの資料作成」、2位は「請求書作成・営業資料作成などの営業事務作業」、3位は「データ収集・資料化の事務作業」となり汎用性の高い資料作成が人気でした。
そこで、どのような在宅ワーカーに事務系業務を依頼したいかについて聞くと、1位「納品実績や納品能力認定などで保証された人」、2位「やり取りの文章が丁寧な人」、3位「やり取りがスピーディーな人」となり、質や信頼感が「専門スキルが高い人」や「安くできる人」を上回る結果となりました。
さらに、事業者への希望をみると1位は「PCスキルや常識力、ビジネススキルの教育」、2位「在宅ワークを行う上での法令順守・納品に関す教育」となり、在宅ワーカーの質の担保へのニーズが見受けられました。

また、2014年4月に、うるるが行った「子育て主婦のお仕事に関する意識調査」では、子育て中の主婦が家事や育児のすきま時間に在宅でならば仕事できる時間が「2~4時間未満(38.3%)」、「1~2時間未満(32.5%)」、「30分~1時間未満(10.7%)」だったことから、本調査の中小企業が事務作業で無駄にしている時間「30分以上3時間未満(67.5%)」とのリソースのマッチングができれば、中小企業の現場の生産性向上と主婦就業希望が満たされるという市場ニーズが示唆されました。


【調査概要】
調査名:「中小企業のクラウドソーシング利用に関する意識調査」
調査手法:インターネット調査
調査期間:2015年3月
母集団:社員数300人以下の中小企業に勤める管理職以上の30代~50代、男女600人を対象に実施

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[うるる]
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