年末年始の旅行に関する調査(キャンピングカーユーザー対象) 

2015年02月09日
一般社団法人日本RV協会は、キャンピングカーユーザーに対し、年末年始の旅行に関する調査を実施。

【調査結果】

■54%のユーザーが年末年始には観光地・温泉めぐりを計画

調査の結果、調査対象276人のうち54.0%の人が年末年始旅行を計画しているという回答を寄せましたが、なかには「旅行そのものを計画していない」(17.4%)、「冬のキャンピングカー旅行は計画しているが、年末・年始は外している」(13.4%)、「年末年始の旅行は計画しているが、キャンピングカーは使わない」(4.7%)という意見も見られ、冬の旅行に対しても様々な楽しみ方があることが判明しました。

また、年末年始旅行の目的を尋ねたところ、1位と2位を占めたのは「観光地めぐり」(31.5%)、「温泉めぐり」(27.7%)となり、「スキー、スノボーなどのウィンタースポーツ」(20.9%)がそれに続きました。それ以外には、「キャンプ場でオートキャンプ」(9.4%)、「実家への年始の挨拶」(8.9%)という答が寄せられました。
一般的に、車を使った冬の旅行となると、実家へ帰省するケースが多くなりそうに感じられますが、キャンピングカーユーザーの場合は様々な目的を持って、積極的にキャンピングカーを活用している様子がうかがえます。

次に、冬の旅行を楽しむ際に、ユーザーがどのような場所で仮眠・休息を取るつもりでいるのかも調査しました。圧倒的に多かったのは「道の駅の駐車場」という答で、その率は59.0%に達しました。次に多かったのは「高速道路のサービスエリア・パーキングエリア」(23.1%)となりました。また「温泉めぐり」という旅行目的が多いことを反映して「立ち寄り湯などの管理人に確認してその駐車場」(5.6%)という答もあがりました。

■旅行日数は2泊3日~3日4泊が主流

年末年始旅行に費やす日数に関しては、「2泊3日」(30.5%)、「3泊4日」(23.7%)の二つに答が集中しました。その2回答を合わせると54.2%という率になり、半数以上のキャンピングカーユーザーは、3日か4日程度の短い旅行を楽しんでいる様子がうかがえます。そのあたりは、GWやお盆休みのような大型連休と違って、短い日程を組まざるを得ないお正月休みの特徴が反映していそうです。
しかし、「4泊5日」から「2週間以上」となると、また回答者も多くなり、4泊以上の日数を休む人たちの総数は、30%を超えるようになりました。これは定年退職をして、日程に縛られないシニアユーザーの層が厚くなっていることを示すと考えられます。

ちなみに、「冬のキャンピングカー旅行で、一番心がけていること」を尋ねてみると、「チェーンやスタッドレスタイヤなど、雪道を安全に走行するタイヤ対策」という答が77.8%という率を示して、断然トップに立ちました。冬の積雪量も年によっては増えることがあり、近年、冬は高気圧に恵まれて晴天が続く太平洋側でも大雪になる機会があることを考えると、当然の結果といえそうです。

それ以外の“冬対策”として、車内で積雪情報を収集するための「ラジオやスマホ、パソコンなどのIT機器を携帯する」(5.6%)、「スノーヘルパー、雪かき用シャベルを用意する」(3.8%)、「非常食を用意する」(3.4%)などの答も散見されました。

また、キャンピングカーの室内装備品のうち、冬の旅行の最中に「一番助かった」と思えた装備は何かを聞いたところ、圧倒的な回答率で「FFヒーター」(75.1%)があがりました。また、「2番目に助かったと思えた装備類」には、「カセットトイレ」(17.3%)という答が寄せられました。冬の旅行では、車外のトイレに行くのも大変だと思う人も多く、また積雪によって車をすぐには移動させられない場合、車内で使えるカセットトイレは大変便利な装備になると評価されたようです。

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[日本RV協会]
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