第2回 雑誌広告効果測定調査 

2015年03月03日
ビデオリサーチは、日本雑誌協会及び日本雑誌広告協会に協力し、2014年10月~11月に「雑誌広告効果測定調査」を実施。

この調査は、雑誌広告に関して業界共通で利用できる客観的な基準値を整備、蓄積することを目的とし、各出版社からの雑誌エントリーと、広告会社(電通、博報堂DYメディアパートナーズ、アサツーディ・ケイ)、およびビデオリサーチの出資による共同調査として実施されたものです。

調査データを通じて、雑誌広告の真の価値をお伝えしたいという思いを込めて「M-VALUE(エム・バリュー)」と名付けました。
2回目となる今回は、協賛社として双葉通信社、コスモ・コミュニケーションズの2社を加え、前回(33誌)を上回る、21社36誌、合計646素材の広告を対象に調査が行われました。

【第2回M-VALUEの平均値による結果トピックス】

◆雑誌広告の注目率の平均は、44.7%
雑誌読者のうち、掲載された広告に「注目」した(確かに見た)人の割合を示す「広告注目率」は、36誌646素材平均で44.7%でした。
また、読者のうち、広告を「確かに見」て「内容まで読んだ/じっくり見た」人の割合を示す「広告精読率」の平均は28.9%でした。
※今回より、広告への「接触/注目/精読」を確認する質問を改良しています。

◆雑誌広告を見ての心理変容
広告に注目した読者の66.6%が広告商品・サービスに「興味関心」を抱き、53.0%が「購入・利用意向」を示しています。
また、広告注目者のうち、「もっと詳しく知りたい」気持ちを起こす読者は24.6%、「来店意向」を示す読者は20.3%となっています。

◆広告クリエイティブ自体への「好意」と、広告効果
今回調査から、広告クリエイティブそのものに対する好意(5段階評価)の項目を追加しました。注目者ベースでの「広告好意度(とても+やや好き)」の全素材平均は65.0%でした。
一方、好意度が80%を超えた86素材における、商品への「興味関心度」は平均で 82.7%と、全素材平均を約16ポイント上回りました。また、「購入・利用意向度」も72.7%と、全素材平均を約20ポイントも上回っています。
ターゲットメディアである雑誌において、掲載広告に注目したより多くの読者の「興味」や「買いたい気持ち」を喚起させるには、「読者が好むクリエイティブ=どう伝えるか」にも留意することが大切であることを示唆する結果となっています。

※調査結果の概要は、日本雑誌協会および日本雑誌広告協会WEBサイトにて、2015年3月下旬を目処に公開いたします。
※詳細データはビデオリサーチより有償提供いたします。


【調査概要】
・調査目的:業界共通で利用できる雑誌の広告効果の客観的な基準値を整備、蓄積する
・調査対象誌:21社36誌(2014年10月~11月売り号)
・調査エリア:ビデオリサーチ『MAGASCENE』に準ずる全国主要7地区(16都道府県)
・調査対象者:調査エリアに居住する15歳~69歳の男女個人に対し、インターネット調査にて対象誌の閲読経験を確認し、調査を依頼
・目標有効標本数:1誌あたり 150サンプル(36誌のべ有効5810サンプル)『MAGASCENE』データにおける対象誌閲読者の性年齢構成で割付
・調査方法:調査対象号の発売日に雑誌を郵送し、一定の閲読期間後にインターネット調査を実施 広告素材は、雑誌を手元に用意して再認させる
・調査広告素材:
 ・1誌につき最大20素材
 ・表2・目次対向・センター・表3・表4は必須選定
 ・その他は、掲載ポジション・掲載ページ数・広告種類・広告商品
 ・ジャンルについてその雑誌の実態を加味してビデオリサーチが選定
・調査項目:
 ・広告接触率、注目率、精読率
 ・興味関心、購入・利用意向
 ・理解度、信頼度、好感度
 ・広告感想、クリエイティブへの好感度(新規)
 ・心理変容、レスポンス行動
・実査機関:株式会社ビデオリサーチ

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