お酒に関する調査(20歳~34歳の“お酒好き”の男女対象) 

2015年02月05日
生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研は、アルコール飲料の実態を探るために、“お酒好き”の20歳~34歳の男女500名を対象としたアンケート調査を実施し、現代の“お酒好き”たちにどのようなお酒の嗜好があり、最近の嗜好の変化はどのようなものかを探りました。

【調査結果】

◆ 今どき男女のお酒の好みは、“素材本来の自然な甘みと酸味”を備えた本物志向のお酒

まず、自宅と飲食店に分けて、「よく飲むお酒の種類」を聞きました。その結果、自宅、飲食店のいずれのシーンにおいても、「ビール(発泡酒・新ジャンルを含む)」(自宅:72%・飲食店:76%)、「チューハイ・サワー・カクテル」(自宅:65%・飲食店:67%)が、その他のお酒を大きく上回る結果となりました。定番とも言える、ビールの人気にチューハイ、サワー、カクテルが迫ってきていると言えます。特に女性では、「チューハイ・サワー・カクテル」が「ビール(発泡酒・新ジャンルを含む)」を上回り、「よく飲むお酒の種類」として1位となりました。

また、「どういった点を重視してお酒を選んでいますか?」とたずねたところ、最も多かった回答は「あと味の良さ」(85%)。以下、「香りの良さ」(79%)、「さっぱり感」(77%)、「フルーティさ」(66%)、「素材のありのままの味わい」(66%)などが続きます。お酒の味わいに求められる要素として、今は“口当たりや風味の良さ”や“爽やかな果実感”が重視されていることが分かります。

こうした今のお酒の好みについて、さらに詳しく調べました。お酒の好みについて、いくつかのパターンにおいて、2つの味わいを比較してどちらの味わいが好きか選んでもらいました。まず、甘味については、「甘みの強いお酒」と「自然な甘みのお酒」のどちらが好きなのかたずねたところ、「自然な甘みのお酒」の方が良いという人が91%にものぼりました。また、酸味については、「酸味のないお酒」よりも「自然な酸味のあるお酒」の方が良いという人が77%に。同様に、「カジュアルで親しみやすいお酒」と「“本物”、“本格感”が味わえるお酒」では、「“本格感”が味わえるお酒」(64%)に軍配が上がり、「手を加え作り込まれたお酒」よりも「素材の味を活かしたお酒」を好むという人が87%。あまり加工せず、素材の自然な甘みや酸味を活かした、本物志向のお酒が好まれていることが分かりました。

それでは、こうした傾向は以前からずっと続いているものなのでしょうか。「お酒における好みの変化」について質問すると、多くの人に選ばれたのは、「甘味と酸味のバランスを重視するようになった」(72%)、「さっぱりとした味わいを好むようになった」(71%)、「素材本来の味わいを楽しめるものを好むようになった」(66%)といった回答。これらの特徴を備えたお酒は、今人気を高めていることが分かります。
お酒の味わいとしては、甘みと酸味の両方をバランス良く兼ね備えているということが、今後、重要なポイントとなりそうです。その上で、「果実ならではの素材の良さを活かすことで、“自然な味”を楽しむことができる本物志向のお酒」を2015年のトレンドとして注目したいと思います。

◆ “食事との相性の良さ”もポイント!“高果汁のお酒”の人気が明らかに

注目を集めている、“果実そのものの魅力を活かした自然な味わいのお酒”ですが、果実本来の味わいを、それ以外の素材で表現するというのは難しいものです。果汁をたっぷり使うことがポイントとなるでしょう。そこで、こうした“高果汁のお酒”に注目し、「果汁たっぷりの“高果汁のお酒”は好きですか?」と「好き」から「どちらかと言えば好き」、「どちらかと言えば嫌い」、「嫌い」の4段階で聞いたところ、最も評価の高い「好き」と回答した人が41%。「好き」、「どちらかと言えば好き」を合わせた割合は87%と、9割に迫ります。特に女性においては、過半数(50%)が「好き」と回答し、「どちらかと言えば好き」を含めた上位2項目を回答した人は94%にのぼります。男女ともに人気の“高果汁のお酒”ですが、特に女性には非常に高い支持率を誇ることが分かります。

