2014年独身男女のお金実態調査 

2014年11月28日
マネーフォワードは、独身の男女2,412名を対象に、お金に関するアンケート調査を実施しました。
調査の結果、男性は女性よりも再婚や晩婚に対してポジティブであることが判明しました。また、女性は結婚相手の年収にこだわるという結果となり、平均年収640万円を結婚相手に希望することが分かりました。食事代やデート代は、「男性がおごる」カップルが未だに主流で、男性がパートナーに使えるお金は月に平均2.4万円という結果になりました。

【調査結果トピックス】

1.男性は再婚に積極的、女性は消極的。女性は歳を重ねると結婚願望が大きく減少。
男性は結婚歴・年齢に関わらず結婚願望が強く、女性は年齢が上がるほど結婚への意欲が低下するほか、結婚歴が1度でもあると結婚願望が大きく低下する事が分かりました。

2.「上カレ」が人気、年上男性・年下女性カップルが主流。パートナーを得るために「何もしていない」人が多数。
パートナーの組み合わせは、年上男性と年下女性が多い事が分かりました。また、パートナーを得るためにしていることとして、「何もしていない」と回答した人が最も多く、「友人に紹介してもらう」「合コンに参加する」などを上回る結果となりました。

3.「食事代は男性が支払う」が主流だが、女性は「おごってもらっている」自覚が少ない。
パートナーのために使える金額は男性が2.4万円で女性の約2倍。
男女ともに、約半数以上が「食事代は男性が支払う」と回答しました。また、パートナーのために使える金額は、女性が月平均1.3万円だったのに対して男性が2.4万円と倍額近くの結果となりました。

4.パートナーに求める年収、男性の半数以上が「特にこだわりなし」。一方、女性の7割以上が相手の年収にこだわり、平均年収640万円を希望。
パートナーに求める年収は、男性は約6割が「特にこだわりなし」と回答したのに対し、女性の約7割が年収にこだわり、さらに平均年収640万円をパートナーに望む事がわかりました。

5.貯金額は男性が女性の約1.5倍、平均646万円お金を貯めている。
貯金額は全体では平均578万円という結果になりました。また、男女別では、女性平均が438万円に対して、男性平均が女性の約1.5倍の646万円という結果になりました。

【調査結果】

1.男性は再婚に積極的、女性は消極的。女性は歳を重ねると結婚願望が大きく減少。

独身男女に結婚願望について質問したところ、「結婚したいと思う」と答えた人の割合は、男女とも年代が上がるとともに減少し、「結婚したいと思わない」と回答した人が増加する結果となった。

〇男性
「結婚したいと思う」人の割合は、30代以上の各世代で女性を上回っている。

〇女性
「結婚したいと思わない」と回答した人が40代以上で男性を大幅に上回る結果となり、50代以上では過半数を占めた。また、30代でも「結婚したいと思う」人の割合は、男性よりも10%も下回る結果となり、結婚したくない女性が増えていることがうかがえる。

同じ質問を「結婚歴」で分析したところ、上記の結果となった。

男性…「結婚したいと思わない」人の割合は離婚を経験してもさほど増減しない。また、結婚歴が複数回ある男性の2人に1人は、まだなお結婚したいと思っている。

女性…1度離婚を経験した女性の結婚願望は、結婚歴なしの人と比べて大きく減少し、「結婚したいと思わない女性が」14%から36%と大きく伸びる。

この結果より、男性は何度でも結婚したいが、女性は再婚に対してかなり消極的であることが分かる。女性側からの熟年離婚が増えていることも原因の一つかもしれない。

2.年上男性・年下女性カップルが主流、パートナーを得るために「何もしていない」人が多数。

お付き合いしているパートナーがいるかどうか質問したところ、「いる」と回答した女性は、20代が6割以上であるのに対し、40代では4割程度と、年代が上がるとともに減少している。

一方男性は、年代にあまり関係なく、全体的に3~4割程度お付き合いしているパートナーがいると答えている。このことから、若い女性から、年上の彼いわゆる「上カレ」が人気であることがうかがえる。

お付き合いしているパートナーがいない人に、パートナーを得るためにどのようなことをしているか質問したところ、男女ともに「何もしていない」「友人に紹介してもらう」「合コンに参加」が上位にランクインした。今もなお知人づてでのパートナー探しが根強く人気である。

4位以下を見てみると、男性はSNSや出会い系サイト、婚活サイトなどのインターネットサービスを利用してパートナーを探している。一方、女性はパーティや習い事などリアルな場でパートナーを探している。また、男女とも「街コン」がランクインしていることも特徴的であった。

3.「食事代は男性が支払う」が主流だが、女性は「おごってもらっている」自覚が少ない。 パートナーのために使える金額は男性が2.4万円で女性の約2倍。

食事代の支払いについて質問したところ、男性の70%近くが「自分が払っている」と回答し、「割り勘」と回答したのはおよそ3割以下となった。一方、女性側の回答を見ると、「男性が支払う」と回答した人は約半数程度であり、割り勘派とさほど変わらない結果となった。

また、「男性が支払う」と回答した人の割合が男性が女性よりも20%高いことから、男性は「自分で払っている」と思っているが、女性は「割り勘」だと感じている割合が高いことも読み取れる。

パートナーのために1ヶ月に払える金額を聞いてみた所、男性の方が女性の2倍弱の金額を払うことができると回答した。

多く支払う理由を聞いてみたところ、「何となく」という回答が1番多い結果となり、その次に「自分の方が稼いでいるから」「自分の方が年上だから」と続いた。

4.パートナーに求める年収、男性の半数以上が「特にこだわりなし」、一方、女性の7割以上が相手の年収にこだわり、平均年収640万円を希望。

パートナーに求める年収は、男女で顕著に異なる結果となった。「特にこだわりはない」と回答した割合は、男性の半数以上の57%だったのに対し、女性はわずか27%にとどまった。また、男性では500万円未満と回答した割合が36%なのに対し、女性は29%が500万円未満を選択した。さらに、男性で500万円以上を選択した割合が7%なのに対し、女性は43%の人が500万円以上の年収を希望している。女性がパートナーに求める年収平均は、640万円という結果になった。共働き家庭が主流になってきている今日でも、お金がある男性と付き合いたい女性が多いことが分かる。

5.男性が女性の約1.5倍、平均646万円お金を貯めている。

独身男女に貯金額を聞いたところ、全体では平均578万円という結果になった。また、男女別では、女性平均が438万円に対して、男性平均が女性の約1.5倍の646万円となった。年代別に見ても、どの年代でも男性の方が女性よりも貯金額が大きく、30代以降では約1.2~1.3倍程の差が生じていることが分かった。これは、男性の方が収入が多い、または女性の方が消費が多いことが原因であると推測される。


【調査概要】
調査期間:2014年8月28日(木)~9月2日(火)
調査対象:マネーフォワードユーザー独身男女2,412名
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査

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