管理栄養士の「転職に関する意識調査」 

2014年12月25日
エス・エム・エスは、運営する管理栄養士/栄養士向けコミュニティサイト「エイチエ」が、同サイトの会員(管理栄養士の資格保有者)向けに「転職に関する意識調査」を実施。

その結果、アンケートに回答した管理栄養士の3人に 2 人が転職を考えており、常に転職を考えている人
も 4 割を越えるということがわかりました。また、別の設問では、管理栄養士という専門性の高い仕事が職場で理解されず、雑用に追われている現状に不満を抱えているということも明らかになりました。医療費の増加が社会問題となっている昨今、予防医療の観点からも管理栄養⼠の活躍は不可欠です。管理栄養士をより活かしていくためには、社会として、その仕事への理解が急務であると考えられます。

【調査の背景】
管理栄養士は、各職場に 1 人しかいないことが多いため、職場環境・仕事内容について相談し合える仲間が少ないのが現状です。そのため、「エイチエ」にも就職や転職に関する相談コメントが日々続々と集まっています。そこで、管理栄養士の方々の、キャリアに関する思い、職場での悩み・不満を明らかにするために、「転職に関する意識調査」を実施。

【調査結果の概要】※一部抜粋

・3人に 2 人は転職予備軍であり、4割強は転職を“常に”考えている
「1 年のうち転職を考える時期」について質問したところ、67.9%の人が 1 年のうち 1 度は転職を考えているということが明らかになりました。また、43.4%の人が「常に考えている」と回答しています。

・現職への不満は「上司」、「サービス残業」、「雑用」
現職への不満として最も多く挙げられたのが、「上司への不満」で 18.8%。次いで「給与に反映されない超過勤務が多い(13.9%)」、「業務以外の雑用が多い(13.3%)」がつづきます。労働環境の悪さに加えて、管理栄養⼠の仕事が職場で理解されず、専門性を活かせない雑用に多くの時間を取られてしまうことへの不満が浮き彫りになりました。

・転職を思いとどまったのは、「希望条件に合致する転職先が見つからなかった」から
転職予備軍が多い一方で、52.3%の人が「転職を思いとどまったことがある」と回答しております。その理由は、「希望条件に合致する転職先がみつからなかった」が 45.1%で最も多く、転職を考えるものの、希望する職場を見つけられずに、半ばあきらめて現職にとどまる人が多いのが現状です。


【調査の概要】
・調査対象者: 管理栄養士/栄養士向けコミュニティサイト「エイチエ」会員で、「管理栄養士」の資格を有している20-59 歳の男女
・調査地域: 全国
・サンプル構成: 男性 9 名、女性 165 名
・調査方法: インターネット調査
・調査期間: 2014 年 11 月 20 日 〜 2014 年 11 月 27 日(計 8 日間)

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[エス・エム・エス]
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