小中高生の勉強に関する意識調査2015 

2015年01月27日
すららネットは、「小中高生の勉強に関する意識調査2015」を小学4年生から高校3年生までの男女に実施。

【調査結果サマリー】

1)小中高生が勉強に一番集中できるのは、「親」より「塾・家庭教師の先生」・「友達」と一緒の時 場所は「自分の部屋」・「学習塾」・「リビング」

2)小中高生にとって効果的な息抜き方法は、「誰かとのコミュニケーション」よりも「食欲・睡眠欲の解消」や「娯楽」

3)小中高生が勉強で使用するもの1位、中高生は「書籍(参考書・教科書)」、小学生は「パソコン」

4)「紙教材」より「デジタル教材」のほうが勉強しやすい、中学生の半数、小学生は7割

5)親に勉強を教えてもらうことが「ある」、小学生は8割強、中学生も半数以上

6)小中高生が評価!親は勉強の先生として100点満点中「71」点

7)勉強に関して親に最も望むコト、「口出ししないで」

8)勉強を教えてほしい芸能人トップ3は「櫻井翔(嵐)」、「北川景子」、「小島よしお」


【調査結果】

1)小中高生が勉強に一番集中できるのは、「親」より「塾・家庭教師の先生」・「友達」と一緒の時
 場所は「自分の部屋」・「学習塾」・「リビング」


小中高生を対象に、授業以外で勉強する時に、あなたが一番集中しやすいのは誰と一緒の時か聞いたところ、最も高かったのは「1人きり」(49.5%)でしたが、次いで「塾・家庭教師の先生」(20.8%)、「友達」(13.8%)という結果となりました。家族である「親」(8.2%)よりも、「塾・家庭教師の先生」や「友達」と一緒のほうが勉強に集中できるようです。
次に、一番集中できる場所についても質問したところ、1位は「自分の部屋」(28.7%)、2位は「学習塾」(27.8%)、3位は「リビング」(19.9%)となり、先の質問に対する回答通りの結果となっています。リビングなど親の目が届く場所で勉強する子どもは成績が良いといったことが話題となりましたが、今回の結果において子どもたちの感覚としては、親の目より1人きりや塾・家庭教師の先生、友達の目が届く場所のほうが集中できるということです。

2)小中高生にとって効果的な息抜き方法は、「誰かとのコミュニケーション」よりも「食欲・睡眠欲の解消」や「娯楽」

勉強の合間にすると、勉強を再開した際に集中できる息抜き方法はどれかを聞いたところ、「お菓子を食べる」(42.5%)が最も多く、次いで「寝る」(34.7%)、「テレビを見る」(33.7%)という結果となりました。
「友達とのLINE」や「友達や家族との会話」といった誰かとコミュニケーションを取ることよりも、食欲や睡眠欲を解消することや、テレビを見るといった娯楽が上位になっています。

3)小中高生が勉強で使用するもの1位、中高生は「書籍(参考書・教科書)」、小学生は「パソコン」

授業以外で勉強する時よく使用するものでは、「書籍(参考書・教科書)」(56.4%)が最も多く、次いで、「パソコン」(53.6%)、「スマートフォン」(26.1%)という結果となりました。
学校種別で1位を見てみると、中高生は「書籍(参考書・教科書)」であるのに対し、小学生は「パソコン」(55.0%)となっています。また、トップ3に中高生は「スマートフォン」が入っていますが、小学生は「スマートフォン」ではなく「タブレット端末」が入っています。
勉強におけるITの活用は、デジタルネイティブ世代の中でも年齢によって違いが表れていることがわかりました。

4)「紙教材」より「デジタル教材」のほうが勉強しやすい、中学生の半数、小学生は7割

「紙教材」と「デジタル教材」では、どちらが勉強しやすいと思うか質問したところ、「紙教材」(49.3%)と「デジタル教材」(48.6%)が、ほぼ半数ずつという結果となりました。
しかし、学校種別に見ると、「デジタル教材」との回答が、小学生では7割、中学生も半数以上という結果となりました。高校生では「紙教材」が約7割となっているものの、勉強においてデジタルの浸透のタイミングが早かったと思われる年齢の低い子どもほど、紙教材よりデジタル教材が選ばれる傾向にあるようです。

5)親に勉強を教えてもらうことが「ある」、小学生は8割強、中学生も半数以上

親に勉強を教えてもらうことはあるか聞いたところ、「ある」が54.2%と、半数以上であることがわかりました。
学校種別で見ると、親に勉強を教えてもらうことが「ある」と回答したのは、小学生が8割強、中学生が5割強、高校生が3割弱と、やはり学習内容が高度化していくとともに親に教えてもらう割合は減少しています。

6)小中高生が評価!親は勉強の先生として100点満点中「71」点

親に勉強を教えてもらうことが「ある」と回答した小中高生に対し、勉強を教えてくれる先生として親を評価するとしたら、100点満点中何点になるか聞いたところ、平均74.7点という結果になりました。全体で74.7点と7割を超える評価を受けており、親は勉強の先生として及第点を得ていると言えそうです。また、学校種別では、小学校では79.8点、中学校は72.8点、高校は71.9点という結果でした。

7)勉強に関して親に最も望むコト、「口出ししないで」

勉強に関して、親にしてほしいことが何か聞いたところ、「勉強に口を出さないでほしい」が44.6%で最も高く、次いで「成績が上がったら、ごほうびをくれる約束をしてほしい」(43.7%)、「もっと勉強しやすい環境を作ってほしい」(30.0%)という結果になりました。親としては子どもがきちんと勉強しているのか心配で、ついつい口出ししてしまいたくなりがちですが、子どもは口出ししてほしくない、という気持ちが強いようです。口を出さず、遠くからきちんと子どもに目を配りたいものです。

8)勉強を教えてほしい芸能人トップ3は、「櫻井翔(嵐)」・「北川景子」・「小島よしお」

小中高生に勉強を教えてほしい芸能人を聞いたところ、トップ3は「櫻井翔(嵐)」さん、「北川景子」さん、「小島よしお」さんという結果になりました。櫻井さんは2013年の同質問において男性部門トップでしたが、アイドルで報道キャスターも務める櫻井さんに教えてほしいという小中高生は依然として多いようです。加えて2位の「北川景子」さん、3位の「小島よしお」さんと、トップ3は高学歴な方が占めました。


【調査概要】
調査名    :小中高生の勉強に関する意識調査
調査方法  :クラウド型学習システム「すらら」のログイン画面にて回答を得た
調査対象  :小学4年生から高校3年生までの男女
調査期間  :2014年12月19日~2015年1月20日
有効回答数:659名<男子:57.8%・女子:42.2%、小学生:9.1%・中学生:71.3%・高校生:19.6%>

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[すららネット]
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