名前に関する調査 

2015年01月09日
インターネット調査会社のマーシュは、全国在住の20代~50代でお子様がいる男女個人を対象に、名前に関する調査を実施。調査期間は2014年12月16日~12月22日で、同社が運営する「D STYLE WEB」のアンケート会員を対象に実施。

【総括】

~表記、響き、名付けの理由・・・自分の名前が気に入っている人/いない人~

 命名は両親から赤ちゃんへ最初の贈り物と言われている。何故、その名前が付けられたのか、両親に名付けの由来を尋ねた経験が、誰しも一度はあるのではないだろうか。そして、物心がついた頃には、自分の名前について、「好き」や「嫌い」の感情を持ったことが、少なからずあると思われる。そこで今回は、子どもを持つ20代~50代の男女を対象に、自分の名前と、子どもの名付けについて、アンケートを実施した。また、分析に関しては、自分の名前を「気に入っている人」と「気に入っていない人」で比較をしてみた。

 まず、自分の名付け親が誰であるのかを尋ねたところ、父親が64.0%、母親が40.4%、祖父母が14.0%と続いた。一方、子どもの名付け親は、本人が77.9%、配偶者が66.0%、両親・義両親が4.4%という結果となり、女性の半数以上が子どもの名付けに関与せず、祖父母の介入が一定数あった時代から、両親が主体となり子どもの名前を決める時代に移行している様子が窺えた。

 次に、名前の「文字表記」「響き」「名付けの理由」について、それぞれ気に入っているかを尋ねたところ、「文字表記」と「響き」を「気に入っている」と回答した人は、自分の名前を気に入っている人が9割以上に対し、気に入っていない人は2割未満と、大きく差が出た。名前の表記と響きは、本人が名前を気に入る基準として、重要であると言えそうだ。一方、「名付け理由」は、名前を気に入っていない人でも、「気に入っている」と答えた人が約4割と、名前を気に入るかどうかには、それほど影響がないようだ。

 更に、自分の名前の印象について、「自分に似合っている/名前負けしている」のどちらに近いか尋ねたところ、「自分に似合っている」に近いと回答した割合が、気に入っている人は9割以上に対し、気に入っていない人は6割以下と、3割以上下回る結果となり、「文字表記」「響き」と同様に、自分の名前を気に入る理由として、影響がありそうなことが分かった。しかし、同じ項目で子どもの名付け時に意識したことを伺うと、本人が名前を気に入るかどうかに影響の大きかった「漢字」は、多くの親が意識しているものの、「響き」と「名前負けしにくさ」は7割強と、漢字に比べると意識されていないことが分かった。

 近年普遍的な名前ではなく、独自性のある名前をつける親が増えている様に感じるが、自分の名前を気に入る理由も、子供の名付けに意識することも「漢字」は変わらず大きな要素であることが明らかになった。しかし、名付けについて年代別に見ると、20代は「漢字」よりも「響き」を意識している傾向があり、響きを重視しつつ、漢字の意味も意識した結果、読みにくい名前が増えてきているのではないだろうか。


【調査概要】
・調査名:名前に関する調査
・調査対象者:全国在住、20代~50代の子あり男女個人
・サンプル数:480s
・割付:「自分の名前を気に入っている」男性・女性各120s、「自分の名前を気に入っていない」男性・女性各120s
・調査期間:2014年12月16日~12月22日
・調査方法:インターネット調査
・調査機関:株式会社マーシュ

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[マーシュ]
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