そこで、具体的に、「生搾りのチューハイや、フルーツを使ったカクテルやサングリア」などを例示した上で、「果実や果汁を使ったお酒」についていくつかの質問を行いました。まず、「最近、注目が高まっている」と感じる人は67%と、およそ7割。「自身でも、数年前と比較して飲む機会が増えた」という人も61%と、6割以上です。「果実や果汁を使ったお酒」の人気は、やはり高まり続けているように見受けられます。また、「飲む機会が増えている理由」としては、最多の回答は7割が選んだ「フルーティな味わいが好きだから」。やはり、“果汁感”は大きな支持を集めていることが分かりますが、そればかりではなく、次点に「色々な食事に合うから」(32%)が選ばれたように、“食事との相性の良さ”も重要な要素であることが分かりました。

◆ 手軽に果実感を楽しめる「缶チューハイ」、期待される改善点1位は…「果汁感のアップ」

しかし、こうした「生搾りのチューハイや、フルーツを使ったカクテルやサングリア」に代表される“高果汁のお酒”を自宅で楽しむというのは、なかなか大変なことでしょう。今回の調査でも、こうした“高果汁のお酒”について、「自宅で飲みたい」とした人は65%を占めたものの、「自宅で作って飲んでいる」という人は1割に満たないという結果に。半数以上となる、55%の人が「自宅で作るのは面倒」と答えており、どんなに人気だとは言え、自宅で果実を搾ってお酒をアレンジするというのは、やはり少しハードルが高いようです。

そこで、今後注目したいのが、果汁の使用量が多い缶チューハイなどの市販品。果汁の使用率を高めることで、より生の果物や果汁の風味を楽しむことができる商品に仕上げることも可能です。こうした缶チューハイを利用すれば、自宅でも手軽に“高果汁のお酒”を楽しめるでしょう。そこで、缶チューハイについて、いくつかの質問をしました。

まず、「自宅で缶チューハイを飲む頻度」をたずねると、「お酒を飲む時は必ず缶チューハイ」という人は10%。「必ずではないが、缶チューハイを飲むことが多い」(23%)、「半分程度は缶チューハイ」(14%)を合わせると、およそ半数の人は、自宅でお酒を飲む時の半分以上は缶チューハイを飲んでいます。

このように比較的飲まれる機会の多い缶チューハイですが、「缶チューハイを選ぶ基準」をたずねたところ、最も多かったのは88%が選んだ「飲みやすいもの」。以下、「スッキリしているもの」(85%)、「フルーティ・果汁感のあるもの」(84%)、「甘味と酸味のバランスが良いもの」(82%)が続きました。缶チューハイにおいても、甘味と酸味のバランス、さわやかな果汁感が求められていることが明らかになりました。

しかし、その一方で、「缶チューハイに対して思うこと」としては、「果物本来の自然な味を楽しみたい」と感じている人が82%を占め、81%が「果物を生搾りしたかのような果汁感が欲しい」、78%が「使っている果汁の割合が高い缶チューハイが飲みたい」といったように、果汁にまつわる様々な要望が寄せられました。缶チューハイにとっての課題は、より多くの果汁を使うことで、果汁本来の魅力を引き出すことだと言えるかもしれません。実際に、「缶チューハイに対してもう少しプラスしてほしいこと」を複数回答形式で答えてもらうと、その他の項目を抑えて最多の回答となったのが、57%の人があげた「果汁感」でした。


【調査概要】
調査名:お酒に関する調査
調査対象:20歳~34歳の“お酒好き”の男女500名
 ※事前調査で「お酒が好き」と回答した人
 ※性別・年代別に均等割付
  ⇒ 20歳~25歳の男性:83名、25歳~29歳の男性:83名、30歳~34歳の男性:84名
  ⇒ 20歳~25歳の女性:83名、25歳~29歳の女性:84名、30歳~34歳の女性:83名
調査期間:2015年1月23日(金)~2015年1月26日(月)
調査方法:インターネット調査
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社

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