鍋とコミュニケーションに関する意識調査(20代~60代女性対象) 

2013年01月17日
エバラ食品工業は、最盛期における鍋の実態を調べるため、20 代~60 代の女性 1500 名を対象として、「鍋とコミュニケーションに関する意識調査」を実施。

【調査結果ダイジェスト】

1.2012 年 9 月~11 月で鍋料理を食べた回数は、平均「5.6 回」。
 鍋料理が好きな人は 2 日に 1 回が鍋の日!? 3 か月間で 50 回食べているとの回答も。

2.去年と比べて鍋料理が増えた理由、若年層では鍋を通じた“コミュニケーション”を重視の傾向。
 一方、年代が上がるにつれて“ヘルシーさ”に関心。

3.鍋料理を今後食べる予定の頻度は「週 1~2 回」と半数近い 44.9%が回答。
 鍋料理を家でしか食べない人が半数以上。

4.鍋料理を作るのは、「温まりたい時」や「家族が集まる時」など、家族と心身ともに温まりたい時。

5.家族が集まった時に家で食べる食事は「鍋料理」が 66.8%で圧倒的。
 特に関西では 8 割近くが回答。年代別では、20 代の鍋食率が最も高い。

6.半数以上の女性が、鍋料理の食事時間は普段の食事より平均「37.1 分」長くなると回答。
 特に関西では長くなる傾向が強く、冬の天気図同様「西高東低」の傾向。

7.冬シーズン以外にも鍋料理を食べる人は 8 割。
 真夏でも 1 割以上が鍋を食べる!特に、30 代、中部・九州エリアで高めの結果に。

8. この冬の初体験鍋は「キムチ鍋」!韓国系鍋に注目!!

【調査結果】

1.2012 年 9 月~11 月で鍋料理を食べた回数は、平均「5.6 回」。
 鍋料理が好きな人は 2 日に 1 回が鍋の日!? 3 か月間で 50 回食べているとの回答も。


2012 年 9 月から 11 月の期間で鍋料理を食べた回数を聞いたところ、平均で「5.6 回」食べたという結果になりました。最高では、3 か月の期間で「50 回」食べたという回答も見られ、2 日に 1 回以上鍋料理を食べている人もいるようです。
また、鍋料理を食べる回数を昨年の同時期と比較すると、「変わらない」が最も多かったものの、休日では「鍋料理がとても増えた」・「鍋料理がやや増えた」合わせて 33.6%となり、「鍋料理がやや減った」・「鍋料理がとても減った」の合計 6.5%を大幅に上回る結果となりました。平日より鍋料理が増えたと回答した人が多くいた休日を年代別でみると、鍋料理を食べた回数が増えたと回答した 20 代は 37.8%となり、他の年代より多くなりました。

2.去年と比べて鍋料理が増えた理由、若年層では鍋を通じた“コミュニケーション”を重視の傾向。
 一方、年代が上がるにつれて“ヘルシーさ”に関心。


鍋料理を食べる回数が増えた主な理由としては、「野菜が多く摂取できるから」が 65.7%と最も多く、「調理時間が短くて済むから」(55.7%)や「栄養バランスがいいから」(40.4%)といった回答も多くみられました。
20 代・30 代の若年層では年代が上の層より、「家族が揃うことが増えたから」・「人と一緒に食べる時間が作ることができるから」など、家族や知人・友人と鍋を食べることでの“コミュニケーション”を重視している傾向が見受けられます。一方で、年代が上がるにつれて、「野菜が多く摂取できるから」・「栄養バランスがいいから」といった鍋料理のヘルシーさを挙げる割合が増えていることがわかりました。

3.鍋料理を今後食べる予定の頻度は「週 1~2 回」と半数近い 44.9%が回答。
 鍋料理を家でしか食べない人が半数以上。


この冬、2012 年 12 月初旬から 2013 年 3 月までにどのくらいの頻度で鍋料理を食べる予定かと聞いたところ、「週 1~2 回」が 44.9%で半数近くなりました。続いて、「2 週に 1 回」(33.1%)、「月 1 回」(11.9%)の順で多くなりました。ほぼ半数の人はこの冬、週に 1 度は鍋を食べると思うと回答しました。

また、鍋料理を食べる場所として、家で鍋料理を食べる割合と外食する割合を聞いたところ、家食(中食):外食を「10:0」と答えた人が 53.6%、「9:1」と回答した人は 27.7%となり、ほとんどの人が鍋料理は家で食べていることがわかりました。また、年齢が上がるにつれて、鍋料理は家でしか食べないという人の割合が多くなる傾向が見受けられました。

