年賀状に関する調査 

2014年12月04日
ネオマーケティングは、今までに年賀状をもらったことのある10歳以上70歳未満の男女600人を対象に「もらって嬉しい年賀状・もらって嬉しくない年賀状」をテーマにしたインターネットリサーチを実施。

【調査結果】

■もらって嬉しい年賀状、もらって嬉しくない年賀状に関する調査サマリー

もらって嬉しい年賀状ともらって嬉しくない年賀状の比較をするとそれぞれ真逆となるランキングとなっています。嬉しい年賀状では手書きのメッセージがある年賀状が最も多く、手書きのメッセージがないと嬉しくない年賀状であることが判明しました。
次いで、送り主の近況がわかる年賀状が嬉しく、「あけおめ」「ことよろ」などの近況がわからない年賀状が嬉しくないと回答されています。また、嬉しい年賀状の3位は家族の写真がのっている年賀状、嬉しくない年賀状は送り主の写真ではなく、子どものみの写真の年賀状となっています。送り主の近況が伝わる写真や手書きのメッセージが嬉しい年賀状の秘訣と言えそうです。今年の年賀状の参考にしてみてはいかがでしょうか。

■もらって嬉しくない年賀状 ランキング別に理由をピックアップ!

第1位 全面印字で手書きのメッセージがない(224票)
・とりあえず出して来たと感じる。(43歳男性)
・ダイレクトメールみたいだから。(53歳女性)
・大量に刷られたうちの一枚という印象があるから。(32歳女性)
・生きていることしか、わからないから。(52歳男性)
・一言でも、欲しい。(19歳女性)
・せめて宛名くらいは手書きしてほしいため。(47歳男性)
・惰性的に出しているように思うから。(60歳男性)
・自分で考えた文ならまだ良いが、印刷の見本と全く変わらないような文章の時。(69歳男性)
・なんとなく社交辞令感が満載 (29歳男性)
・面白くない。下手でも手書きが嬉しい! (64歳女性)

全面印刷で手書きのメッセージがない年賀状を嬉しくない理由は、心がこもっていない、義務的だと感じるといった回答が多く、中には「読む気がしない」、「それならば出さない方がいいと思う」など厳しい意見もありました。

第2位 「あけおめ」「ことよろ」などとしか書いていない(124票)
・心がこもっていない気がする。(19歳男性)
・新年の挨拶なのでちゃんとして欲しい。(34歳女性)
・ありきたりでみんなに同じことを書いている感じだから。(20歳女性)
・せめて年賀状はきちんとした言葉で書いてほしい。(42歳女性)
・誠意が感じられないから。(64歳女性)
・年賀状は礼儀のひとつだと思うから。(61歳男性)
・手抜きな感じがして、それならメールでもらった方がいい。(46歳女性)

「あけおめ」「ことよろ」などとしか書いていない年賀状を嬉しくないと思う理由は、手抜きだと思う、失礼だと思うなどの意見が多く集まりました。新年のあいさつは誠意を持って正しい日本語で。という方が年代問わず多くいることがわかりました。目上の方に年賀状を出す際は気を付けるべきですね。

第3位 子どもの写真のみ(108票)
・家族が増えたことは喜ばしいことだが、子どもとは面識が無い場合は嬉しくない。(18歳女性)
・子どもが嫌いなので。(30歳女性)
・皆に子どもがいるとは限らないので、少し配慮してほしいと思ってしまう。(45歳女性)
・子どもの近況よりも本人の近況を知りたい。(28歳男性)
・一度も会ったことのない子どもの写真を送られてもなぁ~という感じ。 (47歳男性)

子どもの写真のみを嬉しくないと回答した方に対して理由をお聞きしたところ、女性からの厳しい意見が多く集まりました。子どもが好きではない方や、知らない子どもを見ても反応のしようがないという方が多いようです。また、お子様がいらっしゃらない方に対し、考慮も必要と言えそうです。

第4位 自慢話が書かれている(96票)
第5位 私製はがきの年賀状(お年玉がついてない)(57票)
第6位 最近の近況が書かれていない (56票)
第7位 嬉しくなかった年賀状はない(43票)
第8位 家族の写真がのっている(24票)
第9位 そろそろ結婚? みたいなことが書いてある(23票)
第10位 どんな年賀状でも嬉しくない(7票)

■もらって嬉しい年賀状 ランキング別に理由をピックアップ!

