「2020年にアジアのハブとなりそうな都市」についてのアンケート調査(海外ビジネスのプロ対象) 

2015年02月27日
Resorzが運営する、海外ビジネスに特化したプラットフォーム「Digima~出島~」にて、海外ビジネス支援事業者に対して「2020年にアジアのハブとなりそうな都市」についてのアンケート調査を行いました。

【~経済回廊、優秀なリーダー、ハブ空港、海洋都市、ハラル…アジア経済を占うキーワードが浮き彫りに~】

日本でオリンピックが開催される2020年。その頃にアジアのハブになる都市はどこなのか?
今回は、そのような疑問からアンケート調査を実施いたしました。

■ 現在のハブ都市・シンガポール、2020年もハブになれる理由とは?

対象者 :海外ビジネス支援事業者150名(国際弁護士・税理士・海外進出コンサルタントなど)
回答方式:アンケート用紙への自由回答形式

「2020年アジアのハブとなりそうな都市は?」

1位 シンガポール
2位 バンコク
3位 ホーチミン
4位  東京
5位  ジャカルタ、クアラルンプール(同数)
7位  香港
8位  韓国
9位  マニラ
10位  上海、ドバイ、プノンペン(同数)

海外ビジネスの専門家150名へのアンケートの結果、3割以上は、現在も「アジアマーケットのハブ」と言われているシンガポールが、2020年もアジアのハブとして機能していくだろうと予測しています。

その理由としては、現在の整備された都市機能といったもの以上に「優秀なリーダーの存在」を挙げている専門家が多く見受けられました。現在の第三代首相は、初代シンガポール首相のリー・クアン・ユーの息子であるリー・シェンロン。「成長こそがシンガポールのDNAである」を標榜し、まさに父のDNAを受け継いだ政策を展開しています。シンガポールにも移民優遇の問題など、様々な課題がありますが、「みなでシンガポールを作っていく」というメッセージを繰り返し発信し、支持を集めています。その支持を頼りに、政策を推し進める姿を、海外ビジネスの専門家も評価していました。

また、シンガポールは既に、世界銀行グループの主要調査レポート『ビジネス環境の現状』(Doing Business)でも、下記のような理由から連年「世界で最もビジネスを行いやすい国」の1位に選ばれています。

・東南アジアの中心に位置しており、「地の利」の良さがある(空港の利便性、港湾設備など)
・英語人材の多さ、ビジネス・インフラ(金融・サービス機能、研究設備など)が整っていること
・各種政策などの有利性(優遇税制、租税条約、FTA、贈収賄に対する取り締まりがしっかりしているなど)

2020年に向け、こうした利点を維持・成長させていくシンガポールは、ハブとなる都市の最有力候補と言えます。

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