年賀状にみる年収と出世に関する調査 

2014年12月11日
トレンド総研は、年賀状に関する調査の第1弾として、プライベートシーンにおける年賀状について調べた、「年賀状に関する調査レポート第1弾 ~年賀状にみる夫婦関係~」を発表しました。

第2弾では、ビジネスシーンでの年賀状にみる年収・出世の実態について、20代から50代までの会社員・男女500名を対象に、アンケート調査を行いました。社内の人宛てに送る年賀状を対象に、年賀状を送っている人と送っていない人でどのような差があるかを検証。

【調査結果サマリー】

◆ 年賀状を送っている人の方が、送っていない人より平均年収が140 万円も高い

◆ 部下・後輩からの年賀状に上司・先輩世代の約7 割が好印象を抱くと回答


【調査結果】

■ 年賀状を送っている人と送っていない人の年収差は平均140 万円。出世も早い

まず、社内の人に年賀状を「送っている人」と「送っていない人」に分け、「年収」について比較しました。年賀状を送っている人の平均年収は535 万円なのに対して、送っていない人では395 万円と140 万円もの差がありました。年代別にみると、20 代が33 万、30 代が137 万、40 代が108 万、特に50 代では215 万の差がみられました。あまり年収差が出にくい20 代のうちから差が出始め、ベテランになるとその差は200 万以上も開きがあることが判明。年賀状を送っている人の平均年収は、送っていない人のそれと比べて3.5 割増。年賀状を送る習慣のあるビジネスマンほど、年収が高い傾向にあることが明らかになりました。

この年収の差の裏側には、出世の違いがあるようです。年賀状の送付と役職の有無を見てみると、年賀状を送っている人のうち、役職に就いている人は40%なのに対し、年賀状を送っていない人のうち、役職に就いている人は13%。

その差は3倍以上もありました。こちらも年代別にみてみると、20代から50代まで、各年代で同様の傾向がみられました。 若手の20代でも、ベテランの50代でも、年賀状を出す人は年代や社会人歴にかかわらず出世していると言えます。

こうした結果を受け、「出世スピード」と年賀状の関係について調べると、「自分は昇進・昇格のスピードが早いと思う」と答えた割合は、年賀状を送っている人では65%と半数以上なのに対し、送っていない人では35%と、年賀状を送っている人の方が出世が早い傾向であることが判明しました。
年賀状を社内コミュニケーションツールとして有効活用している人ほど、出世が早い傾向があると言えそうです。

■ 上司・先輩世代の7割が、部下・後輩からの年賀状に好印象

次に、年賀状を受け取る側の印象について調査しました。「部下や後輩から年賀状を受け取った際に、どう思いますか?」と聞くと、「嬉しいと思う」が最も多く42%、次に「印象が良くなると思う」(26%)、「かわいくみえると思う」(11%)と続き、部下・後輩からの年賀状にポジティブな印象を受ける上司・先輩世代は多く、こうした好印象を受けるという人は69%と約7割でした。

そこで、年賀状にまつわるエピソードについて聞いたところ、「年配の先輩に今時珍しいと評価をもらった」(中堅・女性28歳)、「若いのに送ってくるなんて感心すると褒められた」(若手・女性22歳)など、若い世代が年賀状を送ることで好印象を与えた経験を持つ人がいることがわかりました。

ちなみに、年賀状を送っている人のプライベートについて聞くと、「恋人、または配偶者がいる」という人の割合は、76%。一方、送っていない人では56%と大きな差がみられました。特に20代では、年賀状を送っている人で、恋人・配偶者がいる人は78%、送っていない人は49%と、各年代で最も大きな差がみられました。ビジネスシーンで年賀状を送る人は、プライベートシーンでも充実した生活を送っている様子が伺えます。


【調査概要】
調査対象:20代~50代 会社員 500名 (各年代125名ずつ均等割付・男女均等割付)
 ※社員50名以上の会社に所属している方(経営者は除く)
調査期間:2014年11月10日(月)~2014年11月11日(火)
調査方法:インターネット調査
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[トレンド総研]
 マイページ TOP