年末年始に関する調査 

2014年12月03日
楽天リサーチは、『年末年始』に関するインターネット調査を実施。2014年12月29日から2015年1月3日までの期間の予定を伺い、『年末年始』『大晦日』『お正月』のイメージ、『お正月』の楽しみ程度を把握することを目的としました。今回の調査は、11月10日から12日の間、楽天リサーチに登録しているモニター(約230万人)の中から、全国の20代から60代の男性および女性、計1,000人(2013年10月1日現在の人口推計値に準じた「地域×男女×年齢」別割付)を対象に行いました。

【調査結果要約】

□来たる『年末年始』に「予定されている行事」上位3位は、「年賀状を送る」「年越し蕎麦を食べる」「大掃除をする」が7割前後の回答率で、他より高い

□『年末年始』のほとんどの予定について、「京阪神」の回答率は「首都圏」「その他の地域」より高い傾向がみられた

□『年末年始』と聞くと思い浮かぶ物事は、「年賀状」「お正月料理/お節料理」「初詣」が上位で、年代別で回答率に差が目立つ

□『お正月』は『大晦日』より、「明」「嬉しい」「フォーマル」の印象が強い

□『お正月』の「色」は、半数が「赤・白(50%)」の組み合わせを選んだ

□「小学生のころ」に、『お正月』を楽しみにしていた割合が約9割と非常に高い

□年代と共に、『お正月』を楽しみにしている程度が低くなっている


【調査結果】

■来たる『年末年始』に「予定されている行事」上位3位は、「年賀状を送る」「年越し蕎麦を食べる」「大掃除をする」が7割前後の回答率で、他より高い
『年末年始』(2014年12月29日から2015年1月3日までの期間)の予定を聞いたところ、ほぼ全ての項目において8割以上の予定が11月中旬までの時点で決められているようであった。
「予定されている」ことをみると、「年賀状を送る(72%)」「年越し蕎麦を食べる(68%)」「大掃除をする(67%)」が上位3位を占めている。また、「お節料理を食べる(61%)」「親戚・家族と集まる(51%)」もこれらに続いて回答率が高かった。
逆に、「初日の出を見にいく(77%)」「「年始」は仕事をする(75%)」「福袋を購入する(71%)」などは、予定していない回答者が7割を超えている。

■『年末年始』のほとんどの予定について、「京阪神」の回答率は「首都圏」「その他の地域」より高い傾向
『年末年始』の予定を地域別でみると、「京阪神」と「首都圏」「その他の地域」に違いが観察された。
「京阪神」では、特に「お節料理を食べる」「親戚・家族と集まる」「家族と忘年会をする」「年越し蕎麦を食べる」の行事について回答率が他の地域より高い傾向である。

『年末年始』の予定が性別・年代別で差違は次の通り。
「男性」は「同僚・友達と忘年会をする」に対して、「女性」は「大掃除をする」「お節料理を食べる」「年賀メールを送る」「お節料理を作る」が高い傾向である。
年代別に回答率をみると、「20代」は「実家に帰る」「同僚・友達と忘年会をする」「年賀メールを送る」「福袋を購入する」「初日の出を見にいく」、「30代」は「親戚・家族と集まる」」「近くの神社に初詣に行く」「実家に帰る」「年賀メールを送る」、「50代」は「年賀状を送る」、「60代」は「年賀状を送る」「お節料理を食べる」「お節料理を作る」が高い傾向である。

■『年末年始』と聞くと思い浮かぶ物事は、「年賀状」「正月料理/お節料理」「初詣」が上位で、年代別で回答率に差が目立つ
『年末年始』から連想される物事の回答率は、28項目中「全体」で、「年賀状(41%)」が最も高く、次いで「正月料理/お節料理(32%)」「初詣(27%)」が上位3位を占めている。
「20代」での回答率は、「初詣」「紅白歌合戦」が最も高く、「餅(もち)」も他の年代よりも高い傾向であるのに対して、「60代」は「年賀状」「正月料理/お節料理」「駅伝」を思い浮かぶ割合が多い。また、「40代」は「お年玉」、50代は「正月料理/お節料理」の回答率が相対的に高い傾向である。

