女性の家計簿に関する調査 

2014年12月25日
BearTailは、20代~50代の家計簿を付けている女性275名、家計簿を付けていない女性275名の計550名を対象に「女性の家計簿に関する調査2014年12月」を実施。調査期間は2014年12月19日~22日。調査方法はインターネット調査。

【調査結果概要】

・家計簿を付けている女性は40.4%
 現在家計簿を付けていない人の50.5%が過去に家計簿の利用経験有り
・59.6%が「増税してから貯蓄を意識し始めた」と回答
・家計簿を付け始めてからの変化を感じた人は67.3%、金銭感覚の変化が最も多く42.2%
・家計簿アプリ利用女性の不満は、「OCR(自動認識)※3の低精度」と「ジャンル分けの煩わしさ」
・家計簿を付けている女性、付けていない女性に比べて「貯金額」、「世帯年収」に100万円の差
 貯金額:家計簿を付けている女性372万円、付けていない女性266万円
 世帯年収:家計簿を付けている女性677万円、付けていない女性570万円
・家計簿続けている女性の家計簿を続けるポイントは「細かいことは気にしない」
・貯金の目的は、家計簿付けている・付けていないに関わらず「老後のため」

※1 貯金額の平均額は各金額範囲の中間値を基に計算。1,000万円以上は1,025万円で計算。
※2 世帯年収の平均額は各金額範囲の中間値を基に計算。3,000万円以上は3,100万円で計算。
※3 OCRとは、光学文字認識(Optical Character Recognition)。スマートフォンのカメラなどで読み取った文書画像を解析し文字データを抽出し、電子テキスト化すること。

【調査結果】

■家計簿を付けている女性は40.4%
 現在家計簿を付けていない人の50.5%が過去に家計簿の利用経験有り

家計簿を付けている女性を抽出する事前調査にて、20歳以上の女性2,169人に家計簿を付けているかを質問したところ、家計簿を付けている女性は40.4%でした。
家計簿を付けていない女性(N=275)を対象に、過去、家計簿を付けていたかを質問したところ、50.5%が過去に家計簿を付けていたことがわかりました。

■59.6%が「増税してから貯蓄を意識し始めた」と回答

家計簿を付けている女性(N=275)を対象に、「消費税が増税してから貯蓄を意識し始めましたか?」と質問したところ、「意識し始めた」と回答した人が24.0%、「やや意識し始めた」と回答した人が35.6%と合わせて59.6%が「増税してから貯蓄を意識し始めた」と回答しました。

■家計簿を付け始めてからの変化を感じた人は67.3%、金銭感覚の変化が最も多く42.2%

家計簿を付けている女性(N=275)を対象に、家計簿を付けてから何か変化はありましたか?と質問したところ、67.3%が変化を感じていることがわかりました。
家計簿を付けてから変化があったと回答した67.3%(N=185)を対象に、どのような変化があったか質問したところ、「金銭感覚が変わった」が42.2%で1位、「無駄遣いが減って節約上手になった」が35.7%で2位、「口座残高が常に把握できるようになった」が34.6%で3位という結果となりました。

■家計簿アプリ利用女性の不満は、「OCR(自動認識)の低精度」と「ジャンル分けの煩わしさ」

家計簿を付けている女性(N=275)を対象に、どのようにして家計簿を管理しているかを質問したところ、「ノート・手帳・メモ帳の家計簿」が29.5%と最も多く、次いで「市販の紙の家計簿」が22.2%、「家計簿アプリ」が18.9%という結果となりました。

家計簿アプリを利用し、不満点があると回答した人(N=46)を対象に、家計簿アプリの不満点について質問したところ、「レシートをカメラで撮影した時の自動認識精度が低い」と回答した人が60.9%と圧倒的に多く、次いで「ジャンル分け(費目)がしづらい」と回答した人が45.7%、「手入力が面倒」と回答した人が37.0%という結果となり、家計簿アプリのOCRの低精度について最も不満に感じていることがわかりました。

■家計簿を付けている女性、付けていない女性に比べて「貯金額」、「世帯年収」に100万円の差
 貯金額:家計簿を付けている女性372万円、付けていない女性266万円
 世帯年収:家計簿を付けている女性677万円、付けていない女性570万円

家計簿を付けている女性を対象に、貯金額(無回答を除くN=212)と世帯年収額(無回答を除くN=231)について聞いたところ、貯金額は平均372万円、世帯年収額は平均677万円でした。
家計簿を付けていない女性を対象に、同様に、貯金額(無回答を除くN=214)と世帯年収額(無回答を除くN=222)について聞いたところ、貯金額は平均266万円、世帯年収額は平均570万円と、家計簿を付けていない女性に比べて貯金額、世帯年収額に約100万円の差が開く結果になりました。

■家計簿続けている女性の家計簿を続けるポイントは「細かいことは気にしない」

家計簿を付けている女性(N=275)を対象に、「家計簿はどうしたら続けられると思いますか?」と質問したところ、「金額や内容を簡単に入力できる」が52.7%、「細かいことは気にしない」が36.7%、「ジャンル分け(費目)がわかりやすい」が35.6%という結果となりました。

現在家計簿を付けていないが過去に付けていたことがあると回答した人(N=139)を対象に、同様の質問をしたところ、「金額や内容を簡単に入力できる」が52.5%、「計算を自動でしてくれる」が48.2%、「自動で内容や金額を入力してくれる」が40.3%という結果となり、家計簿を付けている女性と付けていない女性の違いでは、家計簿を付けている女性の方が「細かいことは気にしない」傾向にあることがわかりました。

■貯金の目的は、家計簿付けている・付けていないに関わらず「老後のため」

家計簿を付けている女性かつ貯金をしている人(N=208)を対象に、貯金の目的について質問したところ、「老後のため」が34.1%、「利用用途は決めず貯めている」が26.4%、「旅行に行くため」が12.0%でした。

家計簿を付けていない女性かつ貯金をしている人(N=194)を対象に、同様の質問をしたところ、「老後のため」が32.0%、「利用用途は決めず貯めている」が26.3%、「子どものため」が15.5%と、家計簿を付けている女性、付けていない女性に限らず、貯金の目的は「老後のため」がトップとなりました。


【調査概要】
調査名    :「女性の家計簿に関する調査2014年12月」
調査対象:20歳以上の女性550人(家計簿を付けている女性275人、家計簿を付けていない女性275人)
調査期間:2014年12月19日~12月22日

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