ブログデータから読み解く、日本人の「2015年の目標」 

2015年01月27日
サイバーエージェントは、2015年1月1日(木・祝)~1月14日(水)の期間に投稿されたブログ記事(Ameba、FC2ブログ、Yahoo!ブログを含む主要ブログサービス提供各社による)をもとに、「2015年・新年の目標」に関する分析をおこないました。

【調査結果】

■ 約6万件の「新年の目標」に見る、2015年の人々の想いとは

今回の調査では、2015年1月1日(木・祝)~1月14日(水)の期間中に投稿された、「今年の目標」または「新年の目標」のいずれかのキーワードが含まれる、合計約6万件のブログデータを分析しました。同時に、5年前である2010年1月1日(金・祝)~1月14日(木)に投稿された同キーワードのブログ記事内容も収集し、比較して分析をおこないました。

2015年の年始から2週間の間に投稿された「新年の目標」に関するブログデータは合計62,497件。5年前の2010年の同時期と比較して関連ワードを分析すると、目標の対象だと考えられる言葉に関しては、2010年、2015年ともに「仕事」「勉強」がトップに。次いで、2010年は「英語」「英会話」「健康」「ダイエット」など、具体的なスキルや取り組み内容などの関連ワードが多かったのに対して、2015年は「人生(を楽しむ)」「人間(的に成長する)」など、精神面の有り様が上位に浮上しています(出現シェア率:「人生」は0.30%、「人間」は0.20%増加)。さらに、スキル・取り組みの関連ワードが並んだ2010年は「成功(させる)」や「目標達成」が上位に入っていたのに対して、2015年は「(決めた目標を)実現(させる)」、「成長(する)」といった言葉で決意が語られる傾向にありました。

これらの関連ワードからは、景気の浮き沈みや様々な社会情勢の影響で先々の見通しが年々立てづらくなっている中で、より自己実現に興味関心がシフトしている可能性がうかがえます。また、「意味」というワードも2010年と比較すると出現シェア率が大きく増加しており、改めて自分自身を見つめなおし、人生や自分自身の本質的な「意味」や価値を考える人が増えているとも考えられます。

■ 大晦日より言及数が急増、元日のピーク後は“仕事始め”でも言及数増

2015年の「新年の目標」に関して、そのブログデータの数(「新年の目標」または「今年の目標」言及数合計)の推移を調べると、大晦日の2014年12月31日(水)より急増、元日・1月1日(木・祝)にはピークを迎え、1日あたりの言及数は13,692件にも上りました。その後、再度ピークが見られたのは1月5日(月)。多くの企業がこの日に“仕事始め”を迎えており、それをきっかけとして、仕事に関しての目標を投稿する人が増加したことが一因だと考えられます。ちなみに、新年の最初の2週間の言及数が62,497件だったのに比べて、12月は、1ヶ月間でも合計7,384件と件数に大きな差がありました。前年の振り返りや新年の目標、年末年始の休暇中のできごとなど、投稿内容が豊富にある1月は、ブログを普段から活用している人だけでなく、しばらく更新をしていなかった人でも投稿がしやすく、全体的にブログの投稿数が増え、アクティブになる時期だとも考えられます。

※今回のブログ記事分析は、株式会社ホットリンクが提供するソーシャルメディア分析ツール「クチコミ@係長」を利用しておこないました。

分析対象:
2010年1月1日(金・祝)~1月14日(木)に投稿されたブログデータ 98,883件
2014年12月1日(月)~12月31日(水)に投稿されたブログデータ 7,384件
2015年1月1日(木・祝)~1月14日(水)に投稿されたブログデータ 62,497件
(データ数は期間中、「今年の目標」または「新年の目標」のいずれかのキーワードが含まれるもの)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[サイバーエージェント]
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