ICTの教育活用に関する調査(母親対象) 

2015年03月04日
「栄光ゼミナール」は、ICTの教育活用について、全国500人の母親を対象にWEBによるアンケート調査を実施しました。

【調査結果の概要】

●68.8パーセントの母親が「我が子には情報リテラシーの修得」を希望

●ICTの教育活用で適している機器はタブレットとノートPC

●ICT機器使用の学習場所は学校、家庭、塾

●教育の主役は対面教育。ICT活用は必要に応じて補完的に

●ICT活用について希望するサービスは多様

●栄光ゼミナールの「i-pad mini」学習に5割の母親が関心


【調査結果】

68.8パーセントの母親が、「我が子には情報リテラシーの修得」を希望

「21世紀型能力として情報リテラシーが大切といわれています。お子さまには、情報リテラシーを身に着けてほしいと望みますか」との質問に対して、「強く望む」が36.0%、「望む」が32.8%と回答した。一方、「それほどには望まない」「望まない」は合わせても5.4%と極めて低い。
また、「1人に1台のタブレット」という政府方針に賛成の母親ほど情報リテラシーの修得を強く望み、「どちらかといえば反対」の母親では「ふつう」との回答が45%を占め、「反対」の母親では「それほど望まない」「望まない」の合計が27%となった。
逆にとらえれば、子どもに情報リテラシーを望む母親ほど、政府の方針を支持している。

ICTの教育活用で適している機器は、タブレットとノートPC

「タブレット」、「ノートPC」との回答が圧倒的に多い。特に「iPad」「iPad mini」は53.4%と過半数の支持を得た。スマートフォンを支持する母親は極めて少数。一方、「使用する必要はない」との否定的な意見は9%とわずかである。母親が持っているICT機器ではスマートフォンとPCが圧倒的に多いが、教育への活用ではポータブル性や機能からタブレットが支持されたとも考えられる。※複数回答可

母親が持っている機器を年代別で調べると、年代が上がるほどスマートフォンの保有率は下がる(20代では91%、50代では55%)。また30代から50代ではタブレット保有について、家族共用ではあるが20%を超えている。50代では60%の母親が自分用PCを持っている。

ICT機器使用の学習場所は? 学校と家庭の居間が7割以上、学習塾36%。

「お子様の学習にICT機器を使用するとき、使用に適している場所は?」と尋ねたところ、学校が76.4%、家庭(居間)が75.2%と高い回答を得た。家庭(子供部屋)の回答が9.8%にとどまっていることから、教師や親の目の届くところで使用させたいとの考えが浮かび上がる。
また、学習塾と回答した母親も35.8%にのぼる。ほとんどの学習塾がまだ導入していない現状を考慮すると、学習塾のICT活用教育にも強い期待があると考えられる。

「教育の主役は対面教育。ICT活用は、必要に応じて補完的に」を希望


従来通りの対面型に補完としてICT活用が68%と圧倒的。ICTのみ、ICT主役は合わせても8%にとどまった。また、家庭での予復習に利用の意見も9%にとどまっている。母親の大半は、教師によるクラス制の対面指導という従来の学習法を希望している。

ICT活用について希望する学習サービスは、多様

希望する学習は極めて多様といえる。母親は平均すると1人当たり3.7個の学習サービスを選択している。最も多かったのは「インターネットを使っていつでも自由に質問できる」で49%。「e-learningによる教科指導」が18%と低かったように、「教師対面授業が主役でICTは補完的に」の声が強いと思われる。そのような中、「e-learningによる英会話」の44%、「英単語・語句・知識の暗記」の32%は注目される数値である。

栄光ゼミナールの「iPad mini学習」に、およそ5割の母親が関心を

今年度から、栄光ゼミナールではiPad miniを使った学習指導を導入している。そこで、回答者のお母様にPRのホームページをご覧いただき感想を尋ねた。
「関心が湧いた」「少し湧いた」を合計すると、49%とほぼ半分。学校や学習塾での導入例も少なく、まだ理解されにくいようだ。ソフトや指導法の開発はもちろんだが、保護者へのわかりやすい説明やPRが必要と感じた。


【調査概要】
・調査方法:webによるアンケート調査 (webサイト:女性向けクラウドソーシングサービス「Woman & Crowd 」)
 ※サイバーエージェントグループ・株式会社STRIDEが運営
・実施時期:平成26年9月
・対象と標本数:「Woman & Crowd」の会員、母親500名(妊娠中を含む)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ValuePress]
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