鍋に関する意識・実態調査 

2013年10月24日
エバラ食品工業は、2013年の鍋に関するトレンドを把握するため、2013年9月13日(金)~9月17日(火)にかけて、20~69歳の女性800名を対象に、インターネット調査を実施。

【調査結果】

1.鍋は冬に日常的に食べる定番メニューに! 鍋の頻度は、“週1回以上”が6割以上

2.半数以上が、一人鍋経験者!一人鍋は簡単で手軽なメニュー

3.鍋は忙しい女性の強力な助っ人!? 鍋が“楽トク”メニューな3つの理由 「一品で献立が完成」、「簡単」、「ヘルシー」

4.家族で囲む鍋の人気も根強く!鍋を一緒に食べたい相手として6割以上が「家族全員」と回答

5.家族で味の好みに違いが「ある」ことを認識しつつ、家族の好む鍋を選択

6.市販の鍋つゆの利用頻度、「ほぼ毎回利用する」が一番多く もはや市販の鍋つゆ利用は当たり前

7.「手軽」、「おいしい」など市販の鍋つゆに魅力を感じつつ、スープの分量や買い物時に悩みも

8.この冬で初めて食べてみたい鍋料理は、「キムチ鍋」が1位!



【調査結果】

1.鍋は冬に日常的に食べる定番メニューに!
 鍋の頻度は、“週1回以上”が6割以上


この秋冬に、どれくらいの頻度で鍋を食べる予定か聞いたところ、「週に1~2回」が28.8%で一番多くなりました。「ほぼ毎日」(26.0%)、「週3~4回」(8.0%)と回答した人をあわせると62.8%になり、6割以上が頻繁に鍋を食べたいと思っていることがわかりました。
前回の2012年11月末の調査で、2012年12月から2013年3月までにどれくらいの頻度で鍋を食べる予定か聞いた際には、「週に1~2回」が最も多く、続いて「2週間に1回」でした。今回の調査では、「ほぼ毎日」が2位にきていることから、昨冬よりも鍋料理が浸透していることがわかります。鍋が冬の特別な食事から、日常的に食べる定番メニューに変わりつつあることが見受けられます。

2.半数以上が、一人鍋経験者!一人鍋は簡単で手軽なメニュー

一人鍋について聞いたところ、半数以上の52.8%の人が一人鍋経験者だということがわかりました。一人鍋の頻度は「1週間に1回くらい」(28.0%)が最も多く、食シーンとしては「平日の夜」(49.1%)に食べる人が多くなっています。次に「平日の昼ごはん」(20.1%)が多く、5人に1人が昼に一人鍋をしており、日常の食シーンに鍋が定着していることがうかがえます。

また、この秋冬に一人鍋をしようと思った理由は、3人に1人が「一人鍋にちょうどよい鍋つゆがあったから」と回答しており、一人用鍋つゆの市場の盛り上がりがうかがえます。

一人鍋のイメージは、「自分の好みの味付けや食材など食べたいものが食べられる」「自分専用なので、落ち着いて食べられる」「家族の食事時間が合わなくても、できたてのものを食べられる」などの肯定的な項目では、7割程度の人が「そう思う」「ややそう思う」と回答しました。また、「抵抗がある」「寂しい気がする」など否定的な項目では、「そう思う」「ややそう思う」は2~3割程度にとどまり、この数値からも一人鍋のイメージは肯定的にとらえられていることがうかがえます。

3.鍋は忙しい女性の強力な助っ人!? 鍋が“楽トク”メニューな3つの理由
「一品で献立が完成」、「簡単」、「ヘルシー」


普段から料理をする人の視点で、鍋料理の魅力について聞いたところ、「何種類も品数を作らなくても、鍋一品で献立が完成する」が63.6%で最も多く、続いて「調理が簡単」(53.3%)、「自分もゆっくり席に座っていられる」(47.4%)という結果になりました。

実際にどんな時に鍋を食べるか、自分一人の時、夫や親がいる時、子どもがいる時などそれぞれのシーンで質問したところ、どのシーンでも「野菜不足を感じた時」と「食事に時間をかけられない時」が多くのポイントを獲得し、どのシーンでも同じ順位になりました。鍋は簡単に栄養を補う料理として普段の食事に取り入れられていることがうかがえます。

