アルバイト・パート 働く意識調査2014 

2014年11月27日
ツナグ・ソリューションズとHRソリューションズは16~66歳の男女6,575人に、求職時の応募から採用に至るまでのプロセスにおいての意識調査を実施。「アルバイト・パート 働く意識調査2014」としてまとめ発表しました。

【調査結果概要】

「応募前にお店を下見」「他社が先に決まったので面接辞退」
応募者対応の内容によって採用率に影響が出る結果に


■ [パート・アルバイトを始めたきっかけ] 「遊ぶお金が欲しい」と「生活費」
「遊ぶお金が欲しい」という回答が全体の35%を占めた一方で、「学費」「年金の不足分」「教育費」といった生活費をまかなうためという回答が合計で3割を超える結果となりました。次いで、「社会とのつながりがほしかったから」という回答も全体の1/6のシェアを占めました。

■ [どれくらいの期間働こうと考えていたか] 「1年未満」が全体の約42%
昨年同様、「3年以上」の回答が最も多くなっていますが(34.1%)、「3ヶ月未満」「3ヶ月以上~6ヶ月未満」「6ヶ月以上~1年未満」という1年未満の回答の合計が約42.1%となり、今年は「3年以上」を上回りました。年代別に見ても、昨年に比べて3年以上の長期で働きたい意向はシェアを落としています。人手不足のマーケットに引っ張られ、正社員・契約社員などの募集が増えたことにより、アルバイト・パートという働き方で長期で働く必然性が低下しているとも考えられます。

■ [応募時に重視する点] 求職者は応募前にお店に足を運んでいる
昨年と同様、全体では「シフトがあう」(昨年2位)と「勤務地が近い」(同1位)がトップ2ですが、順位が逆転しました。また、「実際のお店の雰囲気」「一緒に働く人たちの雰囲気」を選んだ方も多く、2つを合計すると総合ランキングでは「シフトがあう」「勤務地が近い」「時給が高い」についで4位に。求職者は応募前に店舗を下見していることがうかがえます。

■ [応募経路調査] 電話での応募が半数以上
「何を見て、何で応募したか」を聞いたところ、「紙の求人メディアを見て、電話で応募」という回答が37.1%を占めトップ。また、ネットの求人メディアを見ても、ネットから応募せずに電話で応募するという回答者が15.5%おり、合計すると電話で直接応募するという方法が半数以上となり、昨年の合計44%を上回りました。引き続き主な応募手段であることがわかります。

■ [応募経路別 時間帯別応募比率] 日中は求職者は電話で応募する
電話での応募は年代を問わず、「午前中(9~11時台)」が29.5%・「昼間(12~15時台)」が25.3%・「夕方(16~19時台)」が20.0%という結果でした。日中ほぼ万遍なく電話がかかってくるということがわかります。求職者からのコンタクトをきちんと受け付けるということは、採用活動においてないがしろにすることができない一つの要素。きちんと対応できるよう、体制を整えておくこと必要があります。

■ [面接キャンセル] 多くは店舗の対応で改善可能
面接をキャンセルしたことが「ある」と答えたのは15.5%、採用を辞退したことが「ある」と答えたのは20.5%という結果に。理由は、「他社で採用されることが決まったため」がトップとなっています。売り手市場の現在では、応募から採用までのスピードアップが鍵と言えます。また、応募先の「対応に不満」「雰囲気が良くなかった」「面接した後の連絡が遅かったため」といった回答も多く、募集店舗の応募者対応によって採用率の改善が見込めるとも言えそうです。


【調査概要】
調査対象:全国の16~66歳で、現在を含む過去3年以内のパート・アルバイトの経験がある男女6,575名
調査期間:2014/09/26~29
調査概要:ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ツナグ・ソリューションズ]
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