「花粉症」に関するアンケート2015 

2015年02月10日
インターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「花粉症対策」についてアンケートを行い、 花粉症歴やツラいこと、対策方法等についてまとめました。調査は2015年1月20日~1月23日にかけて実施し、DIMSDRIVEモニター4,626人から回答を得ています。(うち、花粉症の人は1,815名)

【調査結果サマリー】

● 現在花粉症の人は39.2%、甲信越が最も割合高い

● 花粉症は「スギ」が原因である…69.5% 北海道では「シラカバ」

● 困ります・・・「コンタクトレンズが使えない」・「マスクでメガネ曇る」・「集中力落ちる」

● くしゃみ連発回数の平均は 「6.5連発」

● マスクをする人は半数、通院する人は3割・・・花粉症対策


【調査結果】

■現在花粉症の人は39.2%、甲信越が最も割合高い

花粉症にかかっているかどうかも含め、“花粉症歴”を尋ねた。『現在花粉症である』人は39.2%と4割弱という事が分かった。「花粉症になったことが無い」人は55.2%、「以前は花粉症だったが今は治った」という人は5.6%である。現在花粉症である人の“花粉症歴”については「20年以上」が最も多く14.7%で、花粉症と長く付き合っている人が多い。「この1年に発症した」人は1.4%であった。

<性年代別:現在花粉症である人の割合>
男女ともに40代が最も多く、40代男性44.9%、女性43.1%。50代以上は年代が上がるほど割合が低くなっている。70代以上では、70代男性20.6%、女性19.1%と2割前後しかいない。
50代・60代以外では、どの年代も女性よりも男性の方が花粉症である人の割合が少し高い。

<地域別:現在花粉症である人の割合>
最も花粉症率が高いのは【甲信越】の49.7%で、半数近くが花粉症であるという結果に。次いで 【関東】43.7%、【東海】41.9%、【東北】38.2%と続いている。【甲信越】に近い地域ほど花粉症率が高い。【近畿】は37.1%である。【北海道】は他の地域に比べてかなり低く、18.7%であった。

■花粉症は「スギ」が原因である…69.5% 北海道では「シラカバ」

どの植物が原因か、については「スギ」が圧倒的で69.5%である。「ヒノキ」24.6%、「ブタクサ」21.6%は2割強、「イネ科植物」は14.9%である。「どの植物が原因か分からない」人もおり、23.4%である。

<地域別>
東北以南の地域では「スギ」が最も多く、【関東】では74.6%に上っている。「ヒノキ」は【東海】35.6%、【近畿】33.9%、【九州・沖縄】で32.5%と3割を超えるが、【関東】では21.3%と低い。【北海道】は半数近くの46.2%が「シラカバ」が原因と回答し、「スギ」は33.3%にとどまっている。また、「ヒノキ」の値が5.1%と非常に低い。

■ 困ります・・・「コンタクトレンズが使えない」・「マスクでメガネ曇る」・「集中力落ちる」

□花粉症、特にツライ症状は?
現在花粉症の人が”特にツライ”と感じている症状は、「鼻水が止まらない」が最も多く72.9%、次いで「眼が痒い」66.8%、「くしゃみが止まらない」51.0%、「鼻が痒い」46.2%と続いた。絶え間なく続く鼻水とくしゃみ、目や鼻の痒みに苦しむ人が多い。

□仕事や日常生活で困ること
自由回答で、“花粉症のために、仕事や日常生活で困っていること”を記入してもらったところ、症状として多かったのは「くしゃみが止まらない」・「呼吸が苦しい」・「目のかゆみ」等であった。また、症状が出ることで「うっとうしい/イライラする/うざい/とにかく不快」といった気持の面での回答も多い。

”生活において困ること”は「コンタクトレンズが使えない」・「ティッシュの減りが尋常じゃない」・「マスクでメガネが曇る」という回答が多かった。“仕事において困ること”は「集中力が落ちる」という回答が最も多く、「会議中に眠い」、「調理などの衛生的作業の為、顔を触れない」等の回答が挙げられた。また「風邪なのか、花粉症なのかわからない」と、風邪をひいても花粉症だと勘違いしてしまう人も多い。

■くしゃみ連発回数の平均は 「6.5連発」

□花粉症による「くしゃみ連発回数 最高記録」
“花粉症によるくしゃみを、何連発までしたことがありますか?”と、連発の最高記録を尋ねた。「5連発」した人が最も多く29.9%、「3連発」が22.6%、と多かった。「10連発」した人は14.9%と1割を超え、「20連発以上」を経験した人も4.5%いる事が分かった。
回答者の平均は、「6.57連発」である。2005年にも同様の質問を行っているが、似たような傾向にあり、平均は6連発。10年前と変わらないようである。

■マスクをする人は半数、通院する人は3割・・・花粉症対策

□行っている花粉症対策
現在花粉症である人が行っている対処については「マスクをする」が最も多く50.5%である。意外にも?半数は花粉症でもマスクをしていないという結果であった。次いで「目薬をさす」38.1%、「通院する」33.4%、「市販薬を購入する」30.4%、と続いた。市販薬を購入する人よりも、通院する人の方が多い。ただ通院する人の割合は3割にとどまっている。「特に対策はしていない」人は12.0%である。


【調査概要】
調査方法:インターネットを利用した市場調査
調査期間:2015年1月20日~1月23日
有効回答数:DIMSDRIVE登録モニター男女4,626人

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[インターワイヤード]
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