4.鍋料理を作るのは、「温まりたい時」や「家族が集まる時」など、家族と心身ともに温まりたい時。

鍋料理を作ろうと思うのは、「温まりたい時」が 76.3%で約 8 割の人が回答しました。続いて「鍋料理に合う具材がある時」(55.0%)、「家族が集まる時」(47.8%)となりました。心身ともに温まりたい時に鍋料理を作りたくなるようです。

5.家族が集まった時に家で食べる食事は「鍋料理」が 66.8%で圧倒的。
 特に関西では 8 割近くが回答。年代別では、20 代の鍋食率が最も高い。


家族が集まった時に家で何を食べることが多いかという質問には、「鍋料理」の回答が圧倒的に多く、66.8%と 3 人に 2 人が回答しました。次に「寿司」が 44.3%、「焼肉」が 39.5%で続きました。
地域別では、関西エリアでは 77.6%が回答しており、他の地域より家族が集まった時に「鍋料理」を食べる傾向が見られました。年代別でみると、20 代では「鍋料理」の回答が他の年代より多くなりました。

また実際に、鍋料理を誰と食べることが多いか聞いたところ、「家族全員」と回答した人が 54.3%で半数以上になり、次に多かったのが「夫と 2 人」で 28.8%でした。夫や子どもだけの時に食べるという回答も多く見受けられましたが、鍋は家族揃って食べることが多いようです。

6.半数以上の女性が、鍋料理の食事時間は普段の食事より平均「37.1 分」長くなると回答。
 特に関西では長くなる傾向が強く、冬の天気図同様「西高東低」の傾向。


鍋料理を食べる時に普段の食事と比べて、食事にかける時間が長くなるか聞いたところ、半数以上の 56.5%が、「長くなると思う」と回答しました。具体的にどのくらい長くなるかの質問では、平均「37.1 分」になり、鍋料理だと食べる時間が普段の食事より 30 分以上長くなるという結果になりました。また、23.4%の人が 1 時間以上長くなると回答し、「2 時間以上」という人も見受けられました。

地域別では、関西エリアの 70.4%の人が「長くなると思う」と回答し、関東エリアの 57.2%と比べると大きな差になっており、冬の天気図同様の「西高東低」になっていることがわかりました。

また、長くなる理由としては、「鍋料理のあとに雑炊などシメを食べるから」(55.5%)と単純に食事の時間が長くなるという回答のほか、「家族みんなで作りながら食べるから」(44.9%)、「会話が弾むから」(32.9%)、「食事が楽しいから」(30.0%)など、鍋料理を通じてコミュニケーションを取るために長くなるとの回答が多くなりました。

7.冬シーズン以外にも鍋料理を食べる人は 8 割。
 真夏でも 1 割以上が鍋を食べる!特に、30 代、中部・九州エリアで高めの結果に。


10~3 月にかけての冬シーズン以外に鍋料理を食べるか聞いたところ、「食べる」と回答した人は 78.7%に達しました。食べる時期では、冬シーズンの前後である「4 月」、「9 月」が特に多くなっておりますが、暑さが厳しい「7 月」、「8 月」も 1 割以上いることがわかりました。
年代別では、7 月と 8 月に鍋料理を食べると回答した割合は 30 代が高い結果となりました。また、地域別では、中部エリアと九州エリアで、真夏に鍋料理を食べる傾向が強いことがわかりました。
また鍋物調味料を、鍋料理以外に「使っている」と回答した人は 21.7%で 2 割になりました。使い方としては、“めんつゆ”や“炒め物”、“煮物の味付け”など鍋料理以外にも工夫して使っていることがうかがえます。

8. この冬の初体験鍋は「キムチ鍋」!韓国系鍋に注目!!

この冬初めて家で食べた鍋料理では、「キムチ鍋」が 12.3%で最も多くなりました。また、スンドゥブ・サムゲタン・ソルロンタンなどの「本格韓国鍋」も上位に挙げられており、近年の韓国ブームを背景に、食事でも韓国系鍋に人気が集まっているようです。他には、「トマト鍋」(9.0%)や「豆乳鍋」(7.6%)などの鍋料理が多く食べられていることがわかりました。


【調査概要】
調査名:鍋とコミュニケーションに関する意識調査
調査方法:WEB モニターによるアンケート
対象:20~60 代女性
実施期間:2012 年 11 月 29 日~12 月 2 日
サンプル数:1500 人

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