1位 手書きのメッセージがある(390票)
・時間を使って、私宛のメッセージを書いてくれたことが嬉しいから。(55歳女性)
・頑張って作っている感じがするから。(18歳男性)
・ちゃんとその人用に書いたものだと思うから。(29歳男性)
・相手に対する気遣いを感じることができるため。(47歳男性)
・一行でいいからその人の個性を感じたい。(56歳男性)

手書きのメッセージがある年賀状が嬉しい理由は、気持ちがこもっていると思うから、その人の気持ちが伝わるからといった意見が多く挙げられました。また、年賀状印刷ソフトの普及から、全面印刷のみの年賀状が多くなったこともひとつの要因と言えるのではないでしょうか。

2位 最近の近況が書かれている(330票)
・あまり会わない人との唯一の接点だったりするから。(18歳男性)
・離れている友達が多いので近況のことが書いてあると嬉しいです。(29歳女性)
・遠方に住んでいる友人とは会う機会がないので。(41歳女性)
・普段会うことがないので元気そうな近況を知らせてもらうと嬉しい。(65歳女性)

最近の近況が書かれている年賀状を嬉しい理由は、遠方に住んでいるから、会う機会がないからといった回答が多かったです。年賀状のみでの付き合いという方も多いのではないでしょうか。

3位 家族の写真がのっている(75票)
・子どものみの写真を贈られても、申し訳ないけれど何も感じない。 家族全員で撮ったものを送ってほしい。(41歳女性)
・離れている友達の家族の姿を見られるのはとても嬉しいです。(29歳女性)
・仕事関係の人だと、プライベートの様子が分かると新鮮だし、長い間会っていない友人だと、現在の様子が分かって嬉しい。(41歳女性)
・おばさん変わってないなぁとか、友人は背が伸びたなぁとか。 現在の姿を見る事ができて、とても嬉しかった。(36歳女性)

家族の写真がのっている年賀状が理由は、なかなか会えない方の近況が一目でわかるという点にありそうです。仕事の関係の方のプライベートな一面の写真や遠距離に住む親類の笑顔の写真は年賀状ならではだと言えるのではないでしょうか。

4位 どんな年賀状でも嬉しい (70票)
5位 子どもの写真のみ (10票)

■もらって嬉しくない年賀状 年代別ランキング

もらって嬉しくなかった年賀状の最も多い回答は「全面印字で手書きのメッセージがない」となり224票となりました。もらって嬉しい年賀状では「手書きのメッセージが書かれている」が第1位となりましたが、その反対で、嬉しくなかった年賀状では「全面印字で手書きのメッセージがない」が第1位となりました。また、その他として「広告目的の年賀状」や「交流を持ちたくない人から来る年賀状」などが挙げられました。また、「どんな年賀状でも嬉しい」と回答した方もおり、年始のあいさつをメールで簡単に済ませることもできる昨今、年賀状を書いてくれるだけで嬉しいと感じているようです。

■もらって嬉しい年賀状 年代別ランキング

嬉しかった年賀状をお聞きしたところ、全体で最も多い回答は「手書きのメッセージが書かれている」で390票となりました。次いで「最近の近状が書かれている」330票となり、「家族の写真がのっている」の75票を大きく引き離す結果となっています。年代で比較をしてみると、10代から40代は「手書きのメッセージがある」が最も多く回答されており、50代は「手書きのメッセージがある」と「最近の近状が書かれている」が67票で同率となりました。しかし、60代は「最近の近状が書かれている」が73票で最も嬉しいと思う方が多いようです。50代、60代は手書きの年賀状が当たり前となっており、嬉しいと思わないのかもしれません。

■今年は何枚出す?年代別調査

Q.あなたは今年、年賀状はどのくらいの枚数を出す予定ですか。(数値回答)【n=418】

前問で「年賀状を出す予定である」と回答した方に対し、どのくらいの枚数出す予定であるかをお聞きすると全体では平均44.1枚となりました。最も多くの枚数を出す予定なのは40代で、平均枚数は52.1枚となっています。また、10代は16.9枚、20代は19.6枚となりました。近年、メールやSNSでの年賀メッセージも多く利用されるようになりましたが、それでも年賀状は10枚以上送る予定であることが判明しました。今年の年賀状は、大切な方に心をこめた年賀状を出してみてはいかがでしょうか。


【調査概要】
・調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
・調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、年賀状をもらった経験のある全国の男女10歳以上70歳未満を対象に実施
・有効回答数:600人(10代・20代・30代・40代・50代・60代男女:各50名)
・調査実施日:2014年11月18日(火)~2014年11月19日(水)

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