また、鍋料理を作ろうと思う理由の上位には、「野菜をたくさん食べたい時」(62.0%)や「体を温めたい時」(58.5%)など身体のことが気になる時と、「家族が集まる時」(48.3%)といった団らんを楽しみたい時という結果になりました。
作り手としては鍋の“簡単さ”が魅力で、食べる側としては、“野菜をたっぷり食べられる”ことを評価しており、鍋料理は食べる人にも作る人にもメリットがある“楽トク”メニューと考えられていることがうかがえます。

4.家族で囲む鍋の人気も根強く!鍋を一緒に食べたい相手として6割以上が「家族全員」と回答

いつも一緒に鍋料理を食べる相手として、「家族全員」が55.6%と半数以上に達しました。
また、一緒に食べたい相手でも「家族全員」は64.6%と6割以上が回答しました。一人鍋経験者は増えつつあるものの、鍋と言えば“家族団らん”メニューとしての認識が根強いことがわかりました。

家族と一緒に食べる理由としては、「バランスのいい食事がとれるから」(58.0%)と「温まるから」(58.0%)が最も多く、続いて「同じ食事をみんなで囲み楽しく食事がとれるから」(49.7%)が挙げられました。健康的な食事を楽しみながら食べられることが家族団らん鍋の大きな魅力のようです。

5.家族で味の好みに違いが「ある」ことを認識しつつ、家族の好む鍋を選択

家族の中で味の好みに違いがあるかという質問に対して、違いが「ある」と回答した人がほぼ半数(51.0%)を占めました。その中で、鍋の味を決める基準は、「家族みんなが好きだから(好きそうだから)」と答える人が48.9%で約半数になりました。鍋を作る女性は、家族の好みの違いを考えながら作っているようです。

6.市販の鍋つゆの利用頻度、「ほぼ毎回利用する」が一番多く もはや市販の鍋つゆ利用は当たり前

市販の鍋つゆの利用頻度について聞いたところ「ほぼ毎回利用する」人が31.9%で、「めったに利用しない」(19.6%)や「今まで利用したことがない」(9.8%)といった、“あまり利用しない”と答えた人の割合より多くなりました。

7.「手軽」、「おいしい」など市販の鍋つゆに魅力を感じつつ、スープの分量や買い物時に悩みも

市販の鍋つゆ利用者は、「手軽だから」や「おいしいから」という理由で買っており、“簡単でおいしい”ところが鍋つゆの大きな魅力となっていることがわかりました。一方で、悩みについては、「スープの量が足りない」、「余る」といった意見とともに、「買い物が大変」や「同じ味で飽きてしまう」といった悩みも上がりました。

<どうして市販の鍋つゆを利用しますか?>
1 位  手軽だから
2 位  おいしいから
3 位  毎回気分によって味を変えられるのがいいから
4 位  家庭では作れない味だから
5 位  料理が得意ではないから

<市販の鍋つゆを利用して鍋料理を作る時の悩みはありますか?>
1 位  スープが足りない
2 位  鍋つゆが重くて買い物が大変
3 位  スープが余ってしまう
4 位  家族が集まらないと作ることができない
5 位  同じ味で飽きてしまう

8.この冬で初めて食べてみたい鍋料理は、「キムチ鍋」が1位!

今までに食べたことがなくて、この秋冬に初めて食べてみたい鍋料理は「キムチ鍋」でした。

キムチ鍋 32.6%
豆乳鍋 23.6%
塩こうじ鍋 20.0%
トマト鍋 19.9%
カレー鍋 19.1%
白湯(パイタン)鍋 18.1%
モツ鍋 17.6%
本格韓国鍋 16.4%
コラーゲン鍋 10.8%
薬膳鍋 7.9%
その他 5.9%


【調査概要】
調査名:鍋に関する意識・実態調査
調査方法:WEBモニターによるアンケート
対象: 20~69歳の女性
実施期間:2013年9月13日(金)~9月17日(火)
サンプル数: 800人(内訳・20代:160 人、30代:160人、40代:160人、50代:160人、60代:160人)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
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