薬、薬局に関する実態調査2014 

2014年12月22日
「漢方デスク」を展開する漢方デスクは、全国の男女を対象に薬、薬局に関する調査を行いました。今回の調査は、2014年12月12日から12月14日までの3日間、漢方デスクを利用している全国の20代~60代の男女349人を対象に行いました。

その結果、薬を普段から服用している方は、「毎日飲んでいる」という回答が最も多く、飲み慣れている薬に症状緩和を期待していることが分かりました。一方、服用しない方は、薬に頼らない方法で治したいと考えている方が多く、服用に関して積極的な方とネガティブな方との傾向が二極化していることが明らかになりました。
このような現状を踏まえ、「街の健康ステーション」としての薬局の役割やサービスを再定義することが急務であると考えます。

【調査結果】

■普段から薬を飲んでいると回答した方が過半数
最初に「普段から薬を購入して飲んでいますか?」と聞いたところ、「飲んでいる(55%)」、「飲んでいない(45%)」という結果となり、飲んでいると回答した方が過半数となりました。

■薬を服用しない理由として、「飲む以外の方法で治したい」方が多数
次に「Q1で飲まないと回答した方にお聞きします。薬を飲まない理由は次のうちどれですか?(複数回答可)」に対し、「薬を飲む以外の方法で治したい(45人)」と回答した方が最も多く、薬以外の方法で困っている症状を軽減したいニーズが高いことが分かりました。次に「依存しそうだから」、「副作用が心配だから」と続きました。

■普段から薬を服用する方の頻度は「毎日」
「Q1で飲むと回答した方にお聞きします。どのくらいの頻度で薬を飲みますか?(複数回答可)」という質問には、「毎日(95人)」回答した方が圧倒的に多く、毎日常用している傾向が明らかになりました。

■薬局などでの薬の購入は「風邪薬」と「解熱鎮痛剤」が大多数
「Q1でと飲むと回答した方にお聞きします。薬局・薬店・ドラッグストアで常備薬として購入している飲み薬はありますか。医療用医薬品(医師に処方せんをもらい薬剤師に調剤してもらう医薬品)を含めずにお答えください (複数回答可)」という質問では、「風邪薬(53人)」、「解熱鎮痛剤(48人)」と回答した方が多く、続いて「漢方薬(43人)」、「胃腸薬(42人)」という結果でした。

■薬には、効き目•完治の早さを重視。成分やメーカーを気にしている方は少数派
「Q1で飲むと回答した方にお聞きします。薬局で購入する飲み薬に求める効果は次のうちどれですか?(複数回答可)」に対しては、「効き目•完治の早さ(122人)」と回答した人が最も多く、「安心感(69人)」、「値段(50人)」と続きました。「成分(25人)」や「メーカー(6人)」を重視している方は、少数派であることが分かりました。

■薬は「普段飲んでいるもの」を選択する傾向
「Q1で飲むと回答した方にお聞きします。薬局で購入する飲み薬を選ぶ際に何を重視していますか?(複数回答可)」と質問したところ、「普段飲んでいる薬(76人)」を選ぶ人が最も多く、続いて「医師や薬剤師のすすめ(72人)」を重視する方も多数いました。

■薬は副作用と眠たくなることが心配な方が多数
また「Q1で飲むと回答した方にお聞きします。薬を飲む時に困ったことがありますか。(複数回答可)」という質問では、「副作用が心配(52人)」、「眠たくなることがある(42人)」と回答する方が多い結果となりました。

■薬に関する相談は「漢方薬について」が人気
次に「専門医や薬剤師に薬について相談するとしたら、どのようなことを相談したいですか?(複数回答可)」という質問では、「漢方薬について(163人)」、「薬の飲み合わせについて(137人)」という回答が圧倒的な人気を集め、漢方に対するニーズの高さが見られました。

■医薬品のインターネット販売についてポジティブな方が4割以上
「医薬品のインターネット販売についてどう思いますか?」という質問に対しては、「分からない(31%)」が最も多く、続いて「どちらかといえば利用したい(27%)」という結果となり、医薬品のインターネット販売についてポジティブな考えも持っている方が多いことが分かりました。

■医薬品のインターネット販売は、情報公開と安全性に対する信頼度が鍵
続いて「医薬品のインターネット販売に関してどのような情報が欲しいですか?(複数回答可)」という質問にでは、「選ぶ際のしっかりとした基準(178人)」、「本物かどうかの安全性•信頼性の明記(168人)」という回答が多く、インターネット販売では自らの判断で購入することが求められるため、しっかりとした情報公開と安全性に対する信頼度がポイントとなりそうです。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2014年12月12日~2014年12月14日
地域:全国
対象者:「漢方デスク」利用者 (年齢構成19歳以下3%、20-34歳37 %、35-49歳48 %、50-64歳10 %、65歳以上1%)
有効回答数:349

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[漢方デスク]
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