シャノンは、国内BtoBマーケティングの意識・課題や現状について、昨年に引き続きマーケティング・販促担当の方を対象にアンケート調査を実施。

【調査結果】

本調査により、国内のBtoBマーケティング領域では、カスタマージャーニーが多様化する中で、リソースの確保は依然として厳しい状況が続いていることが確認できます。一方で、4割の企業がKPIの設定を明確にしていない課題も明らかになっています。

■BtoB 企業のマーケティング課題において、「コンテンツ企画・制作が難しい」が初の上位入り
~マーケティングにおける環境整備の進行に伴い、新たな課題が浮き彫りに~

今回の調査において初めて、「コンテンツ企画・制作が難しい」という課題が上位に入りました。過去3年間では、リソースや成果などに関する課題が上位を占めており、マーケティングを加速させるのに苦労している企業が多い様子が見られましたが、今回の調査によって、様々な施策のベースや誘導先となるコンテンツについての課題が上位にあがり、ある程度作業の効率化や見込み客管理・育成の環境整備が進んだ企業が増え始めたことが推測できます。

■ソーシャルメディアへの意欲低下とオウンドメディアの台頭

今後実施したい活動において、昨年と比較して注目すべき変化は、オウンドメディアが上位に入りこんだ点と、ソーシャルメディアへの取り組み意欲が大きく低下している2点です。ソーシャルメディアを継続して効果的に活用するためには、戦略的なコンテンツ展開が必要だということが改めて認識されたことが推測されます。

施策については引き続きオンライン、オフラインかかわらず取り組まれており、さらにコンテンツを活用するとなれば、カスタマージャーニーの多様化が予測されます。この多様化・コンテンツの活用に対するリソースに関して、さらなる拡充が必要と言えます。

■予算やリソースの確保が厳しい中、カスタマージャーニーの多様化・コンテンツ展開にもとめられるマーケティングオートメーション

前述の通り、カスタマージャーニーの多様化・コンテンツ展開に伴って、今後の新たな投資の必要性が生じる可能性がある一方で、本調査によると、依然としてマーケティングに対するリソースの確保が厳しい状況になっています。今後、コンテンツマーケティングへの新たな投資も考えなければならない場合、投資の最適化につなげる為にも、KPI設定を明確にした継続的なマーケティングオートメーションの活用が必須となってきます。

■KPI設定の重要性が高まる中、マーケティング評価に関して「特に決まっていない」と答えた企業が約4割

活動評価に対する意識については、調査開始当初に比べると少しずつ向上しているようですが、今回の調査では未だに4割にのぼる企業がKPI設定をしていない現状が明らかになっています。これではPCDAサイクルも回すことができず、マーケティングの更なる成果の向上は困難な状況です。

「シャノン調べ」

【調査概要】
調査目的:BtoB企業におけるマーケティング活動の現状と課題の抽出
調査方法:Webによるアンケート
調査対象:マーケティング、販促担当の方
調査期間:2014年11月19 日~12月26日
回答者数:346

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[シャノン]
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