■『お正月』は『大晦日』より、「明」「嬉しい」「フォーマル」の印象が強い
10対義語の回答率を上位5位でみると、『大晦日』は「特別(67%)」「伝統(55%)」「楽しい(52%)」「明(49%)」「嬉しい(45%)」、『お正月』は「特別(70%)」「明(66%)」「嬉しい(56%)」「楽しい(56%)」「伝統(54%)」で、イメージが類似している。
 このように『大晦日』と『お正月』のイメージは似ているが、『お正月』の方が「明」「嬉しい」「フォーマル」と回答される割合が多い。

■『お正月』の「色」は、半数が「赤・白(50%)」の組み合わせを選択
8色パレートから『お正月』のイメージを表す「色」は「赤・白(50%)」の2色の同時選択が半数以上の割合で最も多く、次いで「赤のみ(10%)」「白のみ(8%)」で上位3位を占める。「赤」や「白」の組み合わせの色が合計7割を占めている。

【赤・白】
・日本国旗と同様に初日の出みたいに明るく過ごしたいので(男性、60代)
・紅白は喜びごとだから(女性、40代)

【赤のみ】
・初日の出(男性、40代)
・町中が赤いものが多いから(女性、40代)

【白のみ】
・雪、餅、神聖なもののイメージだから(女性、20代)
・一からのスタートだから白紙の状態(男性、60代)

【赤・緑】
・緑は門松のイメージ。赤はおめでたい時に使用することが多いため(女性、40代)
・松や竹に雪の白さ(男性、60代)

■「小学生のころ」に、『お正月』を楽しみにしていた割合が約9割と非常に多い
他方、「現在」について、約5割が、『お正月』を楽しみにしていると回答。「現在」では「とても楽しみ」が12%まで減り、「どちらともいえない」の回答者が35%に増えている。

■年代と共に、『お正月』を楽しみにしている程度が低くなっている
「現在」、『お正月』を楽しみにしている程度が年代と共に低くなる傾向が観察される。
「とても楽しみ+やや楽しみ」の合計は「20代」で6割を、「30代」で5割を超えているのに対し、「50代」「60代」では約4割まで下がっている。

【20代】
・小学生の頃は、実家でおせち料理を食べたり、お年玉をもらったり、祖父母の家へ遊びに行ったりと特別なイベントがあった。しかし現在は、親元を離れて婚約者と暮らしており、年末年始も仕事があるし、おせち料理を作ることもないし、お年玉をもらうこともなく、お正月も普段と大して変わらない。(女性)
・「小学生のころ」はイベントの感覚だったが、「現在」は挨拶回りなどの仕事の感覚に近いから。(男性)

【30代】
・お年玉をもらう方からあげる方になったので。(男性)
・子供の頃はお年玉をもらえたり、美味しいものが食べたりするイメージですが、今では掃除や挨拶ごとなどしなくてはいけないものも増え、楽しいことだけではなくなりました。(女性)

【40代】
・町全体が正月という特別な日だったが、現在ではお店も普通に開いていて通常の日々と変わりがない。(男性)
・年を取るとそんな風に感じるから。(女性)

【50代】
・お正月の準備があるかないかの違い。(女性)
・小学生のころ=1.お年玉 2.親戚の家でおおぜい集まって遊んだ。今は、親戚との付き合いも疎遠になった。(女性)

【60代】
・現在は家の用事もあり、休み明けの仕事のことなど考えると気が重くなるため。(男性)
・子供の頃は、家に親戚まで集まり大勢で新年を迎えた。晴れ着、お年玉、羽根つきと楽しみが一杯あった。(女性)


【調査概要】
調査エリア  :全国
調査対象者  :20代から60代 男性および女性
回収サンプル数:1,000サンプル(2013年10月1日の「地域別×男女別×年齢別」人口推計値に準じ)
調査期間   :2014年11月10日から12日の間
調査実施機関 :楽天リサ-チ株式会社

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