第2回「仕事・会社に対する満足度」調査 

2015年02月27日
リスクモンスターは、第2回「仕事・会社に対する満足度」調査結果を発表。

【調査結果】

[1] 「仕事・会社に対する満足度」/勤続意欲

調査対象者 600 名に聞いた「仕事・会社に対する勤続意欲」は、「今後も勤め続けたい」(回答率 63.8%)が「勤め続けたくない」(同 36.2%)を大きく上回る結果となったが、前回との比較では、「今後も勤め続けたい」は 5.5 ポイント減少する結果となった。
「今後も勤め続けたい」を回答した内訳をみると、男女別では、女性(同 62.7%)が大幅に低下したことで男性(同 65.0%)が逆転したほか、年代別では、年代が上がるにつれて勤続意欲が強くなる傾向は前回と同様ながらも 20 代(同 58.4%)、30 代(同 60.5%)での大幅な低下によって、その傾向は強まっている結果となった。また、未・既婚別では、未婚(同 56.0%)に比べ既婚(同71.7%)は、15 ポイント以上も上回り、いずれも生活の安定性を望む姿勢が表れた結果となった。

[2] 「仕事・会社に対する満足度」/勤続意欲(年収別)

勤続意欲について、年収別で調査したところ、年収が高くになるにつれて勤続意欲が高まる傾向が見られ、全体としては、年収 300 万円未満の場合に、勤続意欲が低下する結果となった。この結果は、主に男性、30 代、未婚においても同様の傾向を示していることから、今後家庭を築いていこうとする 30 代男性にとって年収の多寡は、仕事を選ぶ大きな要因となっていることを表しているといえよう。
また一方で、20 代や女性においては、年収 800 万円以上の場合に、勤続意欲が低下する結果となっていることを考慮すると、20 代や女性にとっては、高年収に伴いやすい業務の責任を負うことを好んでいない可能性があることが推測される。

[3] 「仕事・会社に対する満足度」/勤続意欲(出世願望別・役職別)

勤続意欲について、出世願望の有無別で調査したところ、性別、年齢別、未既婚別のすべてのカテゴリにおいて、出世願望がある方が、勤続意欲が高い結果となった。
役職別に勤続意欲の調査を行った結果、高い役職に就いている方が勤続意欲も高まる傾向にとなった。

[2]の調査結果と合わせて、これらの調査で明らかになったことは、「高い出世意欲とやりがいをもって、精力的に職務に取り組む人間の多くは、企業に評価されることで相応の役職を得て、一定水準以上の収入を得ることで、それを一層のモチベーションに変え、長きにわたって企業の繁栄に寄与する可能性が高い」ということであろう。そして、その逆も然りであり、「出世意欲が低く、自らの職務に積極性を持たない人間の多くは、企業から評価されにくく、十分な待遇を得られないことから、勤続意欲が低下していき、転々と職業を変えていく可能性が高くなる」ということになるのであろう。

[4] 「仕事・会社に対する満足度」/業種別・職種別

業種別に勤続意欲を集計したところ、「今後も勤め続けたい」という回答が最も多かった業種は、「農業」(回答率 100.0%)であり、「公務」(同 83.0%)が2位、「教育、学習支援業」(同 73.1%)が3位となった。「公務」(前回回答率 81.0%)、「教育、学習支援業」(同 73.1%)においては、「資材製造業」、「その他製造業」、「電気・ガス・熱供給・水道業」、「情報通信業」などとともに、前回に引き続き高い水準を維持している。男女別では、男性の勤続意欲が高い業種としては、「農業(回答率100.0%)」、「公務」、「教育、学習支援業」(同 83.3%)が挙げられ、当該業種の全体順位を押し上げる主因となっている。女性の勤続意欲が高い業種としては、「機械器具製造業」、「電気・ガス・熱供給・水道業」、「娯楽業」(同 100.0%)となった。

一方で、「勤め続けたくない」という回答が最も多かった業種は、「飲食店、宿泊業」、(同64.3%)であり、以下「不動産業」、「娯楽業」(同 50.0%)と続いた。「飲食店、宿泊業」に関しては、前回調査において、最も勤続意欲の高い業種であったが、最近の外食チェーン店のワンオペレーションに代表される過酷な労働環境を反映した結果となった可能性が考えられる。

続いて、職種別に継続勤務の意識を集計したところ、「今後も勤め続けたい」という回答が最も多かった職種は、「審査・法務」(回答率 100.0%)であり、「経営・企画」(同 75.0%)が2位、「コンピュータ関連技術者」(同 73.9%)が3位となった。特に「審査・法務」においては、男女ともに高い勤続意欲が表れており、職務内容に対する満足度が表れているものと考えられる。

一方で、「勤め続けたくない」という回答が多かった職種としては、「物流・配送業務」(同 66.7%)、「購買・仕入業務」(同 50.0%)が挙げられ、いずれも男女ともに勤続意欲の低さが大きな要因と見受けられる。また、「物流・配送業務」は、前回に引き続き最も勤続意欲の低い職種となっており、その職種を主な構成要素とする「運輸業」における勤労意欲の低さに影響を与えているものと考えられることから、職務における満足度の改善が求められる業種・職種といえよう。

[5] 「仕事・会社に対する満足度」/勤め続けたい・続けたくない理由

「今後も勤め続けたい」と選択した理由を尋ねたところ、1位「職場環境がいいから」(回答率47.5%)、2位「安定した会社だから」(同 42.8%)、3位「やりがいのある職場だから」(同 26.6%)という結果となった。上位3つについては、男女別、年代別、未・既婚別のいずれにおいても高い回答率となっており、前回調査結果から変動が見られないことから、幅広く一般的に満足度に直結する要素と考えられる。一方で、「転勤が多いから」、「海外展開が多いから」といった理由が下位である点からは、ドメスティック志向が強い日本の国民性が表れた結果といえよう。

また、「勤め続けたくない」と選択した理由を尋ねたところ、1位「給料が低いから」(同 41.9%)、2位「仕事にやりがいがないから」(同 33.6%)、3位「職場環境が悪いから」(同 30.0%)という結果となった。このうち「給料」に関しては、一定水準を下回ると急激に勤続意欲が低下することが[2]でも表れており、「勤め続けたくない」理由としては、非常に大きな要素となっていることがうかがえる。

その一方で、「給料が高い」ことについては、「勤め続けたい」理由としては中位に留まっており、なおかつ[2]においても一定水準以上では顕著な伸びが見られないことから、一定水準の収入を得ることで勤労意欲を大きく左右する要素ではなくなることが推測される。


【調査概要】
調査名称 : 第2回「仕事・会社に対する満足度」調査
調査方法 : インターネット調査
調査エリア: 全国
調査期間 : 2014年12月20日(土)~12月21日(日)
調査対象者: 20~59歳の有職者男女個人
有効回収数: 600サンプル

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